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第一幕 始まりの始まり

説明回です

「監視者・・・?」


「そう。これから起こる様々なことをただ、見守るしかできない者。少しでも助けになれたらとこの場にいるんだけどね」


ちょっと寂しそうな顔でそう話す。何か事情がありそう。


「僕でよかったら聞きますよ?」


「そう、良かった。まず、この世界は終わりを迎えるよ。今までの常識は全て通じなくなる」


「そうなんだ・・・」


「軽いね・・・。君のいるこの日本は少しずつ異世界と融合することになる。特異点を求めてね。ある世界が存続するための進化に必要な存在。それが特異点。でもその世界の特異点は何らかの原因で存在できなかった。だから存続のために他世界の特異点を飲み込もうとしはじめた。この世界の特異点がいるこの日本をね」


そこまで話してからじーっと僕を見る。


「なんで君にこの話をしているかわかる?」


「いえ・・・」


いや、もしかしてという思いはあるけれど。


「君が・・・この世界の特異点だからだよ」


ですよねー


「これからこの世界の人たちは進化する者とそのままの者と別れていく。君にわかりやすく言うとスキルを得たものが進化した者、ハイ・ヒューマンとなっていく。弱肉強食の世界だ。奪い、奪われるものも出で来るだろう」


「僕もその中で生きていくということですね」


「そう。君は特別。所謂チートってやつ。がんぱって生き抜いてほしい」


「あの・・・全世界融合何ですか?アメリカとか・・・」


監視者さんは緩く首を振る。


「日本だけだ。君のいる日本だけ。他の国は元から無かったことになる」


「・・・そうですか・・・・」


「むしろ今日本にいる人々の方がこれから過酷だろう。本当のサバイバルだ」









もう、この場には僕しかいない。

さっきまであったティーセットは消えている。監視者も本来は接触できないが非常事態のためゲームの中に割り込んだ形だったようだ。


「ユニークスキルとエクストラスキル・・・ね」


監視者は僕に特殊なスキルが発現していると言っていた。ゲームにインする少し前に融合は始まっていたらしくスキルを持つものはすでに手にしているらしい。


『この空間でスキルの確認をしていくといい。自宅でやったら大変なことになるよ、君の場合』


消える直前そんなこと言ってた監視者。

まず順番に見ていくしかない。


「えっと・・・オープン・・おぅふ」


目の前にスクリーンが。ますますゲームなんですけど。これ起きても使えるのかね。


名前 成田千年ナリタ・チトセ

種族 ハイ・ヒューマン〈いまのとこ〉

HP そこそこ

МP マジヤバ

ノーマルスキル 回復魔術

エクストラスキル 強化魔法、魔道具作製

ユニークスキル 異世界通販生活 眷属ガチャ


突っ込みどころ満載ぃぃぃぃ

まず、ハイヒューマン、今のとこって何?何かになるのか⁉

エクストラスキルはゲームでマスタークラスまでいってた魔道具作製と作ったもの強化しまくってたからわかるよ?でもユニークの通販って何!なんか買えるの?眷属ガチャッて・・・ティムしてた子呼べるのかな?


仕方ない。やってみるか。ゲーマーにはガチャは危険だよ。

眷属ガチャのところを触ってみるとさらに画面が出で来る。


ノーマルガチャ

シルバーガチャ

ゴールドガチャ

プラチナガチャ


最後に灰色になってるのイリスって書いてるけど・・・

とりあえずそのままにして。説明を読んでみる。


ポイント制ガチャ。ランクによってレア度が高くなる。ノーマルは一日一回無料。

初回限定三回ランダムで無料。


ポイントってどうやってもらうんだろうか・・・

ランダム無料か・・・もしかしたらすごいの出るかも。

ここで・・・・ガチャるかな?


ワクワクしながらランダム無料ボタンを押す。


「ぽちっとな」


目の前に出できたのは福引とかの回すあれ。透明で中にたくさんのカプセルが入っているのが見える。色もさまざま。音はしないけどゆっくりと回りだす。光と共に出できたのは白く輝くカプセル。

カプセルを中心に巨大な魔法陣。


「うわっ・・・目がっ・・・」


白銀の光が魔法陣からあふれる。

どうやらいきなりプラチナだったらしい。

そーっと目を開けるとそこには・・・・


「「「召喚により参りました。我ら全てをマスターに捧げお仕えさせていただきます」」」


「三姉妹・・・」


課金NPCとして育てまくった最強のブラックアールヴ三姉妹だった。







どうでしょうか・・・面白そうですか?

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