休日
感想で小説の作法がなってないと言われたので少し学びに行ってました。
後、作者の元々脆いメンタルの修復。
いいわけはダメだね。ゴメンなさい。
後、作法に関しては無理でした、開き直ります。まっ、それでも読んでいただけたら幸いです!
「ゴルバドさーん!」
俺達は今、ゴルバドさんの店の前に居る。
今日の朝、父さんも含めた4人で朝御飯を食べているときに父さんから聞いたのだが、俺達が学園に行くのは4日後らしい。
まあ、早く行きたいと言うほどでもないし、ちょうど良い休日と思えば中々良いタイミングだったとも思える。
そんな事を考えている間、店の中からガタゴトと音がしていたのだが、暫くすると店からゴルバドさんが出てきた。
「待たせたな坊主!……と、この前言ってたお仲間達だな?」
「はじめまして。ヘリスと言います」
「ミューナだよ~?」
「今日は2人の採寸に来ました」
「おぉ、よろしくな。とりあえず中に入りな、こんな所で話す事もねえだろ」
そういうとゴルバドさんは直ぐに店に戻っていく。行動が早いな~。
俺達もゴルバドさんの後を追って店の中に入る。
その後はゴルバドも流石プロ。流れるように2人の採寸をし終わるのだが……
「2人とも女だし盾役ってわけじゃねえらしいから、坊主と同じように防具は布とか皮とかの軽い物の方が良いだろう……。
ヘリスだったか?一応魔法も使うらしいし布製にしておくが弓使いらしいから袖が邪魔になりそうだな……。袖を少し狭くするか……それと袖を捲った所に止め金でも着けたりしておけば良い感じになるな。
ミューナ……は大剣を使うらしいから皮製の少ししっかりした防具にしていけば……」
と、一人思考の海に嵌まってしまっていた。
「ゴルバドさーん……」
「いや……これをもう少し短くすれば……」
声をかけても反応が無いっぽいけどこれって待つパターン?
……暫く待ってみるしかないな。
因みに、ゴルバドさんがヘリスの事を言っていた時に、魔法を使うなら布の方が良いと言うのは基本、主要装備には能力付与をするのが一般的なのだが、素材が皮や鉱物なんかよりも、布の方が魔法系の能力付与との親和性というか相性みたいなのが高い傾向にある。
まあ、鉱物でいえばファンタジーで定番のミスリルなんかは布製の中々良いものと遜色無い位魔力系との相性が良い等、例外は結構あるのだが。
っと、ゴルバドさんが思考の海から帰ってきたようだ。
「おお、すまなかったな坊主達。構想が中々定まらなくてな。つい客の前なのに没頭しちまった……って、何してんだ?坊主」
「いえ!気にしないでください軍そ……何でもありません」
しまった!思考の海から帰ってきたなんて考えていたら無意識に敬礼をしてしまっていた!
別にゴルバドさんは戦場から帰ってきたわけじゃないのに……
「?……まあ良い。それより採寸も終わったし、お待ちかねの注文の品のナイフだ。ほれ、坊主」
「ありがとうございます……っ!」
何気なく鑑定してみたら大分良い代物だった!
普通のナイフだと、
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レア度:D-
種類:ナイフ
付与能力:耐久力上昇【小】
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因みに、レア度がかなり高く無いと固有の名前や能力が付く事は殆ど無い。
そして、ゴルバドさんのは、
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レア度:B
種類:ナイフ
付与能力:耐久力上昇【中】
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普通のナイフに比べてかなり凄い……はずだ。基本性能は分からないけど、レア度を見る限り他の店の物とは比べ物にならない。
「これは……」
「おう、これの価値に気付くとは坊主も若いのに中々じゃねぇか。自分で言うのもなんだが、そこら辺の店に負けてねえ自信はあるぜ!」
すいません鑑定使いました……。ちょっと罪悪感が込み上げてきた。
「あっ、そういえば2人の装備って3日後までに作成できますか?」
「あん?まあ、今は他に仕事も入ってねぇし出来る事には出来るが……急ぎか?」
「いえ、4日後に学園に入学するのでそれまでに整えておきたいだけですよ。……あっ、大丈夫ですよ!特待生なんで自由に行動出来るので、ちゃんとリオの事も見ておきますし……そのリオが中々見つからないんですが……」
「ああ、それなら大丈夫だ。リオもこの国の学園に特待生として通ってるらしいぜ?」
「えっ!?」
え?リオって学園に通ってるの?……ますますリオの目的が分からない。
いっそ、本人に直接聞くか?いや、もし黒だとしても絶対はぐらかされて、なおかつ警戒されるな。
「坊主。リオが動くって事はグラスニア帝国が動くって事だ。……黒ならな。
だから、別に監視をして欲しいわけじゃねぇ。事が起きた時にいつでも対処出来る状態であって欲しいってわけだ。
ま、そんな何年もやれってわけじゃねぇ、お前がこの街に居る間だけで良いさ。流石に未来ある年頃のやつを束縛し続けるのも悪いしな」
「わかりました」
そうか、そこまで見守らなくても良かったのか。まあ学園でも会えるらしいし、そういう事なら大丈夫だろう。
というか、リオが強いって言っただけでそこまで俺の強さを信頼されるとは、ゴルバドさんはリオに甘すぎるだろ。
「そろそろ帰りますね」
「そうか、もう昼飯の時間だしな。また来いよ!」
「はい」
そして俺達はゴルバドさんの店を後にする。
「今日はギルドにも行きたいから昼飯はその行き道にでも食べようか」
「分かりました。……ギルドには依頼ですか?」
「経験は積んでおきたいしな、それにミューナは実質戦闘経験は有って無いようなもんだしなぁ」
「竜さん倒したよっ!」
「そういえば、ミューナは私が召喚されるちょっと前に変異種らしき幼竜に止めをさしたらしいですね」
確かに幼竜との戦いでミューナがいなかったら俺も爺やも死んでたはずだけど……。
「でもそれとこれとは別だろ?ミューナが倒したのだって幼竜のブレス中にミューナが顔を蹴ってブレスが暴発したから死んだわけだし。戦績は凄いけどやったことはキックだけだぞ……」
「でも倒したもん!」
ミューナはそう言いながら頬を膨らませる。
元がスライムだったからか、めちゃくちゃ膨らむな。
「確かに倒したのはミューナだけど……」
「む~」
ヤバい、俺の方が正しいはずなのに!押し負けそうになってる!
