国)No.44「タイの雨季と乾季」
タイは熱帯季候であり、当然みたいに「雨季」がある———。
タイのそれは、概ね五月から十月末くらいまで続く。
昨今は「地球温暖化」の影響なのか、一度に降る雨の量が年々増えているように思えてならない。
タイの「雨季」はスコールが主で、一日に一回必ずどこかで降る。ほんの一時間程度我慢すれば止むのだけど、その降る量はハンパない。一瞬で道路が冠水する。
(首都バンコクはほぼ海抜0地域なんであっという間に冠水する、おまけに下水道整備が行き届いてないから悲惨だ)
十年以上このスコールを付き合いをしているのだが、私はゴルフに行って雨で帰ってきたってのは今まで一度もないし、よしんば降られてたしても三十分も茶店で待てば止むのだ。だから、タイでは明日のゴルフの天候を心配することは皆無だと言っていいだろう。
前にも書いたが、2011年に起きた「タイ大洪水」の時は四月のはじめくらいから結構な量の雨が降っていた。上流のメコン川あたりはずぶずぶに水を蓄えていたし。おまけに政府のバカ小役人が「ダム放水」のタイミングを怠ったがゆえに二重の水の量が下流へと流れ出して、壊れちまった——ってのが大洪水の原因なのだが……今年もなんだか雨の量が多くて不気味だ。
お願いだから、またバカなことしないでね、と言いたい。
「雨季」があれば「乾季」があるもんだ。
十一月から四月あたりまでがタイに「乾季」。この時期は一滴も雨も降らないって表現して良いくらい、降らない。
そんなですから、「乾季」はバンコクの空気が汚れてるんです。私も最近やっとわかったのですが、「乾季」の時期は喉の調子が悪かったり風邪を引きやすかったりと、空気が乾燥しているのと、排気ガスで空気が汚れていることで色んな悪影響をこの「乾季」の時期、人間に及ぼすのですよ。
「雨季」になると一日に一度は雨が降って空気の汚れを消してくれるのでやっぱり気のせいか喉の調子もいいのです。
初めてタイに赴任される方で喉や呼吸器系が弱い人はこの点押さえて来てくださいませ。知ってると「納得」できますから。
【駐在員心得】
現在は排ガス規制の車がほとんどになったので、昔ほどではないにしてもバンコクの空気はいまだに汚いです。洗濯ものに黒いススが着いてたり黒ずんだり、未だにありますから。喉の嗽薬とか、喉スプレーなんかは結構役に立ちますよ、特に「乾季」の時期には。
んじゃ、今日は、この辺で
|............λ by ピエ太




