夢現と泡沫の愛の詩
夜、眠りにおちる。
夢、幻とは言えど。
今、思うのは誰か。
昼、起きて動いてはいる。
現、本当にそうなのかな。
今、思うのは本当の僕か。
まぁ、そんな事を思った所で。
遠い世界に行ったら、全ては。
ただ泡沫の夢として、消える。
夜、孤独にひとり震えて。
夢、見られずに日は昇る。
今、思うのは後悔と自責。
昼、否が応でも動けず。
現、手放すように伏す。
今、生きているのかな。
僕は……。
まぁ、そんな事を思った所で。
どの世界にいても、思うのだ。
ただ泡沫の夢の様に、消えて。
そうしてしまえば、楽なんだろうな。
そんな風に、思う時は確かにあって。
キミにあけられた穴は、そのままで。
変わらず僕の体に、残り続けている。
忘れた方が良いよ、だなんて。
そう出来たらどれ程楽なんだ。
忘れられないから、困るんだ。
なんてさ。
キミには分からないんだよ。
なんてさ。
そう思う僕でさえも泡沫なんだろうね。
僕はさ。
忘れられないからこそ、ここにいる。
忘れられたくないから、ここにいた。
僕はさ。
幸せそうなキミを見ていたかっただけなんだよ。
幸せそうなキミといるのが僕の幸せだったんだ。
なんてさ。なんてさ。なんてさ。
こうして空に飛ばしたって、さ。
キミにはもう届かない。分かってる。
僕の夢も現も、もうキミは知らない。
ただ、泡沫の愛に生きた…僕の事。
ただ、泡沫の夢を見せた…キミの。
キミの事を、僕はずっと。
ずっと忘れられないでいるからね。
少し時間を置いていて、記憶も少し曖昧な詩だけれど。
我ながら闇が深いな…などと思いつつ。
誰かの気持ちを読み解く様な、そんな詩だった気もしてきますね。




