表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/9

04



 未来に起こる人類滅亡・世界滅亡を防ぐ為に。


 私達、人類存続の会は行動を起こした。


 まず手始めにやるのは、未来の世界で優れた研究者になるであろう人物を救う事。


 手紙によれば、その人物は今日横断歩道を渡っている際に、信号無視で突っ込んできたトラックに撥ねられて死亡する。

 私達はそれを回避しなければならない。


「ふーん、で?」「何がだよ」「本当に起こるのー」「ないないありえない」「ただの暇つぶしでしょー」


 人類存続の会の者達は、現地集合で集まったけれど、みな半信半疑の様子でいた。


 だってそうだろう。


 あまりにも高騰無形な内容、現実味のない予言。

 私達にとってそれは、暇つぶしとなる遊びのネタ以外の何物でもなかったのだから。


「あれ?」「あの子?」「違うでしょー?」「でも、さ。ほら」「手紙に書いてある特徴」「同じだ!」


 その時までは……。


「あ、車」「車じゃなくってトラックでしょ」「どっちだっていいだろ、少し黙ってろ」「信号は青だね」「……って事は?」


 ……って事は、なんて聞かれなくても、その場にいる全員が予想していた。

 これから起こるまさかの可能性の事は。


「突っ込んでくる!」


 結果だけ記しておく。


 私達は死ぬはずだった少年(未来の希望)を助けた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