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2、分かる私と無の君2

「はあ、疲れた」

 激励会が終わり、冬斗君と共に帰路に着いた。

 もう、怖い。冬斗君怖い。恐らく浅井君が思っていることとはまた別の意味で怖い。あの後も何度も鋭い棘を飛ばしまくっていた。合唱コンクールの話をしていた時はまだ何となく内容が読めたからガード出来たけれど、その後は無理だった。私の壁を華麗に追い越してみんなにグサグサ刺さっていた。何度か私の体も同時に貫通されてしまった(でも今考えたら冬斗君も刺さってなかった? 自虐してなかった?)。

 だけど、冬斗君の声が大きくなってきててそれは良かった。やっぱり声大きい方が良い!

「よくあそこまで言えるね。自分にも帰って来てるのに」

「ん、何のこと」

「強いなお主……」

「何が」

 ほんと、なんとも言えん。

「思ったんだけど、せめて疑問文とその他を分けてくれない?」

「……分かれてないの」

「気付いて無かったんかい! 恐ろしいくらいに棒読みだよ。まず疑問文を作ろう」

「分かった」

『ちなみに言うと納得してないよ』

 なんか最近ネジの解析が早いな。まだ私聞いてすら居ないのに。

“丁寧にどうも。でもどっから話しかけてるの?”

『それはご想像にお任せします』

“いや普通に言えよそのくらい”

「まあ納得いってないのは分かったから、取り敢えず練習するよ」

「え、……うん」

 とは言ったものの、どう教えれば良いんだろう? あれ? 私何気に「感情思い出させる!」的なことを言っておいて、これ結構難しいのではないか?

 私は頭の中でカレーを作るようにぐるぐる回転させて(カレーを作るみたいって回転速度遅くね?)疑問を表す方法を考えた。浮かぶのは二つ位か。

「まずさ、疑問を持ったときに少し首傾げてみてよ!」

「こう」

 冬斗君は首を傾げた。

「お〜そんな感じそんな感じ! まあなんかぎこちないけど」

 何というか、首をかしげる時ってそんな高速で綺麗に四十五度曲げるものだっけ? 何というか、どこかの自称完璧人間の振り付けみたいになってる。

「じゃあ次! 最後の音を持ち上げて」

「どういうこと」

「それ! 何と言うか全部抑揚ないから疑問文が疑問文に聞こえないんだよね。だから最後の音を上げるの」

「イグザンポー」

 冬斗君そういうノリするんだ。意外。

「例えか、なになになのぉ? みたいな感じ」

 わかりやすくするために最後の音を伸ばしめにして説明した。

「こんな感じい?」

「あ、ちょっと近づいた! ただ最後伸ばしたのはわかりやすくする為であってやらんでもいいよ」

「こんな感じ?」

「あそう! できるじゃん! そうそう、そうしたらまだ疑問文に聞こえる!」

「なら良かった」

 こっちは思ったよりすんなりしっくりくるものができた。後はこの真顔を何とかするだけか。音だけで聞いたら疑問文に聞こえるけれど、顔と一緒に見たらあら不思議! 疑問に思っているように見え無いわっ!

 おえっ!

『おえっ』

 私と一緒にネジが吐いたような声を出した。

“あんたまで吐くなよ”

『だってキモいんだもん』

“それは自分でも思ったけど。”

「これから疑問があるときはその言い方意識してやってね!」

「分かった」

 これで少しは親近感が湧く感じになるだろう。

「ねねねねねねねね、ね!」

 いきなり後ろから八重ちゃんが追いかけてきた。猛特急で、自転車で。

「わーっ!」

 私と冬斗君の間に道が生まれた。怖いなもう! 無理矢理モーゼじゃん! 何だよ無理矢理モーゼって!

「自転車見つかったんだ。良かったね」

 八重ちゃんは自転車をどこに止めたか分からなくなり、ずっと探していた。気を遣ってか「先に帰って良いよ!」と言われ、みんなお言葉に甘えて先に帰っていた。ってその前に、

「怖い! 危ない! 気を付けて!」

「ごめんごめん! 優樹に言っておきたいことがあってさ!」

 冬斗君とは打ち解けてたから普通にやるけど、高校入ってから冬斗君以外の人に初めて声をあらげてしまった。今更我に帰って恥ずかしい。

「何どうしたの?」

「いや、その……ごめん!」

 ? 何に対して何故謝られているんだろう?

「私さ、普通にピアノ出来るんだよね、ずっとやってたし」

「えそうなの?」

 クラスにピアノを弾ける人が私しかいないって言われたからしょうがなく引き受けたけど、八重ちゃんも出来たのか。でも何で嘘なんかついたんだろう?

