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童話シリーズ

ペガサスと少年

作者: 綾小路隼人

 あるところに、羽が片方しかないペガサスがいました。

 羽が片方しかないのでペガサスは空を上手く飛べず、他のペガサスからはいじめられ、仲間外れにされています。

 そんなある日、ペガサスは1人の少年と友達になりました。

 心優しい少年は、友達がいなくて寂しい思いをしているペガサスを飼ってあげる事にしました。


 そんな少年の夢は、雪を見る事です。少年は雪が降らない国で育ったため、生まれてから一度も雪を見た事がありません。

 その話を聞いてペガサスは、雪を見せてあげたくて自分の羽をむしりました。白くて柔らかい羽がフワフワと落ちていき、まるで本物の雪のようです。それを見て少年は喜びました。


 やがて羽は完全に無くなり飛べなくなってしまいましたが、少年の夢を叶える事が出来たのでペガサスは嬉しくなりました。

 少年の方も、自分のために雪がどんなものかを見せてくれたペガサスに心から感謝し、幸せな気持ちになりました。

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― 新着の感想 ―
[一言] これはまるで鶴の恩返しの様な……。 とても温かい素敵なお話でした。 でもなんだか、少し切なくて、冷たい体でお風呂に入った時みたいな気持ちです。 それにしても様々なジャンルのお話を書いていら…
2018/01/11 00:05 退会済み
管理
[良い点] 丁寧な言葉とお互いを思いやる気持ちが伝わってきました。 [一言] 心優しい少年とペガサスのお話に心癒されました。
[良い点] これは…… 献身をテーマにした小説ですね…… その献身が、幸福の結果に導かれたのが……うまく書けない。 よかった……
感想一覧
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