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体の関係から始まった男と私は本気で付き合いたい!

作者: 七瀬





”体の関係から始まった男と私は本気で付き合いたい!“




お酒の勢いで体の関係を持ったゆきずりの男。

どこの誰なのかも分からない男と私は体の関係を持ってしまった。

その日、私は大好きだった男性ひとからフラれて心が荒れていた、

そんな時に会ったのがこの男だ。

私はBARのカウンター席で一人お酒をがぶ飲みしていて、既に意識は

飛んでいたと思う。

途切れ途切れの私の記憶の中でこの男と身体の関係を持ったのだ。

正直、この男の顔も名前もまともに憶えていない。

私が朝目覚めた時には、既にこの男は居なかった。

何処かのビジネスホテルのベットで私は真っ裸で目が覚める。

確かに薄っすら残っている私の記憶の中で、この男とこのベット

の中で縺れ合いながら絡みあっていた。

ただ私は夢でも見ているような感覚で、ハッキリとは思い出せない。





・・・ただ数日後、私は偶然! この男とまた会ってしまう。

何故私が、その男だと分かったのか?

一つだけハッキリと憶えていた事があった、この男の手の甲にクローバー

のような火傷の跡がの残っていた。

たまたま偶然、私はこの男と街で肩がぶつかり振り返ってこの男に謝ると

まさか? あの男だと私は直ぐに気づく。

勿論! この男は私の顔を見ただけで直ぐに分かったらしいのだが、

私に声をかけるのが怖かったと後で聞いた。

”ワンナイトの相手だと私の事を想っていたからだろう。“




『”こんな偶然ってある?“』

『・・・な、なんで俺だと分かった?』

『”右手の甲の火傷よ。“』

『はぁ!? これで、なんで?』

『変なカタチじゃん! まるでクローバーみたいな形で、それで

それだけはハッキリ憶えてたの。』

『・・・なんか恥ずかしいな。』

『それを言うなら私もよ!』

『”あの日限りと想ってたのに、また会うなんてな~“』

『そうだね、私もそう思う!』

『まあ~これをキッカケにまた会おうよ。』

『”私は別にいいけど、今度は身体の関係はなしだからね!“』

『そんなの分かってるよ、あの日! 凄く落ち込んでたみたいだしな。』

『”大失恋をしたの!“』

『やっぱり恋か?』

『別にいいじゃない!』

『別にいいよ。』

『今度は普通に飲みに行こう。』

『うん。』






・・・出会いはどうであれ、これを機にこの男と普通にふたりで飲みに

行くようになって私はこの男と気が合うんだと気づく。

この男と一緒に居る時は気を遣わないし、普段の私でいられる。

今までそんな男は私の近くには居なかった。

大恋愛した彼でもここまで心を許した事はない!

トキメキはないけど、一緒に居て凄く楽で居心地のイイ人。

そんなこの男に私は本気で好きになってしまう。

”失恋“したばかりだからなのか?

私が恋に落ちやすい体質なのか?

私はこの男が本気で好きになったのだ!

もう体だけの関係だけじゃ物足りないの!

だから私はお酒の勢いを使って、彼にスキだから付き合いたいと

言ってみたら、、、?

まさかの返答が返って来る。



『”何? 今日は、酔いが早いんだな~ベロベロじゃねーか!“』

『酔ってないって! 本当に酔ってないから!』

『”何、お酒の匂いプンプンさせて嘘ついてんの!“』

『バカ、バーカー! バカバカバカ!』

『どうした? また男にフラれたのか?』

『本当にバカ!』

『はぁ!?』






・・・結構! 真剣にこの男にスキだっていったのにな。

やっぱりお酒が入ってるから信じてもらえなかった。

でも? フラれた訳じゃない!

また何時でも【告白】すればいいし、私は絶対にこの男を諦めない!

今度こそ! 絶対にモノにするから、覚悟してろよ!



最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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