励まし
とりあえず、色々変えてみる・・・最後のギャンの言葉が意味不明だったので、書き直してみた・・・今度は大丈夫だろうか・・・
・・・・・・・今日は悪夢の日だ・・・・・・・・・・大魔法使いと呼ばれた僕が・・・英雄クラスまで魔法一つで闘ってきた僕が・・・負けた・・・しかも、ただ、負けただけでは無く、相手は魔法だけしか使わないで闘い・・・僕に圧勝した・・・
僕自身のプライドはもうズタボロであった・・・
僕はあの決闘の後、マジックポーションを飲み、少し休憩した後、空間魔法を使い、ギルドに戻った・・・そう言えば、あいつも空間魔法を簡単に使いこなしていたな・・・しかも、予備動作もしないで、一瞬で発動させて・・・しかも、僕が空間魔法を見て、驚いている隙に、これもまた一瞬で、回復魔法を放って見せた・・・扱いが難しいはずの回復魔法を・・・
・・・当たり前か・・・僕のあの魔法を一瞬で消滅させて見せたのだ・・・僕以上の魔力を持っているのはもちろん・・・技量も僕以上の物を持っていたのだろう・・・僕はその事実に自傷的に笑いながら・・・そのまま、ギャンの部屋に向かった・・・
「・・・・戻ったか・・・・・・」
「・・・・・・・・・・」
「お前!禁術を使ったな!例え!どんなに離れていても!あの様な魔法を使ったら!どうなるか解るだろうが!!大惨事にならなかったのが不思議な位だ!!」
戻ってくるなり、ギャンが吠え始めた・・・まあ、危険があると言う点では間違ってないが・・・・ギャンが言っている言葉にはいくつか間違えている所がある・・・
「・・・ギャン・・・あれは、禁術じゃない・・・」
僕は肩を竦めながら言った・・・
「じゃあ、何だって言うんだ・・・あんな巨大な魔力を使う魔法何て、禁術位しか・・・」
「僕のオリジナルの魔法さ・・・今までも片手で数える位しか使った事が無い・・・・」
そう僕は呟いた・・・まあ、禁術並み・・・いや、それ以上に危険な魔法だと僕も思っているしだからこそ、あまり使ってないんだけどね・・・
「・・・だとしても・・・あれだけの魔法使ってはいけないだろうが・・・」
そうギャンは苦々しく言う・・・ギャン自体魔法はほとんど使えない・・・だが長年魔物や人間相手に闘ってきて、とんでもない魔力に関する危機察知能力は高い・・・まあ、その位解らなければ、英雄クラスとは言えないが・・・つまりギャンが数十km離れていても気づく位やばい魔法だ・・・
だから、ギャンが僕の魔法に危険性を感じたのは間違いでは無い・・・だが・・・
「・・・・・・・・・・」
・・・あいつの前では・・・・あいつにはなった所で・・・僕の魔法は全部無意味になる・・・
ギャンは大惨事になると言ったが、あいつに魔法を放った時点でどんな魔法であったとしても、そんな事は有り得なかっただろう・・・
全部打ち消されてしまうのだから・・・
「どうした・・・・・・」
ギャンが聞いてくる・・・僕は出来るだけ冷静に・・・こう答えた・・・
「負けた・・・」
・・・とたった一言だけ答えた・・・
「そうか・・・」
「・・・・・・あいつには・・・フウに何発も火球を当てたが全部障壁に阻まれて結局まともに一発も食らわせられなかった・・・それどころか・・・僕何て、フウと同じ様に障壁を張っていたのにあいつの火球を一発食らっただけで障壁を吹き飛び・・・僕自身も瀕死になったよ・・・」
僕は自傷気味にそう言った・・・そう、あいつに火球を食らった時に既に重度のやけどを負っていたのだ・・・それも普通の回復魔法では直せない程の・・・・皮膚は焼けだたれ皮膚同士がくっついている所さえあった・・・それを・・・
「まあ、その重傷だったはずの傷もあいつに一瞬で直されたんだけどね・・・」
