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俺の職は一体なんだ?


師匠から料理屋の店長へ紹介状をもらってから2年。

俺の疑惑はますます強くなる一方だった。


俺はとにかく器用だ。

それゆえに、何事もある程度までは卒無くこなせてしまう為、何か作っているだけでしっくりきていると錯覚を起こしてしまうのは困りものだ。


そして眼がいい。

目利きも経験を積んだゆえ、それなりに出来る。

それと、純粋に視力がいい。

集中すれば遠くの鳥を射落とせてしまうほどに。


そう。射落とせてしまうほど、弓の腕が上がった。

ついでに、俺自身が思っていたよりも身体が動く。

幾度となく料理用の食材をとりに山へ来る中で知ったことだ。


次に、ナイフ。

料理屋に来てから下ごしらえによく使うのだが、これがまた使うとしっくりくる。

包丁もしっくりこなくはないが、ナイフほどは思わない。


俺の疑惑はますます強くなる。


俺の職業は、狩人なのか、と。

では、物を作りたいというこの衝動は、一体なんだというのだろうか。

もしかして料理なのかと、一縷の望みをかけてみたけれどやはり違うようだ。

ある程度は作れるけれど、本職のようにはいかなかった。オヤジ(店長)に比べてセンスがないのがよくわかる。



さて、俺はどうするべきなのだろうか。

狩人なら、その道を極めてみたいとも思うけれど。

やはり、メインスキルであろう物を作りたい。

もう、3回転職したのだ。

そろそろ相談所を尋ねてみるのもありかもしれない。


まずはオヤジに相談するかな。



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