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レイジとハルカ‐俺の小説を書く技術とセンス無さ過ぎ問題、久々に読み返したが、面白い所と意味わからない所が多すぎる件



 この小説は二話目だが、今日は今日だ。

 だが別の俺の時間軸的には、どうやら二年も経っていたらしい。

 俺は複数体の観測端末を同時に操る存在だから、まあそういう事も多くあるのだ。


「まず小説を書く技術が拙い、何を言っているのかよく分からねえよ」


 あれから、二年くらいたったか? 俺は読み返した小説の感想を口にした。


「ハルカだよー、うん、そうだね、レイジの地の文ってゴミ屑みたいだよね」


「まあ、それはしょうがねえだろうがよ。

 てーか、昔の俺って、個性的で面白いけど、糞バカ野郎だな、

 マジで小説を書くセンスが無さ過ぎる、って感じだな」


 おいおい、てーか、この怒りをどう表現したらいいんだ?


「おいハルカ聞け、気持ち悪いんだよ。

 過去の俺が、神作品になりかけたのに、技術や労力が惜しまれて、無かったせいで、神作品を逃したんだぜ?

 もし過去の俺が、もっともっと有能で、面白い作品が作れていたら、

 俺はもっと面白くなれたし、楽しめた、自己愛と自尊心を高められたんだぜ?」


「そんなの知らないよ、なんでハルカに愚痴るのさあー」


「うるせえよ、俺のストレス発散の窓口になりやがれってんだ」


 真っ白な格好で、口を尖らせて神経質そうに怒るハルカが可愛すぎるので、

 まあ、ぶっちゃけ生きているのが現状つらなくなってきた感があるな。


「まあアレだ、俺は俺のもっともっと、効果的に効率的に娯楽を創造して、楽しめるモノが作りたいわけだ」


「無理だと思うよ、レイジの脳味噌ってもう腐ってるでしょ?

 若ハゲのゴミ屑が、面白い小説なんて書ける脳味噌のシナプスを構築できると思えないもん」


 せせら笑って、俺を見下してくれる白い悪魔、小悪魔というには怖すぎる、殺戮姫の名は伊達ではない、

 ちなみに俺は現状、まったく禿げてないわけだが?


「おいハルカ、調子に乗るなよ?」


「うううん?」


「俺はその気になれば、お前みたいなひ弱な女、首をしめて殺したりできるんだぞ?

 この間合いなら、捕まえて、縛り上げるまで、五秒もかからん、

 俺ってパンチングマシンで普通に100とか出すしな、かかってこいよゴミクソ女」


「嫌だよ、レイジって臭いもん、

 ハルカはレイジの事は好きだけど、生理的に男としては醜悪なモノだと思っているからね」


「おい、いよいよ糞女が本領を発揮して、調子に乗りまくってんなぁあ?

 てめえなんて、クソ女が極まって、シャバを普通に歩いていれば、五分に一回犯されるくらいの、

 つまり、普通な場所が生きていけない、完全なる法治国家日本でしか、まともに呼吸もできない、天然記念物クラスのクソ女の分際で、

 糞が、糞が、糞が、マジで調子に乗るなよ、死にてえのか?」


「レイジ、童貞が極まって、超絶可愛い女の子に、そんな歪な感情を向けて、ストレス発散することが最大値の娯楽になってるの?

 本当に可愛そうなレイジ、ハルカが可愛いから、いいこいいこしてあげるね?」


 俺はもう一人の端末、この物語を描く作者の精神を再現したわけだが。


「おいおい、この観測端末、破棄していいか?」


「いやダメでしょ、ハルカは好きだなぁあ?、この凌辱者みたいな、エロゲーの悪役みたいな、変質者みたいな人格、けっこう好感持てるよ?

 なんというか神髄をついてくれるねぇ~

 ハルカ、普段はレイジとか、超絶ストイックな美青年としか関わらないから、こういうゴミみたいな存在と接触する機会無いんだ。

 超絶不細工と超絶美少女が一緒にいて、どうしようもなく諍いが起こる、みたいな?

 私はぶっちゃけ好きすぎるよ、タクミって言うんだっけ? その坊や、お姉ちゃんが身も心もズタボロだろうから、いっぱい甘やかしてあげたいねえぇ~」


「おいおい、いつから俺が超絶ストイックなんて、勘違いしていた? 

 俺は今だって、超かわいいお前をめちゃくちゃにしたいくらいは、思ってるツーに」


「嘘、レイジ、鉄の理性、ヒルダネットワークの懐刀、貴方が女を犯したいとか、およそ欲望の類を持ってるとは思えない、

 それに、そんなあり触れたモノじゃなくても、もっと言えば、レイジはあれでしょ? 博愛主義者だよ」


「はあ? 馬鹿、俺はすべてを殲滅する事しか頭にない、破滅主義者だろうがよ」


 ニヒルにけらけら笑いながら、俺はそんな午後の時間を過ごした。

 それから幾らか経って。


「おい、屑ども、おれが来たぞ」


「いや、くんなよ」


 ハルカはこいつが来るらしいと察して、どっか出歩いていた。


「このおれが来たんだぞ? レイジ、さっさと商業ガンガン売れる小説を書けよ、ゴミ共は俺に滅私奉公する為に生きてるってしらねえ?」


「いや、あんたはもう、まあいいや、

 とりま、俺の膝の上にのって、その可愛い顔を存分に干渉させろよ」


 俺は銀髪で猫耳っぽい髪の毛、赤い瞳が可愛すぎる、いわゆる男の娘の、もう一人の俺の事を抱き寄せて、胸に抱きとめた。


「おいクソ、おれを抱っこするな、甘やかしているつもりか? 虫唾が走るわ、しね」


「うるさい黙れ、お前は俺のモンだろう? モノが所有者の意志に逆らってんじゃねえ」


「あうぅ、、、ごめんなさい、レイジ」


「そうだよ、あんたは、そうやって従順に、俺に従っていればいいんだよ、そうすれば、もっと可愛がってやるよ」


 撫でれば、媚びた猫のような鳴き声をあげて、俺に身をゆだねてきた。

 おおかた、某ネット小説投稿サイトでエッセイでも書いて、気を大きくして俺に逆らおうと決意したのだろうが、

 根本的に絶対的な精神上位者の俺にかなう訳もなく、このざま、雑魚過ぎて俺的に笑うしかないね。

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