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奴隷が欲しいので赤ん坊を育てた  作者: ・・・・
街へギルドへ
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街:フォーカ

次の日、俺達は以前俺が住んでいた街『フォーカ』に着いた。


しかも、転移魔法で一瞬で着きました!


本当に一瞬で…俺の9日間の苦労は…


………って!ちょっと待て!!


転移魔法って精霊さんも使えるって前授業で言っていたよな!


精霊さんから教えてもらったおかげでフウも使えているのだし!


もしかして精霊の村に着いた時点で精霊さんに頼めば転移できてた?!


「それは出来ないって精霊さんが言ってたよ」


「どうしてさ?現にフウはできてるじゃないか?」


「精霊さんが言うには、転移魔法には一度転移する場所に来て座標登録する必要があって、座標登録していない場所は転移できないの。」


「…へっ?」


「一応精霊さんはフォーカの街に人間と契約した時に来たみたいだけど、その人との契約解除の時に転移に必要な座標登録も消えちゃうんだって」


ちょっと待て!


「フウだって!この街にまで来たことなかったよな!!じゃあ、何でこの街に来れたんだ!?」


「4カ月前にここまで訓練ついでに一日で来たことがあったの!その時ついでにこの街を登録したの!!」


はっ…?!!


いやいやいや、ここから、精霊の村までどれだけ距離があったと思うんだ?


「俺ここから精霊の街まで1週間以上かけて来たんだけど…」


それを1日で来れるわけが…


「頑張ったの!!」


……………頑張ったのならしょうがない…。


もう、俺の常識は通用しないと考えよう…下手に考えると頭が混乱する…


「ちなみに、俺が頼んだら、街へ返してくれた?」


「?お父さんを守れるという確信を持ってからじゃないと、街に行くつもりはなかったよ?」


「いやだから…俺だけ…」


「えっ…?」


フウの顔が一瞬歪む…やばい!この表情はフウが泣きそうになっている顔だ!


「いやなんでもないです…」


また、フウの奴が癇癪を起しそうになったので、俺は、話題をそこで切り上げる…


(何か、この話題を続けていたら、またいらんこと言いそうだなあ…俺…)


そう考えた俺は、別な事を考える事にした…


(ああ、今日はいい天気だなあ)


そんなどうでも良い様な事を考えながらフウの手を繋ぎながら街の入口で待っている…


えっ何を待っているかだって?街へ入る為の憲兵の調査だよ。


これをしないとどんな街でも入ることすらできない。


(依頼で街の外に出たとしても、必ず受けないといけないからなあ…)


街の人の安全の為なんだろうが…もう少し、何とかならないのだろうか?


その後、ボーとしながら、待っていると…


「次どうぞ」


と兵士の声が聞こえた。


ようやく俺達の順番になった様だ。


軽く俺たちの荷物を見せようとして…何も手に持っていない事に気付く…


(そういや、俺達何も持っていないんだった…)


持ち物はフウの魔法で保管しているので、本当の意味で、荷物が無いわけでは無いが…手には何も持っていない…


(…確か、手に持っている者以外は見せなくてもいいんだよな?)


確か、街に入る際に、見せるのは、カバンか、手に持っている荷物のみ…


それ以外は、別に咎められなかったはず…魔法で運搬は禁止何て聞いたこと無いし…多分大丈夫だろう?


「…荷物も持たずに、よくここまでこれたな」


「えっと、色々ありまして…」


…本当は、荷物は持ってはいるが、時間を掛けたくなかったため、濁してそう言う…だって!絶対に、荷物全部見せたら、日が暮れてしまうし!!


それに、魔法で運搬をしてはいけないと言う法律は無いんだ…目に見えなければ…大丈夫なはず…多分…


「…まあ、深くは聞かねえよ…だが、ギルドカード提示か銅貨5枚が無ければ、街にすら入れねえぞ。持っているのか?」


確か、街に入る為には、手荷物検査と手数料として、銅貨5枚か、身分証明書のギルドカードが必要になっていたんだよな…だけど…


(…一年間使っていなかったけど、大丈夫だよな?)


