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2-3.大正八年、盛夏のこと。陸軍を辞してから。

     *     *     *


 大正八年、盛夏のこと。


 陸軍を辞した私は日本橋の欄干(らんかん)(もた)れ掛かり、何をする訳でもなく空を眺めていた。

 代わり映えしない青空に飽いて視線を下げれば、最初に目に付いたのは路面電車である。日曜日故に乗客の数は然程でもない。次いで、私と電車の間を乗合馬車と自動車が。背広姿の紳士に、嬰児(あかご)を抱いた和装の婦人が。写真機を首から吊った青年に、朋友との雑談に興じながら歩く少女達が――帝都の住人達が右から左へ、左から右へと流れていく。


 少し歩けば日本銀行に三越百貨店、帝国劇場の四角い洋風建築(ビルヂング)が見えるだろう。最初は異質でしかなったが、いつの間にか帝都の風景に馴染んだものである。西欧化が遅れれば列強に侵略されるという危機と焦燥が背景にあったとしても――些か節操に欠けるように思う。

 存外、我国の臣民は、新たなものを受容することに抵抗を抱かぬ性質なのかもしれない。


 ともすれば――。


 時代の変遷に取り残されたのは私だけである。

 誰かに嘲笑されたが如く不快であった。堪らず、着流しの懐から取り出した紙巻きを銜え、燐寸で点火する。火種の拡がりを確認してから、燐寸の軸を指で弾いて鎮火してやる。


 陸軍を引退するにあたり、当然ながら一悶着は避けられなかった。本来、士官学校の予科及び本科を卒業して原隊に配属される将校というのは職業軍人である。即ち、一生涯を軍に捧げることが前提であり、余程の事がない限り辞職という選択は存在しない。()して、当時の師団長は、私を輜重隊(しちょうたい)から近衛師団(このえしだん)に推薦する(はら)でいたらしく、それを鼻高々に吹聴していた。


 事実、どこかの皇族が私を欲しいといった話もあり、軍を辞めると云った際の、師団長の怒りは相当なものであった。貴様俺の面に泥を塗るのか――と散々なる罵倒と殴打もされたが、戦闘の後遺症で右腕が動かず、騎馬どころか小銃も満足に扱えない。これでは却って師団の恥となってしまう――と理屈を()ね、何とか辞退の裁可をもぎ取ったのだ。


 率直なところ、後遺症云々については同年の軍医を買収したことによる虚偽でしかない。

 畢竟(ひっきょう)、私は全てにおける気力を喪失したのだ。



 ――兄様。助けに来てくれなかったこと、一生恨み続けますからね――。



 追放されるよう軍を去った後は、恥を忍び武蔵野にある生家に寄ろうとしたが――私の生まれ育った屋敷は瓦礫が散乱する焼け野原となっていた。

 残ったのは白漆喰の蔵だけである。


 通りすがりの老婆に仔細を訊いたところ、少し前に、何者かに放火されたとの事であった。そして当主も奥方も沢山の家人達も皆死んでしまった、とも。その(おうな)は私を気遣ってくれたが、幸か不幸か家族との折り合いが悪かった私にとっては、彼等の死は何の感慨も(もたら)すことはなかった。世話になるあてが外れたな、という些細な心配だけであった。


 それからは流浪の日々であった。気が向けば傷痍軍人の真似をして通行人から憐憫と小銭を頂戴したり、雇われの用心棒としてやくざ者の一味となったり、情け深い未亡人の家に転がり込んだり――。眠くもならなければ腹も減らず喉も渇かなかった。食事も排泄も殆どしなかった。金を稼ぐことはできても、生きることから目を背けていた。


 そう遠くないうちに野垂れ死ぬであろうという慥かな予感だけがあった。

 その日を心待ちにしていたのだ。


 私が上野を歩いている時に、その日は訪れた。

 帝都にしては珍しく三○度を超える猛暑であり、陽炎(かげろう)が揺らめいていたことは覚えている。


 不意に視界が歪み、平衡感覚が喪失した。己が立っているのか寝ているのかも分からず、気付けば地面に頬を擦りつけていた。過去の出来事が鮮やかな色をもって浮かび上がり――いつまで経っても私の意識が浮上することはなかった。(まぶた)を開けている(はず)だが、盲目(めくら)になったが如し黒一色であった。


 時の流れが曖昧模糊となり、夢か現かの判断もつかず、生きているのか死んでいるのかも見失い――嗚呼、これが死ぬということか。ありとあらゆる境界を踏み超えた混濁を漂うものなのか――と益体もない感傷に浸っていた。


 しかし、私は死ねなかった。


 目を開けば柔らかい寝台の上にいた。どこかで見た娘が覗き込んでいた。私の生存を認めた娘は、安堵の息を吐き、お腹が空いていませんか、今お粥を持って来ますから――と笑った。