そう言って・・・自分の手を見る、何も怪我のないきれいな手だ・・・今でも、あんな大やけどを負った何て信じられ無い程だ・・・
・・・ギャンは僕のその言葉を聞くと驚いた顔で目を見開いていた・・・
「・・・・おい、今お前が直せない程の怪我をあの子供が直したって聞こえたが・・・」
「そうだよ・・・そう言った・・・聞きたいんだが、あの子は聖女なのかい?」
「有り得ないだろう・・・もう既に、聖女は存在している・・・聖女のスキルを持つ者が同じ時代に2人も居る何て・・・そんな事例聞いた事が無い・・・」
聖女、ある特別な能力を持つ者に与えられる称号・・・その能力は女性にしか与えられず、同じ時代に一人しか与えられない・・・・・・・・・・だが、その能力を持つ者は無くした四肢すら再生することが出来る力を持つと言う・・・自分でも、他人でも全ての人に対して・・・ちなみに、その実力の高さから聖女のスキルを持った者は英雄クラスとして、既にギルドに所属している・・・
まあ、能力何てどんなものか解明されていないから、例外として、聖女に似たような能力が生まれる事もあり得るかもね・・・
最初に対峙した時から可笑しかったんだ・・・・あの子に会って彼女を見た瞬間、全身から冷や汗を搔いてしまったのだ・・・
今までどんな魔物に対峙したとしても怯まなかった僕が・・・あの子の目を・・・・眼光を見た瞬間に怯んでしまったのだ・・・
そして、街から離れる為に、場所を移動する時、飛行魔法を使って移動をしたのだが・・・あいつのあのスピード、僕自身の飛行魔法を使ってぎりぎり追いつくのが精一杯だった・・・
それなのに、あいつは、目的地に着いた時、涼しい顔をして、すぐに僕と対峙したのだ・・・
この時点で、気づくべきだったのだろう・・・彼女は・・・あの子供は、僕とは次元が違うと・・・
「何が大魔法使いだ!あいつには魔法ですら勝てなかった・・・・・・」
僕はそう言って、涙を流した・・・
・・・僕は特別な能力・・・スキルを何も持っていない、だからこそ、魔法と言う誰でも持っている魔力と言う力・・・限られた人しか持てないスキルと言う力に依存しないその力・・・魔法に僕の全てを注ぎ込んだ・・・
毎日の修行と魔法の研究の日々・・・その結果、師匠から歴代最大の大魔法使いであると称されるほどになった・・・なのに・・・・・・・・・
「僕の全てを掛けた魔法ですら!あいつには通用しなかった!!」
そう、僕はあの時、全てを投げうって攻撃した・・・あの魔法・・・僕最大の攻撃であるオリジナル魔法・・・それを使う事によりあの一帯が消し飛ぶのを解ってそれでもなお攻撃した・・・
あの時の僕は、頭に血が上っていたのだろう・・・後先を考えず・・・ただ、自分より、優れた者を認めたくなかったそれだけで、あの魔法を放ってしまった・・・全ての属性を含んだ魔力を混ぜ合わせた最強の魔法・・・あいつは、絶対にこの魔法で死ぬと僕は確信をしていた・・・なのに・・・
あいつは・・・僕の全てをかけた攻撃を一瞬で消し去って見せた・・・
「僕は・・・本当に全てを投げうって、あいつを攻撃をした・・・この攻撃で、辺り一面消滅させてしまい・・・自身の英雄クラスの照合すら失う覚悟すらしていた・・・だが、あいつにとっては、僕のそんな決死の魔法を放った事ですら・・・模擬戦の一部だったんだ・・・何が『マイルもすごかったね!』だ!俺はお前を殺すつもりだったんだぞ!!!」
僕は吠えた・・・余りにも・・・自分が情けなくて・・・余りにも自分が惨めで・・・吠えらずにはいられなかった・・・どんなにみっともないと思われても、言わずにはいられなかった・・・例え、ギャンに惨めだなと言われたとしても・・・・だが・・・
「セシルの野郎は・・・そんな言葉すらかけられなかったな・・・」
ギャンが言った言葉は、僕の予想と違っていた・・・