「うん、私さ、こう言う時いつも伴奏者やらされててずっと嫌でさ。クラシック好きだからあんまり伴奏のピアノ好きじゃなかったし」

「そうなんだ」

「でもさ、指揮はずっと興味あったんだ! みんなで作る演奏を一人で牛耳るってかっこよくない?」

 何となく言いたいことはわかるけれど言い方凄いな。

「だからやってみたくて嘘ついちゃったんだ。そのせいで伴奏押し付けちゃってごめん!」

「そうなんだ、別に良いよ! 八重ちゃんの指揮のおかげで色々上手くやっていけそうだし」

「僕はそんんんんんんんん」

 コイツ良い加減にしろよ。一体何回口を塞がせるんだ!

「ありがと! それだけ! 轢きかけてごめんまた明日!」

 めっちゃ無理矢理言葉詰め込んだな。

「うんまたね」

「バイバイ」

「あそうだ! 私優樹の伴奏好きだよ!」

「! ありがと!」

 私にお世辞を言った後すぐに走り去ってしまった。

「なんかちょっと嬉しそうだね」

「うん。お世辞だとしても褒められたら嬉しいね」

「何でお世辞って決めつけるの」

「喋り方」

 戻ってる戻ってる。

「あ、えっと、決めつけるの?」

 まあぎこちないけれど良いだろう。褒めてつかわす。

「なんか、自分が納得してないと褒め言葉がお世辞にしか聞こえないってだけだよ」

「なるほど」

 納得しているように聞こえない。


「じゃあこれで練習終わるか。本番まで休憩〜」

 遂に合唱コンクール当日の朝練。私たちの演奏がどんな感じかというと、意外と悪くなかった。こう言う時は基本あんまり良く無いよー、今日どうしよーってなるものだけれど、そんなことはなかった。

 特に、男子がなかなかのスピードでレベルを底上げしていき、そのおかげでかなりかっこいいものになった。

 やっぱり八重ちゃんは凄い(人の評価凄いしか言えねー。語彙力無!)。彼女の的確な意見のおかげで、かなり綺麗に出来上がったと思う。八重ちゃん! 君はMVPだ!

 ほんと、普通に入賞できる気がするな、私の伴奏さえあと何とかなれば。

 はっきり言ってあんまり私の伴奏は良くなかった。楽譜通り弾き過ぎてつまらない。そして最後の方の階段のように動くところが本当にうまく弾けない。はぁ、どうしよう。

「冬斗! 今日はがんばろうな!」

「うん」

「小宮〜コイツ何考えてる?」

『普通にやる気に満ちてるよ』

「普通にやる気に満ちてるよ!」

「そっか! それなら良かった! じゃあまた後でな!」

 なんかクラスメイトにとって『冬斗君と話したあとに感情を私に聞く』と言うのが定着化した。何なんだ? これ。まあ、私からやるって言ったことだから別に良いんだけれども。あと、ネジも慣れて来たのかめっちゃテンポ良く返すようになってきた。変な慣れ。

『まんま言ったね』

「考え事しながらだから」

『あっそ』

 あ普通に声に出してネジと話してしまった。でもみんなそれぞれで話すのに夢中になっていて聞こえてなさそうだし、まあ大丈夫か。

 本番に向けて練習しないと。そうだ!

「冬斗君! この後付き合って!」

「分かった?」

 ん〜前々から何度も思ってたけど、絶妙に間違ってるんだよな〜。直させた方が良いかな? ……面白いからこのままで良いや。

「じゃあ行こ!」

 あれ? 何かデート誘ってるみたいじゃないか? もう良いや(私妥協し過ぎじゃない?)。行動に関して考え出したらキリが無くなる。

「ちなみに僕は何に付き合えばいいの?」

 あ、良い感じの疑問文になったー。

「伴奏の練習」

「え? 伴奏の練習するの? それだったら私も一緒に指揮の練習させて!」

 八重ちゃんが乗っかってきた。あそうだ、八重ちゃんピアノやってたんだった。一緒にやってもらって意見を貰った方がいいかもしれない。

「うん! 是非是非!」


「じゃあさ、冬斗君は一回私たちのパフォーマンス見てから感想言ってくれない?」

「分かった」

 教室を離れ、私達は音楽室へ行った。朝だし、吹奏楽部とかが何かしてたりするのかな〜と思ったけれど、どうやら別の教室を使っているらしく先生に言ったらすぐに使わせてくれた。

 ここの音楽室良いよな〜。特別広いと言うわけでは無いんだけど、音が綺麗だし! そして何より、ここ、ピアノがスタウィンウェイという……。どんだけ金持ちなんだ? こういうのって大抵日本製のものが置かれているものだと思ってたし何なら日本製のでも結構良いものあるんだけど、流石に凄いの置き過ぎでしょ。

 っておいおい、私はピアノの評論をしに来たんじゃない。この最高級のピアノを弾きに来たんだ(何か違う感じするけどまいっか)!