 それが、私が××瘋癲病院に拾われた日であり、私と紗枝が再開した日であり、久方振りに食事が美味いと感じた日でもあった。


 以来、紗枝も父親の藤島博士も私によくしてくれたが――それすらも煩わしく感じて遁走してしまったのだ。



 埋没していた思考を日本橋に引き上げる。

 ここに来れば、喪った面影に相見えることができる気がしたのだ。

 微かな希望――否、現実逃避の念が私を日本橋に向かわせたのだ。

 煙草の灰を錻力製(ぶりきせい)の携帯灰皿に落とし、屍人の顔と通行人を照合する作業を始めようとした時である。


「そんな厳めしい顔をして、一体誰を捜しているのかね?」


 男の声であった。振り返れば、青白い顔の紳士が立っていた。

 山高帽に紳士服という如何にも知的階級という恰好である。


「妹を捜している」

「ふむ。迷子かね」

「かもしれない」

「かもしれない?」


 私の投げ遣りな返答を訝しんだ紳士は、どういうことだい、と僅かに距離を詰める。


「一瞬だ。ほんの一瞬目を離した隙に消えてしまった」

「それは――難儀なことだね。ここで見失ったのかい?」

「そうだ。大正五年の話だから――もう三年も前になる。折角、座敷牢から連れ出して、二人きりの逢瀬だったにも関わらず、だ。無念なことだ」

「三年前となると――そうか。あの鬼が出た頃だな。そうなると――失敬、何でもないのだ」


 何かを云いかけた紳士は、口を噤んだ。

 男の云わんとすることは察することができた。彼は、妹が酒呑童子に攫われたと云いたいのだろう。そしてそれ故に、生存も望むべきではない、と。


 そんなことは百も承知――否、この上ない事実である。

 当然、頭では妹が死んでいることを理解していた。だが、肝心の心が現実を拒んだのだ。

 三年経った今でも、ここで待ってさえいれば、妹がどこからともなく現れ、私を兄様と呼んでくれると信じているのだ。


「くだらぬことを語ってしまった。あらかじめ断っておくが俺は狂人でもなんでもない。警察に通報してもらっても構わないが、生憎既に、とある癲狂院で世話になっているから無駄なこと――む? 癲狂院にいるのに狂人ではないとはこれいかに――そうか。自覚していなかっただけで俺は既に狂人だということか。ハハァ、これは傑作だ。不思議なことなど何もないではないか」


 あまりの可笑しさに妙な笑いが込み上げてくる。


「だがそうなってくるとだ。一体どこからどこまでが真実なのだ。俺は陸軍にいて、妹を見喪って、必死に捜して、決死隊に志願して、真夜中に突入して、鬼を殺して――そうだ。妹が寝ていたのだ」


 妹の――(あかね)の屍が。


「嗚呼、これが現実なのか? こんなこと、あっていいわけがない。そうだろ。俺は妹の為に生きると決めていたのだ。大体おかしいじゃないか。鬼だ何だとは云うが少し考えてみろ。ここ帝都は科学全盛の人間社会だ。鬼がいるだと? そんな化生などいるわけが――」

「本当ですよ」


 私の混乱を止めたのは、娘の声であった。

 そこで、紳士の横に若い女が立っていることに気付く。


 白い膚に大きな瞳をもつ、西洋人形の如し娘であった。

 詰め襟の制服に、外套と制帽を纏った軍装に似た格好である。腰には短剣を佩用(はいよう)している。

 軍属かと思い階級章を探すも、襟には星も線もない。制帽の正面についた櫻花と刀の徽章は初めて目にするものであった。


「お嬢さん。君は今、何と云ったのだ?」

「本当です、と云いました。聞こえませんでしたか」

「ああ、聞こえなかったのだ」


 認めたくなかった、の間違いである。


「本当だと云うのなら是非ともご教示いただきたい。俺は何を信じたらいい? 狂人になってしまうと、どうやら真実と虚偽の境界が喪失してしまうようでな。被害妄想の見せるまやかしであって――全てが悪い夢のように思えてならないのだ」

「だから云ってるじゃありませんか。あなたが見たものは全部真実です」

「全部?」

「はい。残念ながら」


 女は云った。


「あなただって本当は分かっているんじゃありませんか。理解しているからこそ、辛くて悲しくて、どうしようもなくなって――気が狂いそうになっているんでしょう?」


 利いた風な口をきくな、とは云えなかった。私の緘黙(かんもく)が答えであった。


「落ち着いてくれ給え。これはとある筋から聞いた話なのだが――」


 今度は紳士が口を開いた。


「酒呑童子の変の直後に本庁の鑑識班が入ったのだ。現場は凄惨の一言に尽きる故、屍体回収班と呼んだ方が正しいのかもしれないが――彼等の報告によると、館の奥座敷に鉛玉を撃ち込まれた屍体が転がっていたのだ。折れた二本の角も、獣の如し牙も、人間離れした強靱な肉体も――君の証言通り慥かに存在するものだった。決して幻なんかではないのだ。繰り返す。酒呑童子は実在していたのだ」

