蓋の裏
亀と兎の話を
知らない人間は
少ないだろう
亀の心情を
嫌う人はいない
兎の行動を
嫌う人は多い
面倒な人間は
それを
上手く使えない
毎日 情報が飛び交う
今 現在進行形の形は
亀の心情を持った兎で
休んだ奴から
落ちていき
動けない奴から
消えていった
あの速さを
突き詰めれば流星
光のスピードを
僕等の頭は
超えられるのか
改造しなければ
生き残れない人間世界に
既にノック済み
後は
1センチの隙間が
もっと広がるのを
待っている
ロボットが出来るのを
待ってたって
AIが出来るのを
待ってたって
いつになるか
分からないなら
一番身近な物を使うのが
一番早い事かもしれない
この状態で
生きられるを
開発と発展のマーチで歩けば
そうなってしまう
この状態で
意思疎通出来るを
開発と発展のマーチで歩けば
そうなってしまう
一人を選ぶとは
そんな
動物じゃない者になるという事
昔居た仙人は
今居る
独りぼっちと同じ
世の中を卑下したり
世の中を変える事無く
見ているだけだ
一つだけ違うのは
昔居た仙人は
やり過ぎて飽きた人が
居たという事
今居る
独りぼっちは
やる前に諦めている
だからだろう
承認欲求の果てに
潰れている
承認欲求の外側に
座れないなら
独りになる意味も無いのだ




