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短歌9
9 ワルプルギスの夜の闇 身悶えするよな 空気の圧力
10 アマゾンの プライム会員強制に されてしまうの いかがなものか
11 気がつけば 真夏の夜の炎天下 雨乞いすれども 雨は降らぬよ
12 スプーンを 手に持ち超能力で 曲げてみる 曲がって見えたの幻覚なのか
13 コップ水 アイスコーヒー並べては 安上がりの 読書滞在
14 おばさんの 話声が耳障り こっちは学術書を読んでいるのに
15 空見上げ まだ雨降らぬとたかくくり 気づいてみれば 雨中を歩く
16 近所にて 花火の打ち上げ激しさを 増してはさらに エスカレートする