55 どうしよう・・・何もかも面倒くさくなったかも
めんどくさがりが発動しました~。
・・・これはいつまで続くのか?
電話からキャンの焦ったような声が聞こえてきた。
『えーと、明日ノートを持っていくわね』
「あ~、そのノートは預けるから、無理しない程度に入力しといて」
『いいの? 尚人君が舞に断りもなく持ってきたんでしょ』
「断りはなかったけど、そのノートはもともとキャンに預けるつもりだったから」
『・・・わかったわ。月曜日にはこのノートを渡せるように入力を頑張るから』
「だから、無理はしなくていいから」
『大丈夫よ。入力だけならそんなにかからないから。どうせ投稿前に確認するんでしょ。それなら私は誤字脱字を気にしなくていいわけじゃない』
「まあ、そうなんだけど・・・」
『それにしても大丈夫なの? あんなにそばにいて目を覚まさないなんて、今までなかったわよね』
「えーと、微熱があったせいだと思うけど」
『やだ舞、寝てなさいよ。もっと熱が上がったらどうするのよ』
「だからね、話しをきいてよ。ひと眠りしたら下がったから。今は平熱よ」
『本当に? まあ、いいわ。明日また顔を出すからね』
「わかった。それじゃあね」
『ええ。また、明日』
通話が切れたのを確認して、珪に携帯を渡した。珪はポケットにしまったの。
「本当にあいつは~」
ため息とともにそう一言いう珪。うん、私も同意見さ。
「ありがとうね、珪」
「これくらい何でもないだろう。舞はとにかく休んで早く退院しろよ」
「うん。あっ、そうそう。私さ、来週の金曜までじゃなくて水曜に退院できるかもしれないのよ」
「本当か。それは良かったのか悪いのか」
「えーと、脳梗塞の方はほぼ良くて、他の検査も結果が良好らしいのね。それなら退院を早めようということらしいの」
そう言ったら珪は疑わしそうに私を見てきた。
「で、本当のところは」
「ついでにやる予定の薬の副作用の検証が出来なくなったから、早まった」
「やっぱりか。・・・舞、孝一のことシメておくか」
「あー、止めたげて。反省はしてくれたから」
「・・・じゃあ、あいつらにバラすのは」
「それをしたら孝一が立ち直れなくなると思うから、内緒の方向で!」
「キャンには」
「それも黙っていてよ」
「でも、闘病記を出したらバレるぞ」
「そこはフィクションと言い張るから大丈夫。というより、退院してかなり経った頃に出るんだから、ガタガタ言うなと言っときゃいいでしょ」
そう言ったら珪がふきだした。
「まあ、あいつらも舞には勝てないから、それでいいんじゃないのか」
しばらく珪は笑った後、エレベーターの方に行って降下のボタンを押した。
「じゃあ、帰るよ。多分明日は来ないから」
「わかった。明後日はよろ~」
「任せろとは言えないけど、キャンを焚き付けておくわ」
「うん」
珪がエレベーターに乗ったのを見て、私も部屋に戻ったの。病室に入る時にナースステーションの前の廊下にいるのりちゃんと目が合った。まだ、心配そうに私のことを見ていたので、軽く手を振るのと笑顔を見せて部屋の中へと入って行ったのでした。
そのまま歯磨きをしてから自分のベッドに戻った。軽く闘病日記を書いてすぐにノートを閉じた。それからベッドに横になってふと思った。
あ~、めんどくさい!
どうも私の中の周期が何でもかんでも、めんどくさくなってきたようだ。
というか、本当なら入院したことだし、余計なことを考えないでゆっくりするはずだったのに。そのついでに先生方や看護師さん達に取材して、のちの作品の肥やしにしようと思っていたのに。どうしてこうなった?
ハア~、早く退院して思う存分パソコンを触りたい~!
入院して良かったことはパソコンを触れないから、目を酷使することがなくて、視界が良好になったことよね。
などと、目を瞑って考えていたら、消灯前に眠りに落ちたのでした。
明けて2月4日土曜日。いつもどおりに5時に目が覚めた。・・・いつもどおりではないわね。30分は早いもの。寝るのが早かったから、その分早く目が覚めたようだ。
それにしても、とつい思ってしまう。入院ってすることが本当にない。
・・・当たり前だけどさ。身体を休めることが仕事だってわかっているけど、こう暗いと灯りをつけて本を読んだり、闘病記を書くのも憚られるというか・・・。
わかっているのよ。時間が早いのならもう一度寝ればいいのはね。でも、眠くないし。こういう時って時間が経つのは遅く感じるんだよね。
よし。それなら妄想をして・・・。何のネタの妄想をしよう。えーと、えーと・・・浮かばない。
それなら投稿中の作品の続きを考えることにしようかな。
月光の姫と信望者たち(仮)・・・これ、どうしよう。仮タイトルって意味で(仮)ってつけたけど、そろそろなくてもいいかな。でもなぁ~、取るタイミングが計れないというかなんというか・・・。
あと・・・おかしいな。本当なら信望者編はそろそろクライマックスに行くつもりだったのに~。
実際はセリアちゃんの変革の第一歩を踏み出すところだったよね?
あ~、なんで他のテンプレ物みたいに記憶を思い出したのが、7歳の時でした。今はゲームの始まる年齢です! にしなかったのかな~。
・・・って、そのテンプレが嫌で書き始めたじゃん!




