てめえとお前
こんにちは!作品に興味を持っていただきありがとうございます!崩壊と変革の3話目、よろしくお願いします!\(^o^)/
いざ学校に行けば、何一つ変わっていない現実を突きつけられた。嗚呼、ほらまた、内緒話が始まった。
「こんなに嫌われてんのに、なんでまだあいつ登校してきてるの?」
―うるせえな。
「本当、マジきっしょい」
―お前らも相当きめえよ。
「あいつ馬鹿だからさー、うちらにハブられてんの、気づいてなかったりしてw」
―ばっからし。
うるさいなあ。ほんっと気持ち悪い。お前らのほうが相当馬鹿だろうが。...私、何思って―。
「一人で強がっちゃってぇかわいそーw」
―本当、馬鹿ばっかだなあ。お前らみてると心底―。
―違う!違う違う違う!こんなこと思ってない!思ったらダメ!こんなこと思ったって、なんにもいいことなんてないんだから!わたしがみんなを憎んだら、元も子もないじゃない!悪口の言い合い、お互いをお互いに嫌っていくなんて、そんなの絶対ダメ!みんなで仲良くして楽しく―。それが絶対正しいんだから!
―みんなで仲良く楽しくできねえのはてめえのせいだろうが!正しさばっかり押し付けるのは正義じゃない。てめえがいちいち口出しするからこうなったんだろうが。さっさと消えろ。
―わたしは、正しいことをしただけなのに。掃除をサボってる子達を注意したのは悪いこと?友達の悪口を言ってた子達を止めるのは悪いこと?もう何が正しいかわかんない!
―そういうのがうぜえんだわバーカ。正しさばっか突きつけられても息苦しいんだよ。汚れたあいつらに何を行っても無駄なんだ。あいつらとこいつは、違う。
何かが崩れた感じがした何かはよくわからないけど、張り詰めていたものがすっとなくなったような、肩の荷が下りたような感じで。
嗚呼、また聞こえてくる。バカどもがなにか吠えている。憎たらしい。イライラする。でも、所詮はバカが吠える戯言。そう思ったら呆れてきた。どうして今までこんなことで悩んでいたんだろう。どうしてこいつらと仲良くしなくちゃいけないんだろう?こっちからお断りだよ。
―そう、それでいい。お前とこいつらは違うんだ。わざわざこいつらに合わせる必要はない。もう、縛られなくていいんだ。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!主人公に起こった変化とは!?主人公に語りかける謎の声たちの目的は....!? 次回もお楽しみに〜★
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