部屋に・・・
あゆとかな?
な、なんで私の部屋にあゆとかなが?
あ、やばい。
出しっぱなしだ。
何もかも。もしかして・・・。
見てる・・・よね。
あゆとかなは私の部屋のクローゼットから色々出してた。
は?
なんでそこにあるの知ってるの?
「あっ!みはちゃん帰ってきたよ!」
かなは言った。
私、いろいろしまっておいたはずなんだけど。
「みは、もしかしてこれが好きなの?」
あゆが言った。
私はもう耐えきれなくなってきちゃって叫んだ。
「あーもー!
そうそう、そうだよ!変でしょ?中学二年生にもなってこんなの!
ひいちゃうよね。いいよもう。友達、とかどうでも・・・。」
私が言うと、私が言うとあゆは私の頬を叩いた。
思いっきり、ぱちーんってこの部屋に響くぐらい。
痛いんだけど。
「あんたさ、勘違いもほどほどにしてよ。
私らが引いてるとか思ってんの?
そんなわけないでしょう?みはは隠してるつもりでも私もう知ってたし。」
あゆがそこまで言うと、かなが口を挟んだ。
「え!こうなってるのもうあゆちゃんしってたの?すごーい!」
あ、かなは知らなかったのね。
そりゃそっか。
ま、天然なかなは置いといて。
あゆはかなに「うるさいよー」と言ってから続きを話した。
「だから私はこう言いたいの!
どんなみはだって、「みは」は「みは」なんだから。
あんたは上野みはる!そうでしょう?
こんなので友達止めるなんてばかみたい!そう思わないの?」
そうだ。
私は大事なことを見失ってたんだ。
もしばれたら友達がいなくなるかもとか、
優等生の立場が、とか。
そんなことばっか考えてたから。
じゃあかなはあゆは、私と友達でいてくれるんだ。
オタクでも、優等生でも。
そっか。そうか。そうだったのか。
私が心配しすぎただけ。
なにもかもが、溶けてなくなった。
そんな感覚が私を襲う。
私は、上野みはる。
そうだ。
私は、私!
今度は見失わないようにしよう。
自分自身を、友達を。
終わったよ~
今まで読んでくれたみんなありがとう!
いっぱいコメントもらって応援してもらいました!
終わり方が変だった~とかあったらまたコメントお願いします~
訂正するので。
それではお楽しみに!
(は?何を?)
(そんなの内緒だってば!)
「ほんとおまえらうるさいな。」
((ごめんなさーい))