「優樹、いける?」

「うん。大丈夫」

「じゃあ行くね」

 八重ちゃんは「さん、しっ」と式を降り始め、それに合わせて私は指を走らせ始めた。

 八重ちゃんの指揮はとても綺麗だ。曲調に合わせて細かく振方を変えてあって、まるで動きだけで音楽をしているみたいだ(あながちその通りなんだけど)。それに比べて、私のピアノはお世辞にも良いとは言えない。特に一番気になるのは“感情の無さ”だ。リズムを間違えている訳ではない。音量も楽譜通りやっている。ただし何故か弾いててつまらない。音無しで音楽をしている八重ちゃんとは正反対に、音を使っているのに全く音楽になっていない気がする。

「ふぅさてぇ、客観的に見てどうだった冬斗君?」

 あ、考え事をしているうちに演奏が終了してしまった。あ〜あ、またあんまり面白味の無いまま終わっちゃった。

「まず平さんは、曲に乗ってきた時にテンポを崩しがちな気がする。楽しくなってってるのかもしれないけどもう少し理性保って」

「はーい」

 冬斗君も本当に意見が的確だ。もしかしてだけど音楽やってたんじゃ? もしかしてだけどピアノ私より上手いんじゃ!

「そして小宮さん」

「ん、あ、はい」

「普通に上手いよ」

「お世辞いらん」

「お世辞じゃない」

 なんかテンポ感良いな。

 というか、なんで意味も無いのに嘘つくんだよ。はぁ、冬斗君なら嘘つかずに私の演奏を酷評してくれると思ってたのに。

「演奏はうまいけど何か、何と言うか、何て言えば良いんだろう」

 私の演奏の酷評の仕方に悩んで疑問文の作り方忘れてる。

「なんか悩みながら弾いてる感する」

 何その言い方、JK語みたい。

「悩んでる?」

「あ〜確かに。それ分かる」

 八重ちゃんも冬斗君の意見に同調した。

「なんか優樹の演奏結構良い感じなのに、ずっとこれじゃ駄目! て言い聞かせちゃってる気がする。もっと自分に自信持って演奏して!」

「これ良い感じなの?」

 全くもってそうとは思えない。こんなヤバいの、

「いい? 優樹。音楽ってさ、演奏者と聞き手で結構聞こえ方変わるんだよ。そして判断するのは演奏者じゃなくて聞き手。だからさ、聞き手の私達の意見を信じて! 優樹の演奏はすっごい良い。自信持って大丈夫」

「でもテンんんんんんんんんんんんんんんんんんん」

 何か冬斗君が言おうとしていた気がするけど八重ちゃんが冬斗君の口を塞いだ。八重ちゃんも一ヶ月くらい経って冬斗君の扱いを覚えてきたか。

「テンポに関しては私が何とかするから大丈夫。あそうだよ! もしさ、自分の演奏に自信持てなくなったら私を見て。私を信じて」

 八重ちゃんかっこい。王子様みたい。こんなかっこいい人になりたいな〜。はぁ、何考えてんだよ。今考えることはそのことじゃ無い。

「分かった。よろしくね!」

「うん!」

「じゃあまあ、結構良くなったと言うことで終了して教室戻るか!」

「うん!」

「いや、いっんんんんんんんんんん」

 冬斗君の口が再度塞がれた。私と八重ちゃんの二人の手によって。せっかくいい気分になったんだからこの空気を壊すような発言しようとするな!

「冬斗君もうわざとやってるでしょ絶対」

 私もそう思う。


 合コン(ゴウコンと読んだそこの君、君は心が汚れてるよ。しっかり汚い心を洗い流しな! 私誰に言ってるの?)本番直前。緊張はしていない。ただ足が少し震えているだけだ。私って貧乏ゆすり嫌いなんだけど、してるみたいになってる。なんかヤダ。

 今は私達の一つ前のクラスが歌ってる。「あなたへ」だ。え良いな、あれまだ伴奏簡単だし普通に弾いてて楽しいんだよね。私もしたい。

 あ、終わった。次私たちの番だ。

「小宮さん」

「わっ!」

「そろそろ僕の出現に慣れて欲しいんだけど」

 やはりどれだけ経っても冬斗君のいきなりの声かけにはびっくりしてしまう。

「あ、で何?」

「あうん」

 冬斗君が少し固まった。なんで?

