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そろそろほんとに終わりそう

作者: 犀星ゆき

もう色々なことが方が体裁さえも保てなくなってきて、あちこちのひび割れや崩れが隠せなくなってきている。


終わる


近いうちに


俺の人生は後悔ばかりだった


後悔といっても、何かしてその結果ダメだったことじゃない。


むしろ挑戦しなかった後悔だ


俺はリスクを負わない無難な選択ばかりを選んで、結果全てのチャンスをふいにするのだ。


リスクの低い選択さえも選ばない。

そもそも、アクションを起こさなければ、失敗もないという考えなのだろう。


これは、これだけは、母親のせいだと言いたい。


俺の母親は世間体をすごくすごく気にして、俺に幼い頃からあらゆる失敗をしないように先回りして、何もさせなかった。


俺には挑戦と失敗の原体験が欠落している。


あるのは、ただ、何もしない。故に、何も失敗しない人間だ。


ああ、これが全ての元凶だと知っている。


けど、もう後悔しかないし、恨んだところで人生の至る所で回避したさまざまな失敗を体験出来るわけでもない。


俺は誰かに好きということさえも、出来ない人間だ。


だから、もういいだろう。


何も為さない人間にも、等しく終わりはある。


それが、何かを成したい人間は遅いのだ。


俺は……何も出来ない


だれか、この人生というガチャゲーに二週目があるなら、俺をSSRで周回させてくれ


それだけが望みだ。


俺にはただ後悔しかない。残ったのは、後悔だった。


さよなら

※この作品はフィクションです。

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― 新着の感想 ―
[一言] 作者が書く詩はほとんどが破滅に向かっている。ポジティブなのはほとんど無い。 今回はやけに具体的で状況が分かりやすかった。もしかしたらシリーズものなのだろうか?暇つぶしがてら、似たような状況…
[良い点] いきなり歩けたわけではないのです。何度も転び、つかまり立ちしてまた転び、にって笑って立ち上がる。十分失敗してると思いますよ。
2019/08/29 07:04 退会済み
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