表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

83/95

*83 ウワ~ン、私の仕事を取るな~!

尚人が珪に気がついて軽く頭を下げると言った。


「珪さん? 仕事は?」

「相手の都合で急ぎのものがなくなったから、休みを取らされた」

「ああ~、珪さんも働きすぎだよ。あっ、今日は母さんをありがとうございます。帰って来てからずっとパソコンを触っていたでしょう」

「そうなんだよ。止めなかったら、今頃目を回してたんじゃないか」

「それは、監視をご苦労様です」

「・・・おい」


二人で頷きあっているけど、なんか釈然としないぞ。私は!


「まあまあ、母さん。それよりさ、キラの散歩には行ったの」

「まだ行ってない。これから行こうと思っていたのよ」

「じゃあ、俺が行ってくるよ。珪さん、一緒しない?」

「そうだな、体を動かしに行ってくるか」

「え~。私がいくよ」


私がそう言ったら珪に反対をされた。


「今日はやめておけ。キラに体重を掛けられてふらついていただろう」

「なんだよ、それ。母さんはおとなしくして、留守番な」


そう言って尚人と珪は連れ立っていってしまったのでした。


二人がキラの散歩に出かけてしまったので、私はお風呂の掃除をして、夕飯の準備を・・・。


ピンポーン


誰か来たぞ? 玄関に行ったら、ありゃ? 由紀さん?


「退院おめでとう。はい、これ」


由紀さんはタッパーを差し出してきた。受け取りながら首を捻る。


「あのさ、退院して家にいるのよ私」

「うん、わかっているわよ。でも夕飯はまだ作っていないんでしょ」

「作ってないよ。これから作る予定だったの」

「でしょう。だから今日の夕飯で食べてね」

「いや、おかしいでしょ。私が作るから、これはお持ち帰りで」

「え~、池上さんはみどりさんの好意を無にするんだ」

「えっ? みどりさん? まさか!」

「そのまさかよ。じゃあ、渡したからね」

「あー、待って。この代金は」

「ああ、大丈夫よ。この差し入れもお見舞いの内だから。皆で話して順番に作ったのよ。負担が大きくならないように、人数割りしているからね。でも、自分の家の分のついでに作っているから、そんなに負担になってないわよ」

「ちなみに何人で割ったの」

「聞かない方がいいんじゃない。でも一人100円づつしか払ってないと言っておくわ」


・・・聞かなかったことにしよう。うん。


「その方が賢明よ。じゃあ、またね」


由紀さんはさわやかに言って帰って行きました。タッパーの中身は唐揚げです。うん。美味しそうね。なので、冷蔵庫を見てサラダと、野菜たっぷりの豚汁を作るのさ。


・・・違う。作らせて貰えなかったの。帰ってきた夏葉に何を作るのと言われて、豚汁と言ったら包丁を取り上げられました。尚人と珪も戻ってきて、パソコンをこたつのほうに移動させられて私はその前に座らされたのさ。


三人で仲良くワイワイ言いながら、サラダと豚汁作り・・・。いいなあ~。


なのでパソコンを開いてスリープを解除して、書いたお礼小話を送ることにした。作った順番にメッセージを書いて、お礼小話を張り付ける。


一人、二人、三人・・・九人。よし、これでお終い。九人に送るのに約30分かかっちゃった。


まだ、時間があるからお気に入りユーザーさんの活動報告にお邪魔した。えーと、煉様は2回あって更新したもののお知らせで、瀬尾優梨様も2回お知らせ、日下部良介様はバレンタイン企画が始まったお知らせ。

たこす様が・・・なにこれ~。クゥ~、リアルで読みたかった。コメントしたかった~。節分話がかわいいじゃないか。それに今日の朝の投稿のこの話。なんか皆様のコメントがすごいんだけど・・・。

小鳩小鈴様が2回。童話祭りアンケート? それから更新のお知らせね。う~ん。また後で、もう一度読みに来ようかな?


チラリと見たら6時を過ぎていた。まだ三人は仲良く話しながら豚汁作り中?


なので、活動報告にコメントをくれた方にお返事を書いたのよ。


たこす様、うわ~い。ありがとう~。

・・・で、うづき様? おいおい、お前か友よ。バラしていいの? 


それから、メッセージの確認。うわっ。もう3通も。煉様、だからね、早いってば(笑)

日下部さん、おお~、喜んでもらえた~。

もう一度煉様。こちらがお礼への返信。・・・どうしよう。しっぽを振っているワンコの幻が見えるような・・・。うん。気のせい、気のせい。煉様にも喜んでいただけたよん。


ここまで確認したところで、夕食が出来たと呼ばれたの。


旦那も6時30分過ぎに帰ってきて、珪も一緒に夕飯を食べました。

美味しいよ~と言ったら、夏葉が照れくさそうに喜んでいたとも。


夕食の片付けも取り上げられました。そういえば携帯のメールチェックをしていなかったと開いたら・・・なんじゃこりゃ。1、2・・・送った全員からメールの返事が来ていたよ。えーと、中学の友人からは『名前って俺(私)は出るの?』がほとんどか。なので、また纏めて『本名は出さないから、モデルよろ』と打って送った。

他の友人達は全員名前出しOKときた。まあ、漢字を変えるから本人と気づくかどうかよね。まゆみという名前は友人に三人いるしさ。

高校の役員の皆は『退院おめでとう。10日は無理して来なくていいよ』とのこと。


珪が帰るというので、玄関まで皆で見送った。そうそう、「おじさんにありがとうございました。今回は素直に甘えます」と伝言を頼むのを忘れなかった。よし!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