第六夜
朝7時起床。8時に朝食。部屋に戻り服を手洗いで洗濯する。10:12グラブバイクを呼び、駅前に行く。タクシーの運転手にバイクのレンタル場所を聞く。レンタルバイク屋さんでおろしてくれて、バイクをレンタルする。150万ドン。パスポートを預けた。ぼったくられたなあ。レンタルしたバイクはまたガス欠寸前で、ガソリンスタンドへ行けと言われる。ガソリンスタンドでガソリンを満タンにすると75K
あれ?やっぱり一昨日のガソリンスタンドぼったくられてたああああ。一昨日のバイクはクラクションが壊れていたが、今日借りたバイクはクラクションはご顕在である。これで、クラクションを鳴らし放題だ!と喜んでいたら、スピードメーターが壊れている。色々ともう突っ込む気力も残っていない。タムコックへやってきた。バイクを降りると途端に灼熱の亜熱帯気候に襲われる。帽子屋さんで帽子を買う。40K、240円くらいか?安い。そこのおっちゃんがめっちゃ面白い人だった。
「どこ出身?」「日本だよ」「へえ、日本!僕はベトナムさ」
思わず出た日本語
「分かっとるわ!」のツッコミに笑い転げるおっちゃん。帽子を買って記念撮影をした。暑すぎてベトナムコーヒーをしばく。美味しい。なんと、老若男女問わずM字開脚でボートを足漕ぎしているではないか!乗らない手はない。早速M字開脚式足漕ぎボートに1時間半乗り、その後バイディン寺を目指す。謎のローカルフード店に入る。店のお姉さんめっちゃ英語ペラッペラだが、すっごいなまっていて聞き取りにくい。おい、バイク屋の親父!バイクレンタルしようとした時
私「カッパはどこに行けば買えるんだ?」
親父「カッパ?今日はずっと晴れていて雨なんて降らないさ。見てごらんこの空を」
と笑顔で言われたのになんだ?
バケツをひっくり返したような雨降ってきたじゃないか。この野郎。
14:24
超絶美味しいフォー・ガーと山羊肉を散々頬張っているうちに雨が止んだ。ラッキー!
東南アジア1大きいと言われるバイディン寺へやってきた。トラムを駆使する2時間コースへ。バイデン寺、正直全く興味なかったし期待してなかったし高いお金払ったけれど、凄い。これは凄い。何が凄いって何もかも凄い。金色の大仏がでーーーんと座っているので体調と旅の安全を祈った。その直後、めっちゃ雨が降ってきた。
16:18
私は流されるままに良く分からない足湯にベトナム人たちと座っている。お寺の中のどこででもこれだけタバコを吹かす事が出来るのはおそらく世界中でベトナムだけなのではないかと思う。バイディン寺でドリアンが木に生っている天然の物を初めて見た。高い塔のストゥーパの屋上で田舎の景色を存分に堪能した。靴の上に布を被せるタイプのを履いてお寺の中に上がっていく。これはインドのタージ・マハルで体験したなぁとベトナムでインドの思い出に浸る。
17:23さようならバイディン寺、楽しかったぜ!ビッチョビチョのぐっしょぐしょだけどな、服が。濡れた身体のまま雨上がりのベトナムの道をバイクで走る。バイク屋に到着。もう一日バイクの延長を言って、ニンビン駅へ歩いて行く。駅のインフォメーションに人がいない。向かいのミニマートのおばちゃんにご飯食べに行ってるから10分待ったら戻って来るよと教えられる。流石社会主義国。国鉄の職員であっても昼食の時間は皆、働かないのだ。普通に被っていただけなのに壊れたバイクのヘルメットを見て今度から日本からヘルメットを買って持って来ようかなと思う。ヘルメットがヘルメットの形をしたただのペラッペラのプラスティックなので、頭を守る機能は兼ね備えていないからだ。ニンビンの駅で日本人の旅人と出会い、話が盛り上がり、気がつくと19:29になっていた。インフォメーションの人、10分で戻って来る言うてたやんけ!
まだインフォメーションが来ないので、諦めて駅を後にした。コンビニ的な謎のお店に寄り、お水とカップ麺を購入し、宿に戻る
19:57
宿に戻り、ベトナム統一鉄道でハノイ行きの便を調べたら、席がかなり埋まっている。ベトナムドンがもうあまりないので両替商をネットで探す。チャンアンとホアルーは前に来たことがあるので明日行く場所の候補から外す。宿でさっき買ってきたカップ麺ハオハオを食べる。ベトナムはカップ麺の消費量が世界一なんだよなぁとかベトナム人の食生活のことを考えながらハオハオを食べる。美味しいんだよなぁ、このハオハオ。みなさんもベトナムに来たら是非ハオハオカップ麺を一度味わって欲しい。




