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短歌271
271 仄暗い暗黒世界の住人は闇夜の中を模索するなり
272 気に触れた廃人のごとく成り果てて未来の見えない先を歩みて
273 澄み渡る空の蒼さを見上げては雲間の見えぬ夜空となりけり
274 暗転と変わりゆくよな季節感 虫も怯える時代となりけり
275 台湾へ侵攻するなら日本さえ危険に及ぶと分かっているのか
276 自販機のお釣りが出なくて破壊する 短気で儚い夢の終わりと
277 信号機無視して走る車にて危うさかげりて死にそうになる
278 無駄だよと人に言われて腹が立つ 挑戦しない人生歩むか
279 封筒を木っ端微塵に破りゆく 関係ない物送付するなよ
280 上の階 またもやオペラを歌い出す いつになったら辞めてくれるか