俺は、そう思いながら、門番にギルドカードを見せる。


「…一年前だが、使えるか?」


…この時の為にギルドカードだけは俺の服にしまっていたのだが…何しろ、1年間放置していたんだ…不安にもなる。


「おいおい、ギルドカードの更新はきちんとしてくれよ!まあ、一応確認してくる」


(やべ、更新の事すっかり忘れていた。)


そうだ!ギルドカードは半年に一回更新する必要性があったんだ。


依頼を受けている限りは更新は必要ないが、受けていない場合更新が必須になる。


もしかしたら、ギルドカードは使えないから、その代わりに銅貨5枚出さないといけないかなあと考えている待っていると…


「おいお前!!」


さっきの兵士が戻って来た。何だか、少し怒っている様だが、どうしたんだ?


「捜索願が出ていたみたいだが、今までどこで何をしていた?」


……そういえば、俺さっきまで遭難してたんだった。


精霊さんの村にずっといたから実感がわかなかったなあ…


(本当だったら、死んでても可笑しく無かったんだよな…本当に良く帰って来たなあ…)


「とにかくついてこい、ギルドいくぞ!!」


俺が、街に戻れたことを噛み締めていると…兵士にそう言われた…


兵士がギルドの方に歩いていく…俺も急いで後をついていくのであった。


――----------------------------------


「…1年間もどこに居たんですか?」


俺はギルドの受付に居た。


目の前には、村からギルドに最初に来て、初めて受付をやってくれた受付の人がそこには居た。


因みに名前は聞いた事が無い。


連れてきてくれた兵士は受付に説明するとさっさと戻ってしまったんだが…


この状況どうしよう…


「…迷ってました…」


「1年間も!!迷ってたっていうんですか!!!」


…ですよねー信じませんよね!


本当は、事情をきちんと説明しないといけないといけないんだが、『精霊の村に居ました』何て言えないしな…


精霊さんとは村の事を外で言わないっていう約束をしている。


さすがに1年間、村を間借りさせてもらっていて、裏切るなんてできない…


だけど…そうなると、受付の人にどうやって説明すれば…


俺が悩んでいると…


「お父さん、換金しないの?」


そう言って俺に、フウが話しかけてきた。


(ナイスタイミングだ!!フウ!!!)


フウが換金の話題を振って来たおかげで、ギルドの受付が、フウの事を見る。


よしこれで、俺がどこに住んで居たと言う話題を変えられ…


「…この子は?」


…別の問題が出来たよ…フウの事なんて説明する?


…素直に拾いましたって言うか?いやいや!完全に誘拐犯に間違えられるよな…1年前は赤ん坊だったって言っても、見た目完全に幼女だし…


親戚の子供…?いや…下手に嘘を付いても、すぐにばれそうだ…第一、俺嘘下手だし…


(…ええい!どうにでもなれ!!!)


「…わけあって…言えません!!」


秘技何か深い事情があって話せません作戦!!


人には、秘密の一つや二つあるんだ…深い事情があると分かれば、引いてくれるはず…


受付のお姉さんが、俺を睨んでくる…俺は出来るだけ自然に、受付の人に笑いかける…


(別に犯罪は犯していませんよ…)


そうだ…俺は、赤ん坊を拾っただけ…何もやましい事は無いはず…そう思ってるのだが…


受付の人は更に疑わしい目になった…


(自然に笑ったのに、何故だ!!)


「…誘拐してきたんじゃないですよね?」


「してません!!!」


なんてこと言うんだ!!俺は、ただ…


(俺はただ、森の中で赤ん坊を拾って、奴隷にしようとしただけだ!!!)


