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お久しぶりでございます。
随分と前から書いていたこちらを毎日投稿していく予定です。
よろしくお願いします。
眠いな。と呟いた。
最近重めの仕事が続き、ほぼ毎日家に持ち帰ることとなっている。私は一体何のために生きているのか。
そんな言葉が頭をよぎった。
ふと時計を見ると0時を少し過ぎた所である。
せめて少し腹を満たしてから寝よう。
眠い頭をギリギリ動かしながら冷蔵庫を開こうと手を伸ばし瞬きをした、その瞬間。
ガッチャーンという大きな音で目が覚めた。
目の前には薄暗い部屋の冷蔵庫ではなく、豪華な装飾が施された大きい丸い机が置かれている。
音がした方向へ視線を移すと高そうな食器が無惨な姿で散らばっていた。驚いて周りを見渡すと昔ながらの喫茶店で務めている店員のような服を着た女性が怯えた様子で私を見ている。
「え?」
ここはどこ?という疑問と同時、頭の中に大量の情報が流れ込んできた。
それはある少女の人生の情報。
エミリアという少女の情報は私の脳の容量を遥かに超え、次第に酷い頭痛と共に視界がブラックアウトしていく。
情報が多すぎる……!
で、できれば、パソコンのフォルダみたいに情報ごとに内容を整理して……。
そんな事を思いながら、私は意識を失った。
お読みいただきありがとうございます!