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短歌211
211 曇り空 雨がパラパラ散らついて 傘もささずに歩いていくかな
212 空白の時を乗り越え奮闘し 歪む寒空輪転こよなし
213 無我夢中 誰にも構わず暴れては 空転直下目の敵とする
214 輪郭の淵をかたどり当てはめる 難しい事この上なし
215 またとない 一期一会の出会いとは それ必ずや転機となるかや
216 集中の極みとなればもはやそれ 限界突破の道すじとなる
217 隆々と胸に聳える摩天楼 光り輝き転倒していく
218 無策では予期せぬ事に出会いせば 臨機応変対応するかな
219 弾力のあるよな街並み美しい 我が目の曇りも徐々に晴れてく
220 花壇にて咲きたる花は色褪せて気付けば夜々と消えていくかな




