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私はお前らが大嫌い   作者: ヒスイ
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17話

前回のあらすじ

皆の心が一つになった。





勇者視点




「まっまぁ…時間が止まったおかげで死なずに済む魔族が増えたと思っておこう…。」

「そっそうだな…。」

「人間も死なずに済むしな…。」

「とりあえずめんどくさがりは放っておくとしよう。」

「ねー皆、何でひそひそ話すの?僕も混ぜてよぉ!」


めんどくさがり…もとい、光の神の発言からすぐ一ヶ所に固まり話し合った俺や紫穂達は本題に戻す。




「そもそも、戦争が始まった理由は光の神何だよな?」

「そうだ。光の神が人間と魔族の友好関係を向上する為、暇潰しに戦争を始めた。暇潰しにだ。」



さっき迄戦って居たのに突然現れた光の神と闇の神のいきなりの戦争終了宣言に俺は戸惑ってる。

だから頭に纏める為俺は闇の神に質問する。



光の神は何か…

あまりまともな答えが返って来そうにないからな…。

闇の神はキチンと答えてくれたが…暇潰しを強調する。




「じっじゃあ、何で今更戦争を終わらせるんだ?五百年も続いてたのに?」

「それは私も気になるな。光の神は勇者が止めてくれると思って、

私達を異世界から召喚したと言っていたが。そもそも勇者を召喚した理由は魔王を倒させる為だろ?」



魔王を倒させる為に呼ばれたのか俺…。

召喚したならそういうの説明してくれていいと思うんだが。



「確かにそうだ。魔王にはなるべく戦争に参加しない様にして貰ったが、人間と魔族の力の差は魔族が圧倒的有利でな。そこで魔王に対抗できる力を持ち、プラス人間や魔族、誰とでも分け隔てなく接せられる人材を光の神は探した様だ。…そうして勇者達が召喚された。」

「見事な人材ミスだがな。」

「と言っても、勇者が召喚される前にも何度か戦争を止められる機会はあった。だが…。」

「せっかく戦争始まったんだから勇者とか喚びたいなぁって思ってねー。」

「そんな理由か…。」



闇の神の言葉を遮って話す光の神。

その発言に対し魔王もすごく苛ついている様だ。



「光の神はそこで正座してろ。」

「ヒィッ!?わかった、わかったから剣を締まってぇぇぇ!!」




光の神を剣と黒い笑みで脅した紫穂は凄い怖いから、見なかった事にしよう。





「闇の神、勇者を召喚したのに魔王を倒さずに戦争を終わらせる理由は?」

「それは…。」



紫穂の質問に突然言い淀む闇の神。

一体どうしたのやら?



「その…、光の神が戦争に飽きたと言い出して…。」

「…はぁ?」

「…なに?」

「えっ?」



場の空気が一気に冷めるのを感じる。

因みに発言は紫穂・魔王・俺の順だ。



紫穂と魔王は何だか黒い般若?鬼?が見える…。

うん、放っておこう。

関わるのはヤバい気がする。




「飽きた?何に?戦争に?バカなのお前?死にたいの?」ジャキッ

「よもやそんな下らない理由で戦争をやめるとは…光の神、人間の前にまず貴様からだ。

多くの同胞の無念を晴らす。」スッ

「ごっ、ごめんなさいごめんなさい!!!謝る、謝りますから許して下さいぃぃぃぃぃ!!」



今にも斬り掛かろうとする紫穂と魔法を打ち出そうとする魔王に光の神は物凄い勢いで土下座をした。

地面に穴が開きそう。




「コイツの事は後にするとして…で?闇の神、どうやって戦争を終わらせるつもりなんだ?」

「ああ、我々が考えた2つの種族間で起きている戦争を止める方法だが……




…人間の国アルデニアと魔族の国イルゲルク、この2つの国を2つの世界に分断させようと思う。」

「「「えっ?!」」」




闇の神は今何て言った?

分断させようと思う?

えっ?2つの世界に分断?大丈夫なのかそれ?




「大丈夫だ。元々この世界は俺が作った世界と光の神が作った世界を1つにした世界だからな。」



知らなかった…。

「言ってないからな。」



さっきから俺思った事口にしてるのか?

「そうではない、我々は神だからなお前達の心の声が聞こえるんだ。」



そうだったのか!?

「そうだ。」

「闇の神…勇者と何の会話をしているか私達にもわかる様にして…。何を話してるかさっぱり…。」

「ああ、済まない。」



困惑顔の紫穂は闇の神に頼み、心を読んでの発言は止めてもらう事になった。




「闇の神…2つの世界を分断して大丈夫なの?」

「あぁ。勇者にも言ったが、元々この世界は2つあった世界を1つにしたからな。

2つに分断しても元々の…本来あるべき姿に戻るだけだ。」

「なら、どうして2つの世界を1つにしたんだ?」

「いい質問だね勇者!それは僕が答えるよ!」



ハイハーイと言いながら手を上げる光の神。

そんな光の神に俺はたじろぐ。



けど俺が紫穂の黒い炎を受けた時、勇者の加護を与え俺を守ったのは光の神だし…。

やっぱり恩人?は無碍にしたらダメだよなぁ。



「僕と闇の神って当時は新神(しんじん)だったんだぁ。

だから闇の神と2人で1つの世界を見守らないかって提案したんだ。」

「まだまだ不安だらけだったからな…。俺も光の神の提案に賛成してしまった…。」



そうして2つの世界は1つの世界になったと…。




「それでね!五百年以上も魔族も人間も戦争してるし、僕達も新神じゃないから、

もし戦争が終わらなかったら世界を分断しようって考えてたんだ。」

「そうして今日、2つの国を分けてしまえば人間と魔族が戦いあう事もなくなる。

その考えを実行しようと思う。」

「「「はぁ…。」」」



突然すぎるなぁ…。

?そういえば…。



「2つの国を2つの世界に分ける事で戦争が無くなる。そしたら俺達は元の世界に帰れるのか?」



今も意識を失ってる雅人や香奈に俺は帰れるのか?

そして紫穂…魔族として生まれ変わったって聞いたけどやっぱり一緒に帰りたい。




紫穂には沢山謝らなきゃいけない。

沢山謝って、もう一度やり直したい。




俺の傍でずっと笑っていて欲しい。






「勿論勇者達も…紫穂、お前も元の世界に帰れる。」




闇の神のその一言に俺は歓喜した。











データが消えるって悲しいよねorz

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