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短歌33
33 9階の廊下に倒れる蝉3匹 もはやあの世に行っているのか
34 蝉時雨 注ぎ奏でる蝉声は どこかはかなく命を搾る
35 空白の時に聞こえる騒音はだんだん遠くへ消えていくのか
36 まだ見えぬ未来の景色は鮮やかで 色とりどりの花の模様か
37 マックにてひたすら勉強する日々は いつか必ず報われるのか
38 新緑の落ち葉に乗ってる雨粒は こぼれ落ちて地面に消えてく
39 蝉時雨 ギターの音でかき消せば 少しは気持ちが紛れるものか
40 進みゆく時計の針は20分 早めているから 余裕綽々