・・・何だって・・・?俺は・・・うつむきかけていた、顔を上にあげた・・・そこには、俺を見つめているギャンがいた・・・
「お前、セシルの野郎がどんな戦いをしたか知っているよな・・・」
「ああ・・・全力で能力を使ったが防がれてしまったと・・・」
そんな事は王から聞いている・・・それがどうしたのだと言うのだろうか・・・
「ああ、その通りだ・・・簡単に止められてな、下手をするとあいつ・・・フウには能力を使われたとも思われてなかったんじゃないかもな」
「・・・有り得ないだろう・・・セシルの能力の強さは僕も見たことがある・・・」
まあ、その時見せてくれた能力は全力では無く、時間も短く少しだけしか見られなかったが・・・それでもあのスピードを見せられた身としては・・・あの力を直に受け止めて何とも思わないなんて考えられない・・・
「・・・信じられないって顔だな・・・だが事実だ・・・セシルの力は、はっきり言って俺と遜色何て全くなかった・・・それどころか能力さえ使われたら、一瞬の爆発力ならあいつの方がはっきり上だと言える・・・だがあいつにはそれすらも全然通用しなかった・・・それ所か、あしらわれたよ・・・・」
そう言ってギャンは上を向いた・・・
「はっきり言ってお前がうらやましい、セシル何て、能力使ったのにはっきり言って何も言われなかったんだぞ・・・・・・この際だ、はっきり言ってやる・・・セシルよりお前の方が上だってあの子供は判断したんだ・・・」
・・・えっ・・・そんなの・・・だって僕は・・・
「お前常日頃言って居たよな・・・能力持ちだろうが何だろうが絶対に負けてやらないって・・・良かったじゃないか・・・お前は少なくとも能力を持っているセシルより上だってあいつ・・・フウに思われているぞ・・・」
そう言うと、またしても、僕の顔をギャンは見て来た・・・
「俺は言いたい事を言った・・・この話を聞いたうえで・・・お前はこの後どうしたい・・・?・・・セシルはあんなにやられたって言うのにそれでも前に進もうとあがいているぞ・・・」
そう、ギャンは言ってきた・・・・そんな事を言われても・・・・・・・・・
「王に報告しに戻るつもりだ・・・だが、その後の事は・・・はっきり言って解らない・・・」
俺は正直な気持ちを伝えた・・・色々励ましてもらったが、はっきり言って、俺の心身ボロボロだ・・・この後自分自身が大魔法使いを名乗る事すら苦痛だと感じる程に・・・
「そうか・・・そうだよな・・・俺もお前の立場だったら・・・立ち上がれないかもな・・・・」
そう言ってギャンは部屋の窓を見た・・・・・・・
「だがな・・・・・英雄と呼ばれたあいつ・・・セシルが認めらなかった・・・俺と同じ力を持っていたはずなのに・・・それでも認められなかった・・・お前はそんな中で、唯一認められたんだ・・・はっきり言って、その言葉を聞いた時、嫉妬したよ・・・何で、スキルを持っていないお前が認められたんだってな・・・」
そう言った後、ギャンは握りこぶしを握った・・・その手はわずかに震えていた・・・僕は・・・
「・・・すまない・・・完全に個人的な思いで話してしまった・・・だが、忘れないでほしい・・・お前は決して弱くはない・・・そして、努力次第で・・・それ以上にだってなれる可能性を秘めている・・・・・・・まあ、今のは中年男性の独り言だと思ってくれ・・・・最終的にこれからどうするかを決めるのはお前自身だ・・・」
そう言って、ギャンは黙った・・・僕は一礼をし、部屋から出て行った・・・・・・・・・一先ずこれからどうするかは宿屋で休んで・・・王に報告してから決めよう・・・今日は本当に疲れた・・・・・・・・・・・・
書き直す所が多すぎる・・・本当に勢いで書きすぎた・・・




