既読
僕は、友達に手紙を送った
その手紙は、読まれることもなく消し炭にされることを知らずに・・・。
僕は、何回も手紙を送った
無視されてるということ
興味すらなくなってるということ
そんなことは重々承知だ
でも、僕は手紙を送った
いつか、いつか
返事が帰ってくることを信じて・・・。
僕は、毎日毎日、自宅のポストを見ている
空箱だということを知っていても
やっぱり覗いてしまう
そんな僕は、心の奥から願っている
いつか、友達から手紙が来るということを信じて・・・。
今日も僕は、自宅のポストを開けていた。
薄い期待感を背負って。




