表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ワンピース

作者: 神名代洸

その日は風が吹いていた。

二階に住んでいた私は窓辺の風鈴が 静かになったので、風が吹かなくなったのかなと思った。風が心地よかったのに…。


そんな私が窓の外に目をやると 白に可愛い花柄のワンピースを着た半透明な女の子が 風に飛ばされないようにと帽子を手で押さえながら 隣のベランダへと スタスタと歩いて行っているのをまじまじと見てしまった。


隣は 行き止まりなのに。


少女は私には気づいていないようだ。

私は目が点になっていた。

それほどはっきりと見たことはなかったので見間違いかと思ったのだが、どうも違うようだ。

少女は壁に吸い込まれるように消えて行った。正直驚いた。

こんな体験をするなんて思っても見なかったからだ。その体験はその時だけ起きたことでそれ以降不思議なことは起きてない。


一体なんだったのだろうと今でも思う。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