幕間 フウの異世界大冒険 出発準備編
何でいきなり、こんなのを書いたのかって?フウを書きたかった・・・それだけだ!
追伸:すみません!!後で本編きちんと書きますので!!ブクマ蹴らないで下さい!!
最大の敵、絶対神(戦いになっていたのかさえ怪しいが・・・)を倒し、世界を壊し続けていた別世界の自分自身でさえ、味方につけた・・・フウ・・・
だが・・・彼女の悩みは尽きない・・・何故なら、自分がいくら強くなったとしても、お父様を守れなかったら意味がない・・・
万が一お父様に何かあったらと考えると彼女は居てもたってもいられなかった・・・
世界全てが・・・何の予兆も無く、壊れてしまうかもしれない・・・
お父様が、いきなり、別世界に転移されてしまうかもしれない・・・
世界がお父様を殺しにかかってくるかもしれない・・・
そんなあり得ない・・・あり得たとしても・・・フウの結界が掛かっている為、並大抵の事では、絶対に安全なはずのムウなのだが・・・その事をフウは気づかない・・・
以前、クロリ―とファダをムウ一人で対峙させた時があったが、その時も、絶対にフウが傷つかない様に対処していた・・・
クロリ―やファダ、もちろんムウにさえ、気づかれないよう、高度な防護壁・・・いや、そんな言葉では表せられ無い程、途轍もない守りがムウの周りには四六時中かけられている・・・
はっきり言って、その防護壁はにかけられている魔力は、彼女が攻撃に使う、魔力の比ではない程込められている・・・
フウ本人を倒すより、その掛けられた魔法を壊す方が困難と言える程、その魔法は完璧だった・・・
もし魔界に行った際、ファダやクロリ―がムウを殺そうと攻撃をしていたら・・・
その時、死んでいたのは、間違いなく彼女達であった・・・
そんな障壁を掛けているのにも関わらず・・・彼女の悩みは尽きない・・・
『守るという事は難しい』
ディエティドラゴンドラゴンの言葉がフウの頭によぎる・・・
・・・とは言え、フウの自分自身が攻撃で使う以上の魔力で守られている、ムウにどんな攻撃が通用するのか甚だ疑問だが・・・・
はっきり言って、ムウを殺す方法より、空を天から落とす方が絶対簡単な様な気がするが・・・
フウは気づかない・・・気づけない・・・
だって・・・彼女自身・・・自分自身がどの位強くなっているのか気づいていないのだから・・・
(万が一、億が一が起きてからでは遅い・・・もし、お父様の障害になるものがあるとしたら、絶対に取り除いてみせる!・・・その為には・・・)
そんな思いの中・・・彼女が出した結論は・・・
(お父様に害がありそうな世界が無いか見廻るの!!)
異世界の自分達が壊していた別次元の世界を見回る事だった・・・
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彼女は、異世界へとやって来た・・・もちろん、本人では無く、魔法で作った自分と同じ、身体をした分体だが・・・
ちなみに、今更ながら、分体の説明をしたいと思います
分体とは文字通り、魔法で自分と同じ身体を作り出した・・・分裂した身体・・・だが、こんなに便利な魔法だが、かなりの制限がこの魔法にはある・・・
まず、作れる数だ・・・普通の人間なら、この分体の魔法を作り出す事すら難しいだろう・・・エルフなら、ワンちゃん1体なら作れるかもしれない・・・
魔法に精通する者なら、10体まで作り出せるかもしれない・・・だが、それまでだ・・・
例え、10体作り出したとしても、その身体は、本人より弱く・・・
しかも、動かすのは、あくまで一人の為、結局の所、一体しか動かすことが出来ない・・・はっきり言って、10体作り出したとしても、使い所が何も見つからない魔法だ・・・
ちなみに、これを神々が行った場合、低級の神なら、100体、中級クラスの神なら1000体、それなりの名が通った神なら1万体以上は作れるが・・・それが限界・・・
人間クラスまで能力を落とせば、もっといけるかもしれないが・・・普通はそこで限界である。
普通に分体を作るだけでも、本人の能力より分体の能力は落ちるのだ・・・下手をすれば、分体を作った段階で、人間クラスの実力になる神さえいる・・・
この方法を取れるのは、上級神位なものだ・・・それすらも、100万が限界だが・・・
創造神ズアルなら100万・・・人間クラスなら1億万は出来る・・・
封印が解けていた絶対神ドーラなら1000万・・・人間クラスなら10億万は出来るが・・・
それは・・・・分体を召喚するという事だけ・・・はっきり言って、それぞれの身体を操るのはまた難しい・・・
いくら分体を作り出そうと本当の体は一つ、1万クラスの自分の身体を動かせる訳が無い・・・
だからこそ、それだけの数の分体を作り出したとしても、出来る事は、単純な命令か、さもなくば、自分とは、別な人格を与え指令を与えるかしか方法は無い
もし個別で、操作するとなると、創造神ですら、1万が限界だろう・・・それ以上の数を操るのなら、別次元の魔法を併用しなければ難しい・・・
絶対神はそんな細かい作業をするより、別人格を与える方法を取ったが・・・それをすると、自分の思惑とは違う行動を取りかねない危険性すらある・・・
神々でさえ、使い所が難しい魔法なはずなのだが・・・・
「よしこれでいいの!!」
・・・・目の前に居る自分自身を見て、そう頷きながら見るフウ・・・・
そこには、フウの分体が一億体そこにはあった・・・
「お父様の為に頑張るぞ!!」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「えいえいおーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
一億人の大合唱・・・はっきり言って、これだけでも圧巻だが・・・驚くべきは、これが全て、フウ自身が操っているという点だ・・・
神々ですら、操るのが困難のはずな分体・・・それをフウは、一つ一つに命令を出し、別の世界へ送り出す・・・
・・・フウは気づかない・・・それが・・・どれだけ難しいという事を・・・それが神々ですら行う事が出来るのが出来るのは少数であることを・・・
「ふう、後はお父様の所に戻って癒されるの!!」
そう言って、本体はお父様が居る、自分の世界へと戻る・・・
この後・・・フウは、自分の世界すらも、ムウの物にする為に動き出すのだが・・・それは別のお話・・・
1カ月単位の投稿に本当になっている・・・本当にどうしよう・・・