そこまで考えて…ふと気が付く…あれ…これって、誘拐犯とどう違うんだと…


誘拐犯の目的は、身代金目的か奴隷商に売って奴隷にしてお金にする事…


………そう考えると…俺、フウの事を奴隷にしようとしていたんだよな…


(いや誘拐犯は身元がはっきりしている所から強引に攫ってその上奴隷にしたりするんだ!!俺は身元が無い子供を奴隷に…奴隷にするだけでもひどいよな)


俺はそこまで、考えて自己嫌悪に陥る…するとフウが…


「お父さん、換金用の素材出さないの?」


フウがまたそんな事を言って来た。


(そんなこと言っている場合じゃあないんだけど…フウの事をどんな風に誤魔化すかを考えないといけないんだ…換金の事なんて…換金?)


そこまで、考えて思い出す‥‥


(そういえば、お金って、一年前から全然増えてないんだっけ?それこそ、今は…今日の宿屋代すら怪しい程…お金を持っていない…)


…もし、この話が長引いたら…換金出来ない可能性すらあるよな…まあ、まだ、日が高いから、そんな事は無いと思うけど…


(…もし、万が一、換金が出来なかったら、今日は野宿か?)


まあ、精霊さんの村でも、ほとんど、木の家で、布団すらなかったから、野宿だったとしても、大丈夫なのだが…


街にせっかく入ったのに、そこで、野宿何てもの凄く虚しい…


(…話を逸らす為にも…ここは強引にでも、換金の話にする!)


「あのすみません、換金ってここで出来ます?」


「…話を露骨にそらしますね…」


ええ…逸らしますよ!!だって!何一つ本当の事を喋れないから!そりゃあ必死にそらしますよ!!そりゃもう!!


それに!この換金だって!!めちゃくちゃ俺達にとって重要ですから!


今日の寝る場所を確保できるかどうかが掛かっていますから!!


(絶対に今日はふかふかの布団…じゃなくてもいい!せめて、布を引いて床に寝たい!!)


木の上で寝ても、痛みを感じなく待ったが、それでも、現代文明が目の前にあるのに、地面の上で一夜なんて明かしたくない!!


そんなヒシヒシとした決意が俺にはあるんだ!!


「…何をそんなに気迫がこもった顔をしているが、解りませんが、換金なら一応ここギルドの受付でも出来ますよ…ただ…」


そう言って、受付の人は、溜息をつき…


「素材が入っていそうな袋も…それどころか荷物すら何も持っていませんよね?何を換金するんですか?」


そう言われて、俺は…


(…えっ袋に荷物…?何でそんなものを…)


そこまで、考えて、俺は思い出した…俺自身、フウと出会う前は袋の中に、素材を入れていたことを…


今、荷物や素材はフウのアイテムボックス?(確かそんな名前だったはず)の魔法でしまっているのだが…この魔法、一般に普及していないって精霊さんが言っていたっけ…?


それこそ、使える人が殆どいないと言うレベル位難しい魔法らしい…


本当にどうして、フウが使える様になったのか解らないが、とにかく…その事を説明…


(…言葉で言って信じてもらえるか?)


片や冒険者初心者の俺…片や見た目幼女で赤ん坊のフウ…そんなフウがアイテムボックスの魔法を使えると言っても、信じないだろうなあ…


…もう、説明するのも、面倒だし、実際見せた方が速いか…その方が、話がすんなりいきそうだし…


「フウここに出せる魔物っているか?」


「…大きすぎて出せない」


そういえばフウが今まで狩ってきた魔物ってどんなに小さくても2m越えなんだよなあ…


そんなのをギルドの受付の机に置けないし…


もっと小さくできれば…小さく…


そうだ魔物の一部分だけ取り出せれば!!!


