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短編集  左右対称   作者: 中森 幸一
3/7

僕らは確かにそこにいた

僕らは確かにそこにいた


離れ離れになってしまっても

生まれ育った街が変わっても

僕らは確かにそこにいた


小学校の帰り道に寄った駄菓子屋はもうなくなったし

いつの間にか高速道路が近くにできている

当時の面影はなくなったけれど

僕らは確かにそこにいた



ある朝目覚めたら、君はいなくなっていた

君は遠くに行ってしまったのだった

でも、僕は君のことを忘れない

僕らは確かにそこにいた


月日の流れは、すべてのものを変えてしまう

人も、物も……

君と遊んだ日々も、いつかは記憶の中に埋もれていくのだろう

それでも

僕らは確かにそこにいた


ある時ふと思った

電話番号を知っている

電話を掛けてみると、違う人が出た

市外局番は正しいはず

君はまた引っ越したのか

もう連絡は取れない

なぜなら、僕も引っ越したから

それでも、君と過ごした思い出は忘れない

だって

僕らは確かにそこにいた、のだから


携帯電話がなかった時代ってこんなものですよね?

今の人にはあまりこういうことは経験しないのでは?

赤外線やろうよ、の一言で終わりです。


この前、同窓会があって、

ふと思いついたのがこの詩です。

私が通った小学校の近くを想い浮かべながら書きました。


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