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伊400号~日本海軍が作った化け物submarine=知られざる究極の潜水艦~  作者: 佐久間五十六


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思いもしない再会

 「教育長って言ってたけど、何をすりゃあ良いんだ?」

 「最先任の下士官である君には、おやしおに配属になった新人自衛官候補生と曹候補生にここのルールを叩き込んで欲しい。」

 「武蔵坊一佐!?」

 「簡単だろ?」

 「はい。」

 「幹部候補生の方は俺と水野三佐に任せろ。上手く行った暁には、三等海尉にしてやる。」

 「って感じで良いですか?田中海将補?」

 「君の潜水艦だ。好きにしたまえ。」

 「次なる海曹長をまずは育てなくちゃな。」

 「はい。」

 「頼むぞ、教育長!」

 (うわぁ、マジで面倒くせえ。新人下士官と自衛官候補生何人いると思ってんだよ。)

 「返事が無いぞ?」

 「は、はい。多分に漏れずしっかりと任務遂行致します。(武蔵坊一佐のバックには田中海将補がついてるのか。)」

 「本山?お、お前本山ケイジだろ?」

 「一等海曹のくせに生意気だな?つーかお前誰?」

 「同期のよしみじゃねーか。そう固い事いうなよ。横須賀の武山駐屯地で一緒の部屋だったじゃねーか?」

 「平石?お、お前平石リョウマ?」

 「正解。ちゃんと覚えているじゃねーの。お前はすぐ潜水艦乗りに成ったが、俺は違う。丘でずっと警務隊の仕事をしていた。」

 「退屈だったのか?」

 「潜水艦乗りになる夢は捨ててなかった。そんな時に練習潜水艦おやしおの大量募集が決まった。」

 「じゃあ俺がこの艦に居る事も?」

 「あーあ。ここに来るまでにおやしおの新入りは3人の顔を覚えさせられた。武蔵坊一佐、水野三佐、そして本山海曹長。何かあったら教育長の本山海曹長に聞けと教わっている。幹部候補生も、そう言われているらしい。」

 「マジで?つーかお前手伝えよ。」

 「こうやって平石リョウマの無駄口に付き合うのも任務って訳だ。」

 案の定思ったよりは質問しに来る人間は少なかった。他部隊で鍛えられている証しかと思ったが、逆に少し心配になる所であった。

 

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