「なあ、フウ頭だけ取り出す事ってできるか?」


「出来る!!」


そうフウが言った瞬間、ギルドの棚に熊の魔物の頭がドン!と置かれた。


改めてみるとでかいよなあ…下手するとこの魔物の頭だけで1mあるぞ…


「…ベアーキラー?」


受付の人がぼそっと呟いて、固まった。どうしたのかなあと思っていると…


「こここ、こおれどこから持って来たんですかーーーーーーーーーー!!!?」


凄い絶叫をされた。そんなに叫ばなくても聞こえている。


「どこからって魔の森…」


「魔の森って…この魔物!どう見ても危険指定魔物じゃないですか!!魔の森の危険地帯に入ったんですか!!!!!」


…ああ、やっぱり、危険指定魔物だったのか…それにしても、何でそんなに大声で叫んでいるんだ?


第一、フウが…赤ん坊が取って来た魔物だぞ?


危険指定魔物だったとしても、ベテラン冒険者なら普通に狩れる魔物なんじゃないのか?


(注意:ムウの価値観は今、魔の森で過ごした結果、色々狂っています)


ああ…それにしても、二度も叫ぶから完全にギルドで騒いでいる人達こっちに注目しちゃってるよ。


そんな事を考えていると…


「…おい、兄ちゃん、こんなのどうやって狩ってきたんだ?」


後ろから、冒険者に話しかけられた。


どうやってと言われましても…そんなの…


「この子が狩ってきた」


と言ってフウをなでる。


だからどうやって狩って来たと聞かれても俺は狩り方なんて知らん!!


俺が知りたいわ!!俺絶対狩れないし!!!


「馬鹿な!!こんな小さな子がベアーキラーを!!!しかもこの大きさの頭からしたら3m越えはいってるはずだ!!!倒せる訳が無い!!!!!」


…そう言われても、フウが倒したって精霊さんが言っていたし…


まあ、俺は弱すぎて、その狩りのしているところ一度も同行したこと無いから…見たことすら無いんだ…


それにしても、この人何でこんな風に大声を張り上げてるんだろう?


魔の森って、一応解放されているわけだから、一般の冒険者も入っているということだよな?


だったら、ベテランの冒険者なら、こんな魔物1匹や2匹普通に狩っているんじゃないのか?


俺がそんなことを考えていると…


「失礼、今いいかな?」


何かとんでもない大剣を背負った男がやって来た。


…その剣すんごく大きいんだけど…重くないのかな?


「ベアーキラーを倒したんだって?」


そんなことを聞かれた。


「…俺じゃないがな」


とりあえず、またさっきみたいなことを聞かれそうなので、そう言っておく…


「じゃあ、誰が?」


「この子」


そう言ってフウを撫でる。


相変わらず、気持ちよさそうに撫でられるなあ…こいつ…


…ていうか、よく見ると大剣の男、すげーイケメンじゃん!


女にもてるんだろうな…


俺なんて元居た村で一度も持てたこと無いんだぞ!死ね!!


そんな事を考えていると、大剣の男がフウの事を見だした。


何だか、こいつが出てきてからギルドの周りがまた騒がしい。


「本当か?」


「そんな嘘を付いてどうする?何だったら他のも見せるか?」


そう半分挑発的に言ってみる。


どっちにしろ換金するつもりなので、広い所でもっと素材を出すつもりだったので、証明がてら出してみようかと言ってみた。


これなら、嘘を付いていない証明にだってなるはず…


イケメンにも少し鼻を明かしてやろうと考えていた。


まあ、受付のカウンターには置けないだろうから、出すとしても外になるだろうが…


「…他にもあるのかい?ちなみに、出すと言っても、2人共、手ぶらなようだが、どうやって見せるんだ?」


…ああ…そう言えば、受付の人には、見せたけど…この人には、見せていなかったっけ?


「アイテムボックス?だっけその魔法をこの子が使えるんだ」


「…もう一度言ってくれ…何が使えるって?」


「アイテムボックスの魔法」


そう俺が言うと、大剣の男が頭を抱えだした…


(?…何か俺可笑しなこと言ったか?)