「そうか。そうだったのか」

「そうとも。あの悪鬼については心配しないでくれ給え。ある聖人によって丁重かつ厳重な封印がなされた。当分は復活しないだろう。少なくとも大正の世が続くうちはね」


 紳士がそこまで説明した時には、私は幾許(いくばく)かの平静を取り戻していた。第三者からの客観的な肯定を受け、私はもう現実から逃げられぬことを悟ってしまったのだ。


 そこで初めて、この者達が何者であるか、という問いに思い至るが、誰だ貴様は、とは訊かなかった。娘も紳士も、瞳に理智を備え、こちらの一挙手一投足を観察せんと目を光らせている。大方、彼等は私の素性を知った上で接触しているのだろう。


 ともすれば。


 連中は、どこかの組織が放った刺客か、(ある)いは再び無頼に戻ってこいという古巣からの勧誘か――いずれにせよ穏やかな話ではない。


 結局、人間というものは過去の因果からそう易々と逃れられないらしい。

 下手に刺激して、藪をつついて蛇を出す結果になっても事である。ここは相手の出方を窺い、機会を捉えて撤退するのが得策だろう。


「そう警戒せずとも結構だ。と云っても難しいことなのかもしれないがね。いや、なに。ほんの少しだけでいい。僕らの話を聞いてほしいのだ」


 こちらの返答を聞かずに、紳士は隣に立つ女の背に手を添えた。


「此方の彼女――黒澤馨(くろさわかおる)君と云うのだが、彼女は都の由緒正しい名家の出身なのだ。ああ、名家とは(いえども)も、政界を牛耳る一門だとか、茶道や歌舞伎のような芸能一族ともまた違う。皇族でも公家でもない。彼女は陰陽道を修める黒澤家の人間であり、それと同時に本家唯一の生き残りなのだ」

「唯一の生き残り?」


 陰陽道や黒澤という家名は全く知らなかったが、ただならぬ文節(フレーズ)に興味を引かれたのも事実であった。

 黒澤と呼ばれた女を見れば、俯きながらも怒りに堪える表情であり――彼女の抱く筆舌に尽くしがたい憤怒と悲愴は、初対面の私でも察するに余りある。

 私達の反応に満足そうに頷いた紳士は、解説を続ける。


「彼女の一族は代々妖魔を鎮圧する謂わば退魔の家系なのだが、それ故獲物である妖怪からは大層恨まれていてね。ある日――新年の祝い事だったかな。黒澤本家に一族が集まっていたところを、妖怪の大軍に襲撃されたのだ。通常、本家ともなれば厳重な警備体制が整っているものだが――まあ、それは置いておくとして、だ。古来ありとあらゆる兵法書に書かれているように、戦において数は絶対的な力となる。如何に黒澤家の者達が百戦錬磨の兵であると雖も、兵力差は覆せなかったという訳だ。――とまあ、そのような経緯があり、彼女の一族は、彼女を除いて一人残らず鬼に喰われてしまったのだ」

「鬼、だと?」

「然様、鬼だ」


 紳士は笑みを深めながら、酒呑童子のような化物がいたんだよ、と強調する。


「僕もね、これ以上は知らないし、繊細(デリケート)な問題故に()えて聞くこともしないが――彼女が鬼を始めとする魍魎に、並々ならぬ憎しみを抱いていることは知っているんだ」


 そうだろう、と紳士は女に同意を求める。

 女は何も云わずに頷いた。


「何を隠そう、実はこの僕にも事情があってね。(とて)もじゃないが現世に蔓延る鬼や妖怪といった連中と共存などできやしない。僕にとって、奴等は皆等しく殲滅すべき不倶戴天の敵と云って差し支えない。そこで、だ。僕は己の為に、彼女の為に、そして我等と同じ苦悩を抱く者の為にとある組織を作ったのだ。彼女にはその長を務めてもらっている。如何なる行動理念かといえば――何、そう難しいことじゃない。人間社会に仇為す者共を撃滅するのみだ。手段は問わない。倫理から背こうが構わない。壬生狼(みぶろ)の如く悪即斬と云った方が理解し易いかもしれない。――どうだい? ここまで云えば、僕が今日君に接触した理由も分かるだろう?」


