一番偉い人!?
リオネ悪戯四個目
「今日は単純に落とし穴とかどうかな・・。けどあの人だし普通の落とし穴じゃ絶対引っかから
ないからな、何か一工夫加えようかな」
リオネはそれからライリーン宅の周辺、全て落とし穴にした。恐らく世界一規模が大きい落と
し穴だろう。
「よし、あとは呼ぶだけだな・・・・先生!!!」
泣き叫ぶような、悲鳴でライリーンを呼びつけた。
「・・・・」
「・・・・」
「・・・・・・・・・」
リオネの悲鳴から訳一時間経過
「あの人、まだかな」
「・・・・・・・・・・・」
二時間経過
「え?、先生居るよね?」
一方その頃リオネは
「ん、リオネがなんか呼んでるな? まいっか」
二度寝突入
「なんだ、客か」
中から現れたのは、歳は先生とさほど変わらなさそうだが厳かな雰囲気のある人だった。
「久しぶりだな、トリアード」
え、先生そんなラフな感じでいいの?
「誰かと思ったらライリーンか、しばらく見ない間に老けたな」
「うるせえな、それはお前もだろ」
何この久しぶりに会った旧友みたいな会話。偉い人じゃないの?。
「そっちの子は誰だ。娘か?」
「そんな訳ないだろ、先日私が魔法士として認めた奴だ。そういう訳で、色々と手続きしてお
いてくれ」
駄目だって、そんな偉い人の手を煩わせたら。絶対怒るって。私悪くないからね!!原因は
全部この頭のおかしな先生だから。
「ああ、わかった」
「え!!!!いいんですか!?」
やばい、予想外の返答がきて、大声出しちゃった。
「どうしたんだリオネ、急に大声出して、トリアードがそんなに怖いのか」
「すまないな、怖がらせるようことをしてしまって」
優しい!!顔は怖いのに。
「いえいえいえいえ、違います!!あの偉い人じゃないんですか?」
「地位としては、一応魔法士協会の代表という肩書ではあるが、私の信条は平等だからな、私
に可能な限りの頼みであるなら受け入れると決めている」
この人、かっこいい、どっかの感情むき出し魔法士とは違う。
「あっあのリオネと言います、よろしくお願いします!!」
「あぁ、よろしく、ライリーンの弟子とは思えないほど礼儀正しいじゃないか」
「騙されるなよトリアード、猫被っているだけで、本当は悪ガキだぞ」
余計なことを言いやがって。
「それはライリーンの影響を受けてしまったんだろうな、可哀そうに」
そうなんですよと、思いっきり頷きたいが、先生の視線が痛いので否定しよ。
「いえいえいえ、私が悪いだけで、先生は本当に素晴らしい魔法士ですよ」
先生が誇らしそうに頷いてる、腹立つ。
「師匠をたてるとは、いい弟子だなライリーン、師匠に不満があったらいつでも尋ねてくれば
いいぞ、私が対処してやるからな」
「毎日行きます!!!!」
「正直だな、リオネ君は、まあそれはそれとして、リオネ君、ライリーンに認められたって事
は実力は十分だろう。活躍を期待しているよ。魔法士は一見、自由度の高い職業に見えるが、
ノルマなどがあって厳しいと感じるだろう。だが、貢献した分だけ自分の元に色々な形となっ
て返ってくるから。挫けず頑張ってくれよ。」
ノルマって何だろう?まあ今は考えなくていいか。
「はい!!頑張ります」
「あと、リオネ君ソルシライトはどうする?」
「ソルシライトって何ですか?」
「ライリーンは何も教えてくれていないのか?」
「はい」
「全く、ライリーンらしいと言えばらしいが、まあいい私が教えよう。ソルシライトというの
は魔法と関係がある宝石でな、ソルシライトが魔法士としての証になるんだ。私とライリーン
の場合はイヤリングに加工して普段も身に着けている。まあそのまま持ち歩いてもいいし、私
達のように加工してもいい。どうする?」
へえー、魔法と関係のある宝石なんてあるんだ。
「私はネックレスに加工してもらっていいですか?」
「ネックレスだな、わかった、加工には数日かかるから、後日リオネ君の元に届けるよ」
「はい!!ありがとうございます」
「あとは、あれだな」
トリアードさんはそう言ってから、魔法で紙に文字を書き連ねていく。
「トリアードさん何してるんですか?」
「よし、書き終わった。リオネ君これを持って行きなさい。」
字が羅列されている一枚の紙を渡された。なんだろうこれ?
「これは新しく魔法士になった人への魔法士協会からのプレゼントと思ってくれ、この紙を持
って、マジック内の杖や箒の店に行くと、杖と箒を一つずつ無料で購入できるから。この後に
でも行ってくるといいさ」
「無料ですか!?」
魔法士が駆使する杖とか箒って実際に購入すると、かなりの値段だって聞いていたから。
「あー無料だ、新魔法士には頑張ってもらいたいからな」
「ありがとうございます!!」
何買おうかな、今から楽しみ!!
「ライリーンにはこれだ」
魔法使いたい