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カテキョ

作者: 天川裕司

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】(不思議のパルプンテ)

https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos


【ノート】

https://note.com/unique_panda3782


【カクヨム】

https://kakuyomu.jp/my/works


【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪



タイトル:カテキョ


俺は家庭教師。

とある大学に在籍中、家庭教師協会から電話がかかってきて、

「太田くんの家庭教師をしてくれないか?」

と頼まれた。

ちょうどアルバイトしたかったので俺は快く承諾。


でもこれが少し、奇妙な体験を招くきっかけになった。


(太田くんの家)


父「息子がお世話になります。ご報酬は弾みますのでどうぞよろしくお願いいたします」

「はい、お任せください。これから一緒に勉強していこうな♪」

太田くん「うん」

こうして俺と太田くんとの、2人3脚が始まった。


お父さんはたいてい昼間家にいたが、時々出かけることもある。


「今日はお父さんいないの?」


太田くん「うん」


「じゃあ思いっきり勉強できるね」


太田くん「うん」


その日は用事でどこかに出かけていたらしく、

俺と太田くんは静かに勉強していた。

国語、英語、理科、算数、いろいろ教えるが、

必ず毎日、宿題を出してあげるのがカテキョの日課。


その宿題をどこにしようかなぁなんて思っていた時、

部屋のドアがノックされた。


母「今日、おゆうはん食べて行かれますか?」


「え?あ、はい!あ、いや、でも大丈夫です!」


よく考えると俺がカテキョに入って

初めて聞いたお母さんの声。

太田くんは黙々とただ勉強している。


それからしばらく経ち、

「あ、もうこんな時間か。太田くん、そろそろこの辺にしとこうか。今日の宿題はね…」

と切り出したところ…


母「おゆうはんできましたのでどうぞ♪」

とまたお母さんの声。

幾ら家庭教師と言ってもそこまで甘えられない。


「太田くん、ごめん。お母さんに謝っといて。今日、用事があってちょっと早く帰らなきゃならないからって」


と言ったところ、


太田くん「うん。…でも僕の家って、父子家庭だよ?さっきから言おうと思ってたんだけど、誰と話してたの…?」


しばらく沈黙が流れた後、俺は部屋を出て、

お父さんが帰る前に家を出ることにした。

その時、家から階段を降りて玄関まで行く途中、

ちょうど見えるキッチンの方を見てみると、


「うわぁ…」


豪勢なご馳走が並んでた。

でも太田くんにはそれが見えなかったらしい。


「ねぇ太田くん、ほんとにお母さんいないんだよね…?」


太田くん「うん」


「こんなこと聞いて…答えたくなかったらいいんだけど、…どして?」


太田くん「… 3年前に事故で亡くなったから…」


「………」


息子の将来を気遣い、降りてきたんだろうか。

これは数年前に体験した、夢のような本当の話。

世の中、理屈で片付けられないことがあるって、

この時から俺は学んだのだ。



(※)これまでにアップしてきた作品の内から私的コレクションを再アップ!

お時間があるとき、気が向いたときにご覧ください^^


動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=SgdqvU_XiPM&t=4s

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


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