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*7 入院の支度です

この旦那にはモデルがいるのよ。

私の主人はこんな甘いことはしません!

お昼は旦那が作ってくれました。うちの旦那は土日になるとよく作ってくれます。作るのは、チャーハン、パスタ、オムライス。他にラーメンやそば、うどん。

おかげで私はこれらを作らないの。旦那のやる気を削いじゃいけないもんね~。

別に、これらが旦那のほうが上手いからとか、子供に比べられて旦那のほうが上手いって言われたからじゃないからね!・・・グスン。


午後に病院に持っていくものをバックの中に入れていく。えーと、タオルに下着、パジャマ。タオルもバスタオルとハンドとフェイスと。歯磨き粉に歯ブラシ。箸、コップ、スプーン。えーと、それから・・・。


「お母さん、はい筆箱。ちゃんと鉛筆は削っておいたし、シャープペンと芯と消しゴムは入っているからね。ついでに鉛筆削りも」


娘よ。それは必需品か?


「ノートを忘れてるよ。あと、溜まった本はどれを持っていくんだ」


息子よ。確かに読んでいない本が何冊かあるけど、それ全部って14冊あるんですけど。そんなに持っていけないでしょ。


「じゃあ、まずはどれから読む?その次は?順番決めてくれたら毎日寄るから」


いや、だから、そこまでいいって。


「そうですよ。舞子さんに本を届けるのは私の役目ですからね」


旦那~。息子に張り合うなや~!


「お父さんもお兄ちゃんもずるい。私も毎日顔がみたい~」

「ごめんね。でも私は舞子さんの夫だから」

「仕方ないだろ。たまたま高校に行く途中にあるんだからさ」


私が支度してる横でギャーギャーと言い合う家族をしり目に、私は持っていく本を選んだ。まずは一番最近に購入した瀬尾優梨さんの本。これだけは忘れないようにしないと。次は同じ出版社の方で8、9巻が読めていないもの。それと、魔法・・・の・・・あっ。これも3冊読んでないじゃん。じゃあ、一番古い子で。


「それでいいの?」

「うん。一冊読み終わったら続きを持ってきてね」

「残りは?どれから読みたい」


なので、紙袋に持ってきてほしい順番に重ねておく。


「この上から順によろしく」

「「わかったよ」」


答えて睨み合う旦那と息子でした。


今日の夕食は牡蠣フライとチキンカツ。なんでこれになったんだろう?牡蠣があったから牡蠣フライはいいよ。だけど、なんでチキンカツ?

衣つけを娘と息子が手伝ってくれました。

なんか手持ち無沙汰で、玉ねぎを切ってオニオンスープを作っていたら。


「お母さん、夕飯作りは任せて休んでて」


と、旦那の横に座らされました。そうしたら、旦那が熱いお茶を入れてくれたの。

一口飲んで「熱っ!」

だからね、旦那。そんな熱く入れないでよ。私は猫舌なの!


「ごめんね、舞子さん。口の中やけどしなかった?」


と、頬に手を伸ばしてきましたよ。

えーとね、旦那。そこに息子と娘がいるんですけど。


「ああ、気にしないことだよ。舞子さん」


とニッコリ笑いました。


「お・や・じ。母さんは病人なんだから、手を出すなよ」

「そうよ。あっ、今夜は私がお母さんと一緒に寝る~」

「それは駄目だよ。舞子さんが休まらないでしょう」


いや。この状態で旦那と一緒のほうが休まらない気がするよ。


うんうんと頷く息子と娘でした。


夕飯を食べて眠気に負けてまたひと眠り・・・。

目が覚めて・・・お風呂でのんびり。

出てきて・・・なんか忘れているような?


・・・あっ!まだ投稿予約してない。

もう21時50分過ぎてる。日が変わる前に終わるかな。


よし、気合を入れて!

まずは連載の続き。5話の読み直しをもう一度。・・・あれ?これって出して大丈夫かしら?

・・・いいや。うん。何かリアクションがあってから考えよう!

なので、読み直したら、サクサクと予約します。

・・・前書きも後書きもなし・・・いや~。これには書かないと~。また時間がかかるわ。


もう一つの・・・。長さ的にはこれで投稿できるけど、切りどころが今一なのよね。でも、言葉が浮かばないの。だから退院してから修正することにして、これも予約っと!


次は・・・日下部良介様主催のバレンタイン企画の参加作品。まずは自分のユーザーページにコピーして・・・。

あっ!タイトルどうしよう。考えてなかったわ。紙を用意して・・・。これは「メッセージ」かな。よし、次。これは「本命チョコは・・・」にして保存。で、これは・・・。

はあ~。何とか11作品タイトルがついた~。


次は予約。書いたタイトルの横に投稿する日を書いていく。予約時間は15時にしよう。

では予約、いっきま~す。


・・・こんなにやる事あったっけ?まずは年齢制限の有無。次にジャンル。それから、あらすじにキーワード!企画参加作品の目印のキーワードは忘れずに!

でも・・・これを11作品やれと?・・・そうよ。昼間にやってない私が悪いのよ。


途中で3回ほど睡魔に負けて、グウ~!予約が終わった時には日にちが変わっていました。

さあ、あとは活動報告に、書いて・・・かいて・・・。

ハッ!また寝てた?いかん。急がないと。


顔をパチンと叩き目を覚ます。それからポチポチ・・・。

よし、これでいいね。ではパソコンを閉じよう・・・。

でも、何か忘れているような?


あっ!メール!書いてない。きっと煉様、待っている。

なので、また、ポチポチ・・・。よし、送信!これで良し!


他はないよね。忘れてないよね。

大丈夫だよね?


でも、もうダメ。寝ます。

布団にもぐりこんで、お休みなさ~い。


モデルは息子の同級生の親。

その人は転勤で離れちゃったけど、面白い話をいくつか教えてくれました。


例えば・・・旦那さんは奥さんのことを好きすぎて、休日に昼間っから子供がいようと関係なしにイチャイチャしていたとか。

彼女はその時に6人目を妊娠していたのよね。


今はどうしているのかな~。

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