13/20
丘須華のこころ
12 丘須華のこころ
丘須華は初紀をどうみていたか、というと。自分に似たところのある甥、陽光と遊んであげようとすると、それを異常に毛嫌いする。変な女。だった。最初、初紀は良い妻で何でもきっちりこなす人だった。丘須華はそんなに妻にめぐりあって、二人ともが幸せを感じているのを、羨んでいた。
それが変わったのは陽光うまれて、よっつを過ぎたころだった。お舟遊びをしていている時に、突然「ぼく。死ぬんだあ。どうしてかな・・・いなくなくなるんだって・・・?ひとりだけ、おともをえらんでいいんだってね・・・」泣いているのか?「だれにしようかな」
こんな事を吹き込んだのは誰だ?
みんな、みんな。うたがいあった。
でも、そんなこと、いう人はいない。
確信。
家族会議なんて開く必要もない。
でも何度も何度も開かれた。




