俺とお前
皆さんこんにちは!作品に興味を示していただき、ありがとうございます!m(_ _)m
今回が人生初めての小説投稿になります!【色々な問題を抱える主人公が色々な困難を乗り越えていく感動物語】を書きたいな〜と思っています。(色々が多いですね(笑))
なにとぞよろしくお願いします!_(._.)_
―俺があいつを守らなければならない。この世は汚れ(けがれ)に満ちている。ありとあらゆる汚れから、俺があいつを守らなければ。
なんでみんな、そんなことばっかり言うの!?
馬鹿だとか死ねだとかブスだとか、呼吸をするかのようにそんな言葉が溢れている。私は、ただみんなと仲良くなりたかっただけなのに。どうして私を睨むの?どうして私を無視するの?どうして面と向かって話してくれないの?どうして?どうして?どうして?どうして?どうして?
ほら、また。教室の、廊下の、あちこちで聞こえてくる。
「あいつ先生に贔屓されてるよな」
「目立ちたがりだよね、ほんとウザい」
「ブスのくせに出しゃばっちゃって」
「バーカ!!」
うるさいうるさいうるさい!文句があるんなら、私が何かしたならちゃんと教えてよ!隅っこで固まって、内緒話されても分かんないじゃん!朝からずーっと毎日毎日コソコソコソコソ。気持ち悪い。吐き気がする。
物心ついたときから、私はクラスで浮いていた。日を重ねるごとに、みんな冷たくなっていった。話しかけても無視するくせに内緒話の声ばっかり大きいの。バカとか死ねとかブスとか、同じ言葉の繰り返し。
もう降参。私の負けでいいからさ。早くこの遊びを終わらせてくれないかな。強がりも、もう限界。そろそろ苦しくなってきた。というか、もうずっと苦しかったけど。聞き耳立ててる訳でもないのにずーっと、内緒じゃない内緒話が聞こえてくる。もううんざり。
おかしいんだよね、最近。教室にいるわけでもないのに、耳元でずーっとみんなの内緒話が聞こえてくるの。私のこと言ってるわけでもないのに、道行く人の「あいつ馬鹿だよね〜」なんて一言が、私に向けられているような気がする。息が苦しい。頭が痛い。お腹も痛い。とにかく気持ち悪い。もう辛いよ、いい加減。あんな言葉聞きたくないよ。もう苦しい。苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい苦しい
―この世は汚れに溢れている。お前を苦しめるクズでバカなゴミ野郎の事さえ、お前は恨むことができないのか。でももう大丈夫だ。お前に代わって俺が、あいつらを恨んでやるから。心配はいらない。もう苦しむ必要はないんだ。あいつらはクズだから。クズの言葉など聞かなくてもいいんだ。
俺がお前を守ってやる。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
後6話分くらいは“序章”のつもりで書きますので、よろしくお願いします!
作品に対するアドバイス等もいただけると嬉しいです!(なんせ小説初心者なもので)
改めまして最後まで読んでいただきありがとうございました!_(._.)_