「ピアノ、楽しんでね」

 ……凄いな。なんか、激励の仕方わかってる。なんか落ち着いてきたな。そうだ。楽しまなくちゃ。

「わかった。楽しむ!」

「うん」

「次は、一年七組の発表です。曲は……」

「来たね」

「うん。行こう!」

 今まで色々な音楽の本番に出場してきたけれど、ここまでウキウキしながら壇上に登るのは初めてな気がする。楽しめか。そういえば、楽しんで演奏するってあんまりしたことないな。実績ばかり求めてた。もう、今日はいいや。クラスの賞も、伴奏者賞も、どうでもいい。

 私はお辞儀をしてピアノ椅子に座り、椅子の高さを調節した。

 鍵盤を眺める。うわー、ボロい、白黒の鍵盤から茶色い木が見えている。まあ、いっか。ボロボロでも音さえ鳴れば何とかなる。

 八重ちゃんが腕を上げて私に視線を向ける。そろそろ始まる。楽しみだ。


「ありがとうございました」

 あれ? いつの間にか終わっちゃった! というか立ってお辞儀しなきゃ!

 立ち上がり、八重ちゃんに合わせてお辞儀をする。そして、クラスのみんなと一緒にステージから降りた。

「小宮さん、よかったね」

「冬斗君、私の演奏良かったの?」

 冬斗君が私に声をかけて褒めてくれた。けれど、自分がどんな演奏をしたのかを覚えていないせいでうまく喜べない。

「珍しく驚かなかったね。放心状態?」

「あれ? 確かに。冬斗君が話しかけたのに全く驚かないなんて凄い」

「なんか色々失礼。そんなに楽しかったの?」

 冬斗君のうまくなった疑問を聞いて納得した。そうか、

「うん! そうかも!」

 私、楽しんだんだ! だから、時間が短くて、あっという間に終わっちゃったんだ!

「よかったね」

“ねねネジ! どっかに居ない?”

『いるよ』

“冬斗君どんな感じ?”

『どんな感じって、少し呆れながら喜んでるよ』

「ふふっ、よかった!」

「何が?」

 冬斗君が尋ねてきた。本当に疑問文うまくなったな。あとは特殊パターンを覚えるだけだ!

「言わない!」


「ということで、金賞アンド指揮者賞アンド伴奏者賞おめでとー!」

 ということで結果はこの通りだった。全ての賞を総なめすることに成功イエーイ。

「おめでと優樹!」

「ありがと! 八重ちゃんこそおめでと!」

 まさか賞なんてどうでも良いとか考えてたのに、普通に取ってしまうとは。いつもピアノのコンクールとかでは取れないのに……。

「ありがと! やっぱり私たち才能の塊なのかもね!」

「いや、八重ちゃんが天才だから私もうまく弾けたんだよ」

「天才についていけるのも天才だよ」

 天才ってところは否定しないんだ……。でもやっぱりカッコいい! 思想がカッコいい! 私はあなた様に一生ついていきやすぜ!

「二人ともおめでとう」

 冬斗君も私達を褒めに来てくれた。

「最後の最後で凄く良くなったよね! 何もかも」

「いや、男子にはまだまだ課題あった。これ、」

 冬斗君は私達に自分の楽譜を見せた。

「ここのと、あとここのとここのが直せてなかった」

 冬斗君はみんなを指導するために楽譜に沢山の書き込みをしていた。凄い、思っていた以上に真面目にやってたんだ(なんか失礼、なこと言ってやがんな〜。自分で何言ってんだ?)。……でも、凄い気になる。真面目なのは良いけど、

「冬斗君さ、もう少し綺麗な字で書こうよ」

「急いで書きまくってるんだからしょうがないじゃん」

「まあ、でももう少し上手く書けると思うよ?」

 ひどいくらいにボロボロに言ってるがしょうがないと思う。だってなんか、字を覚えたてのゴリラが書きそう、この字。あれ、まずゴリラって字を書くのかな? というか字を覚えたてのゴリラが書いた文字って何? ……これか。

「まあ、みんな頑張ったってことで後で打ち上げ行こー!」

 浅井君が大声で切り出した。みんな結構乗り気だ。

「浅井君っていつもなんか進め方強引だよね……」

「まあ、良いんじゃない? それもそれで」

  今日は最後までとことん楽しもう!

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