37 昔のアニメについて語ろう!
さあ、懐かしさ満載のアニメの名前が出てきます。
皆さんはどれだけ知っていますか?
珪とのりちゃんは呆れたように私を見ている。
「ねえ、舞ちゃん。いま言ったアニメ。内容まで覚えているなんて言わないよね」
「完全じゃないけど、あらすじくらいなら言えると思う」
私の言葉に顔を見合わせる2人。
「じぁあ、一番古いアニメの記憶はなんなんだ」
「う~ん、そうねえ~、やっぱり「さるとびえっちゃん」かな?」
「内容は?」
「それがさあ、これはよく覚えていないのよ。えっちゃんが屋根の上をぴょんぴょん飛んでいたシーンを覚えているだけね」
「ちなみにいつやっていたか分かるか?」
「幼稚園のころじゃなかったかな?」
「それが分かるだけでも凄すぎだろ」
「いや、全然。もっとすごい人はいっぱいいるでしょう」
私はそれ以上古いものは詳しくないもの。
「じゃあ、あれは。タイガーマスクとかアタックナンバーワンは」
「タイガーマスクは見てたよ。アタックナンバーワンは・・・もしかしたら再放送で見たのかな?」
「舞ちゃん。じゃあ、ガンダムやヤマトは」
「もちろん、見てた」
「じゃあ名作劇場」
「えーと、アルプスの少女ハイジ、フランダースの犬、赤毛のアン、小公女セーラ、小公子セディ、南の島のフローネ、若草物語、後は・・・ペリーヌ物語!これを忘れちゃいけないぜい!」
珪ががっくりと肩を落とした。
「どうしてそんなにスラスラ出てくるんだよ」
「好きだからに決まっておろう。でもまだ見ていたはずなのにタイトルが思い出せん。・・・くっ、不覚なり」
「それだけ出てくる方がおかしいだろ!」
「おかしかないやい。アニメ好きを舐めるな!」
フンと胸を張った。
「でも、それって小学生の時でしょ。それ以降は何を覚えているの?」
「えーと、年代順じゃなくていいなら・・・あー、待って。小学校の時だけど、海のトリトンは外せないでしょ。えーと、銀河旋風ブライガー、銀河疾風サスライガー、銀河烈風バクシンガーの銀河旋風シリーズ3部作に、もちろん超時空要塞マクロスに、超時空世紀オーガス、超時空騎団サザンクロスの超時空シリーズ3部作。聖戦士ダンバイン、宇宙漂流バイファムとか。あー、あと、女子のものは花の子ルンルン。あっ、待って。あの頃漫画がもとのアニメが増えて・・・、愛してナイト、ときめきトゥナイト、そう、ベルサイユのばらは忘れちゃいけないよね。他には」
「舞、一度止めようか」
「えー、なんで、これからがいいところなんだから」
「いや、もう、腹いっぱいだから!」
・・・まだ言い足りないのに、キャッアイも言ってないし聖闘士星矢だって、それに北斗の拳とか・・・。
「だから、一度やめような」
「本当にすごいね、舞ちゃん」
「だから、のりも煽るな!」
「ほかにも漫画から、はいからさんが通るにスラムダンク、きまぐれオレンジロード、よろしくメカドック、シティーハンター、他に、こどものおもちゃと、ああ、鉄腕アトムやサザエさん、ちびまる子ちゃんは当たり前すぎて言ってない!それと・・・モガモガ」
調子に乗って続けたら、珪に口を塞がれた。
「ちょっと、珪くん。それはないと思うな。こんなでも一応舞ちゃんは人妻よ。そんな気軽に触るのはよくないと思うの」
そう言われて珪はのりちゃんを見て私を見てから手を放した。
でも、のりちゃん何気に酷いと思うの、今の言葉。
「ごめん、舞ちゃん。つい本音が」
「そうだな、舞の態度に問題があるよな」
「どの口がそれを言う!それなら、もうご飯を食べさせてやらん」
「それは嫌だな。舞の飯は上手いし」
いつもの調子で珪と軽口を叩き合ったら、のりちゃんが目を丸くして私達の顔を交互に見た。
「ねえ、仲が良すぎない?というか、珪くん?舞ちゃんにご飯を食べさせてもらっているの?」
「ああ、たまにな。変か?」
「変というか・・・ねえ、珪くん。もちろん奥さんがいるのよね」
「いや、いない」
のりちゃんが珪のことを凝視した。
「なんで?」
「何でって・・・ああっ。タイミングが悪くて結婚できなかったんだよ」
そう珪が言ったらのりちゃんは私の顔を見てきた。
「どうして?・・・どうしてなの?」
「どうしてっていわれてもなぁ~」
「でもね、そうやって並んでいると二人はお似合いに見えるのに、なんで舞ちゃんはご主人と結婚したの?狸に似たご主人より珪くんの方がかっこいいのに。こんなに話だって合うのに」
・・・えーと、どこからツッコめばいいんだろう。
「のりもそう思うだろう。俺の方が舞にお似合いだって」
「うん。そう思う」
「だから、舞。いつでも「いい加減にしろや、珪。のりちゃんの勘違いにのるなー!」
調子に乗ってきた珪におもわず私は言葉をぶんどって叫んだ。のりちゃんはまた目を丸くした。
「えーと、二人は恋人同士だったんじゃないの?」
「違うわい!」
「俺は好きだったけど」
「え~い、紛らわしいこというなや、珪。本気でうちに出禁にするぞ!」
「それは嫌だし、困る。俺、伯父さんに怒られるのやだ」
「だったら、勘違いさせるような発言するなや。出なきゃおじさんに言い付けてやる」
珪を睨みつけたら、珪は肩を竦めてのりちゃんの方をみた。のりちゃんは状況が呑み込めないのか口を開けて私達を見つめていたのだった。