「まぁまぁ、訓練はやって損はしませんしミューナももっと強くなればアル様が褒めてくれますよ?」
「やるっ!」
おお……流石ヘリスさん。ミューナを一発で懐柔しやがったぜ……。ヘリス!GJだっ!
「まあ、そういう事だし昼飯食ったらギルドに行こうか!」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「ん~~……」
今、俺達はギルドで掲示板という壁に、貼られている依頼表から受ける依頼を探しているわけだが……
「全然良い依頼が無いな……というか依頼その物が少ない」
「そうですね……早朝に貼り出されるので、多分その時間帯に取りに来ないと割の良い依頼は早い者勝ちで無くなって行くんでしょうね」
「ああ……上位ランクの依頼は結構余ってるんだけどなぁ。最低ランクの俺達じゃ受けられないしな……」
少なくともこの国では、依頼――この世界ではクエストでも任務とも言い、あまり呼び方は統一されていないが――を受けるにおいて、『受けて良いのは自分のランク以下まで!』とちゃんと決まっていたりする。自分よりも高いランクの人とパーティーを組んだりしたら別だが、基本は今述べた通りだ。
この国は魔物の被害がそこまで酷くも無いので、冒険者には無茶をさせないように、厳正にランクによる管理をしているらしい。
しかも、魔物による被害が少ないということは強い魔物も少ないということに繋がる。当たり前だが強い魔物程個体毎による被害が大きくなるのだから。
そんな国に高ランクの冒険者は留まらない。結果、上位ランクの依頼が余るわけだ。まさか上位冒険者達も選り好み出来るほど出るとも限らない依頼を待ってまでこの国に居たいと思わないだろう。
「これなんてどうですか?これならミューナでも安全に技術を高められるかと」
ヘリスが依頼を見つけたらしくこちらにトテトテと駆け寄ってくる。
「どんな依頼なんだ?」
「これです。報酬は少ないですが……」
ヘリスが差し出してきた依頼表を受け取る。
――――――――――
【常駐・討伐】
指定難易度:指定無し
討伐目標:ゴブリン
条件:無し
報酬:討伐個体×半銅貨2枚
―――――――――――
おっ、まあまあ良い依頼ではなかろうか?まあ、ゴブリンがどれだけ強いかは知らないが、Gランクでも受けられる時点でそこまで強く無いのだろう。
「経験を金で買うって考えたら、今の俺達にはピッタリだな。流石だなヘリス」
「い、いえ!当然の事です!」
照れているヘリスの破壊力は凄まじいな……。
「どうだ?ミューナ。この依頼を受けるんだが」
「ゴブリ~ン?……美味しい?」
「「美味しく(ない)(ありません)!!」」
「え~……」
ミューナがゴブリンを食べる所……シュール過ぎる。
「というかミューナ。美味しい美味しくない以前に食べて良いかダメかを知るんだ」
「にゃっ!!」
返事は良いのだが……信じるしかないな。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
その後、カウンターで手続きを済ませた俺達は外壁の門に向かった。
「身分証を」
「はい」
門番の人にギルドカードを見せて外に出る。
身分証が無いと外にも出れないのか?この王都にもスラムがあるが、そこの人達は身分証を持ってるのだろうか?
何はともあれ、正式な依頼は今回が初めてなわけだし、頑張っていこう。
初任務がゴブリンとは俺にもテンプレの神が降りてきたのか。
「よし!行こうか!」
ジョブの事もあるし、今日は色々試していこう!
次回からはエタらないようにゆっくり更新していきます‼
……本末転倒?




