3/6
夜の歌
星のひかり
月のあかり
目を閉じたときにも灯ること
知っていたはず
変わらないはず
心の底のわたしの輝き
太古の歌に
巡り吹く風に
宿るもの還るものを聞いたこと
腕を広げて
髪に感じて
心に戻るわたしの煌めき
なみだも
よろこびも
空になったはずのわたしが
夜に歌う
それでも声には色がある
言葉に乗せる想いがある
幼さも
夢も
恥じずに笑う気高さがある
星のひかり
月のあかり
風吹く丘のいにしえの歌
巡り巡れど変わらずにある
わたしの輝き
わたしの煌めき