 紳士が阿るように尋ねた。

 ふと周囲を見廻せば、先刻までの往来は忽然と消えていた。得体の知れぬ緊張に、喉が張り付いたように掠れていた。この不快が喉の渇きだと思い出してから口を開く。


「生憎頭の出来が悪い方でな。単刀直入に云って戴きたい」

「ならば云わせてもらおう。鬼殺しの坂ノ上龍臣君。君の活躍は聞いている――否、調べさせてもらった。是非とも君の力を貸してほしい。帝都抜刀隊に入ってくれ」

「帝都抜刀隊?」

「そうだ。それが僕達の名だ」


 随分と大仰かつ時代錯誤な名称のようにも思えたが、不思議と悪いとは感じなかった。行動理念を鑑みれば(むし)ろ相応しいとすら思えた。


「坂ノ上さん。私からもお願いします。私達には、あなたの力が必要なの。あの鬼を討ったあなたの力が」


 怒りの表情から一変して、女は(まぶ)しいものを見るような目をしながら請う。


「大袈裟に云わないでくれ。私は与えられた軍務のひとつを果たしたに過ぎない」


 頼む相手を間違えていないか、と云えば、過ぎたる謙遜は嫌味や皮肉にも聞こえてしまうよ、と紳士は(なだ)めるように云った。


「先刻も云ったが君の事は全て調べさせてもらった。君自身は輜重隊という後方支援職であるにも拘らず決死隊に志願し、君以外の五十三名全員が討ち死にしたが――君だけは生き残った。しかも攫われた幾数人の娘達を引き連れてだ。後方で待機していた君の部下達はさぞ驚いたことだろう。その功績として皇女様から恩賜の軍刀を賜った後は、軍を辞して、今では救った娘の家に世話になっていることもね」


 慥か藤島紗枝君といったかな――と紳士は言の端に婉曲な脅迫を忍ばせる。


「買い被り過ぎだ。私が館に入った時には皆勝手に死んでいただけだ。私は手柄だけを掠め取ったに過ぎない」


 それに私は本当に救いたかった妹を救えなかった。

 そんな者が賞賛されるなど、(すこぶ)る趣味の悪い冗談にしか聞こえない。


「坂ノ上君。現場を知らぬ僕が云うことでもないが、それは心得違いというものだ。君自身がどう思っていようと、君が酒呑童子を討った事と、お嬢さん達を救い出したのは君の功績だ。勿論それは尊い犠牲の上に成り立つことかもしれないが――だからと云って己を卑下する理由にはなりえない。その必要もない。犠牲者のことを思えば尚更だ。能ある鷹は爪隠すとは云うが、君は少々控え目に過ぎるな。――ああ、それと僕が知っているのはそれだけじゃない」


 紳士はそこで言葉を切った。

 演技染みた動作と表情で歩み寄る。


「僕は君が何故決死隊に志願したのか――そして何故軍医を買収してまで陸軍を去ってしまったのかも知っている。さて、ここで君に改めて提案があるのだ」


 熱の籠もった双眸が私を捉える。


「君の活躍できる格好の舞台を用意する。そこで、君は君だけの弔い合戦をすべきだ。必要な物があれば何でも云ってくれ。剣も銃も自動車も自動二輪も――すぐに揃えようじゃないか。素晴らしいことに、面倒事を揉み消す権限が僕にはある。獲物はこの東京中に犇き合っているのだから遠慮はいらない。僕と君の利害は一致しているはずだ。違うかい?」


 紳士は、私が乗ると信じて疑わぬ目をしている。

 女は、哀願するように私を上目遣いで見詰めている。


 私だけの弔い合戦か。


 ――いいだろう。


 その文句が決定打であった。


「頷く前に、ひとつ訊かせてくれ」

「なんだい? 月賦については――そうだな。百円ぐらいで納得してくれると嬉しいのだが」

「俸給の話じゃない。名前を聞いていない。既に知っているのだろうが坂ノ上龍臣だ」

「これは失敬。君を如何に勧誘するかに気を取られて名乗る事をすっかり失念していたよ。僕は後藤実篤(ごとうさねあつ)、内務省特務課の課長だよ」


 そして横にいる彼女が――と実篤は女を掌で示す。


「黒澤馨です。どうか、お願いします。私の代わりにとは云いません。私と一緒に戦ってください。どうしても、私は復讐せずにはいられないんです――」


 女は右手を差し出した。握手のつもりなのだろうが、私には救済を求めて縋る幼子の手にしか見えず――今この瞬間だけ、女の人形の如し貌と、妹の面影が重なって見えた。


     *     *     *

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― 新着の感想 ―
[一言] なるほど 主人公と馨さんはこういう出会だったのですね… ふたりとも寄り添ってるように見えたとしても、心の平穏はずっと来ないんでしょうね
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