そんな事を考えていると…


「…解った、アイテムボックスを使えるとして、ちなみに他にはどんな素材がある?」


そう俺に聞かれたが、そんなものは知らん!


フウが狩って保管しているのだから…そんなの俺が知る訳ない!!


とりあえずフウに聞くだけ聞くか


「フウ」


「ベアーキラー237体、フェンリル153体、グリーンドラゴン256体、レッドドラゴン163体、ブルードラゴン…」


「…解った、もういい」


そう言われたので、フウの話は止まった。何なんだ?一体?


俺がそんな事を思っていると


「…本当にドラゴンを狩ったのか?」


そんな事を聞いてきた…いや、確かに信じられんが、フウは普通に倒してきていたぞ?


「ああ…」


相変わらず、自分から喋ろうとしないフウに変わり、俺が返事をする。


「すまないが、それも見せてもらってもいいか?」


「フウ…」


「外で出せばいい?」


「ああ…」


そう言って、ドラゴンを外で出すことにした。


――――---------------------------------


…俺達は、ドラゴンを出す為に、外に出た…それは良いのだが…


(人集まり過ぎじゃねえ?)


…何だよ、この人だがり…人が多すぎるだろうが!


それに、すんごいざわざわしているんだけど…何でこんなに大騒ぎになっているの?俺換金したいだけなのに…


そんな事を考えていると…


「さあ、出してくれ!」


そんな事を大剣の男に言われた…


(…ええ…これだけの人数の前で出したくはないんだけど…)


そう思うのだが、これだけの騒ぎだ。最早引っ込みは付かないだろう…


「お父さん、この場所だと、頭しか出せないけど…いい?」


そんな事をフウが言って来た。


そう言えば、フウが狩って来たドラゴンって、10m以上の巨体だったから、いくら、街の街道だったとしても、全部は街の中には出せなかったんだ!


「…そうだな、頭だけ頼む」


「解った」


そう言った瞬間、目の前に、大きな黒いドラゴンの頭が現れる


本当に、一瞬で良く出せるよな…これ…


そう言えば、フウの奴様々な種類のドラゴンを狩っていたはずだけど…何を出したんだ?


ドラゴンの頭をよく見る…そこには黒いドラゴンの頭がドンと置かれていた…


ああ…このドラゴンか…確かこのドラゴンの肉美味しいんだよな…


精霊は肉食べれないから、俺とフウしか食わなかったけど…そう言えば、このドラゴンの名前って…


「ブラックドラゴンだと?!」


そうそう!!ブラックドラゴンだっけ!!精霊さんが確かそう言っていたな!!ってあれ?!


さっきまで、ざわざわしていた人達が、一瞬で静かになった。


(本当に何なんだ?)


俺が不思議そうに首を傾げていると…


「…本当に出すとは…しかも、よりにもよって、ブラックドラゴンの恐らく、成体を…」


…?何か、大剣の人も何かを真剣な表情で言っている…


声が小さくてよく話している内容が聞こえないんだけど…


「最早、俺だけでは、対処できないな…ムウとフウと言ったか?」


「はい…」


「すまないが、俺と一緒にギルド長の所に来てくれないか?」


…えっと、どういう事?


ドラゴンを出して、換金をしてもらおうとしたら、何故か、いきなり、ギルド長の所に来てくれと言われた。


(えっ本当に何でいきなり?)


何だかさっきから、物事が大事になっている様な気がするが、何故そうなったのか、全然わからない!


俺は、ただ、魔物を換金して、お金が欲しいだけなのに…


(注意:何度も言っていますが、ムウの価値観は魔の森で可笑しくなっています)


「…頼む…」


「…解りました…」


何だか、真剣に俺の顔を見て頼んでくる大剣の人に対し、俺は頷いてしまっていた。


俺は、大剣の男の案内の元、ギルドの中に入っていくのであった。

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