プロローグ
大賢者・・・・それは、魔法を学ぶ者たちの頂点であり、百年に一度生まれればいいとまで言われてる。このエバリー王国では、五百年ぶりに大賢者が誕生したと噂されている。その大賢者が今回の主人公ヴァン・ヴォルデである。しかし、彼は大賢者ということを隠蔽している。王国は必死に大賢者の行方を追っているそうだ。
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王国宮廷魔術師団長ハミル・ダンキーは、大賢者が生まれたことを確認したと発表したが、本人を見つけることはできなかった。ハミルは五百年ぶりの大賢者誕生により、国の魔法学は更にパワーアップすると信じている。そして、ハミルには幼き王クレイ・ヴォルデが、滅亡の道に走っていることも微かに感づいていた・・・
「クレイ王は、若さゆえに権力を自分の欲望のままに利用している。このままでは国は滅びの一途だ。アウシュ一刻も早く大賢者を見つけてきてほしい」
「分かりました。団長」
ハミルの部下アウシュもまた動くのであった。
この国には絶対実力主義というルールがある。この国は魔法学を学ぶ者たちの実力を表す階級が存在する。この国には、代々言い伝えがある。それもそのうち知ることができると思う。
エリバー王国の危機は今後どのように動き、どのような事件が発生するということはまだ誰も知らない・・・・・
前作ワークス・ヴォルデが活躍してから千年後の世界のお話です。
一話から本格的に物語はスタートするのでお楽しみに!!
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