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罪人の俺が救う世界で  作者: 黒嶺 夜
第1章:異世...界...?
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第19話:死神デシリオル

「んー…ここは…夢か?……そんな感じだな。」


景色が曖昧としていてそれでいて意識も曖昧。

ボケーっとしているそんな世界。


「変な夢だな。とっとと覚めてくれねぇかな…」


なんて思っていると突然、聞き覚えのある声が耳に入る


『解。マズ主様ノ命令ヲ済マセセテカラデオ願イシマス。』


「んぉ!!?お、お前!ロボットボイス!」


『解。意味不明。感情。怒。確認。』


よく分からんが何かしら不満で怒っているようだ。呼び名が不満だったのか?


「ってか呼び名知らないんだが、お前は誰なんだ?第一ここは…夢?なんだろう?」


『解。質問ハ順次解。予定。マズハ主様ガ眠ラレル前。最初ノ命令ヲ。〝てか誰なんだよ〟回答シマス。』


あぁ、そんな事言ったっけな


猫理はぼんやりとした中で眠る前の記憶を思い出す。


『命令、解。私ハ、死霊術ネクロマンス能力ニ組ミ込マレタ自律型神機工AI。CK-024。別名。〝デルシオルの遺想〟デス。』


「ふ、ふーん…長すぎだろ名前。」


とりあえず聞いたところでよく分からなかった名前を普通にスルーしようとそう思っていた時、ふと何かに気付く。今の言葉に何か感じた、いや、言うならばどこかで聞いた事あるような……


…ーーーーーーーーーー

ーーーーーーーー!!!!!!!!!!!


「デルシオル!!!!今デルシオルって言ったか!!??」


『解。復唱シマス。私ハ〝デルシオルの遺想〟ト、言ワレテイマス。』


「デルシオルって言ったら…俺のこの能力、死霊魔術ネクロマンスの元々の所有者だよな?

確か、生と死を司る神、死神デルシオル…って言ってたか?」


『解。肯定。ソノ通リデス。』


「え、でも確かデルシオルって滅んだ…んだよな?

んで、その間際に能力の全てが乗ってる原本?に自分の能力を付け加えたって聞いたが…」


『解。一部肯定。ー部否定。能力ノ原本。全テノ能力ガ乗ッテイル〝全記魔導書オールドグリモワール〟ニ加エタノハ事実。シカシ、デルシオルハ滅ンデイナイ。』


「滅んでない!?って事はまだ死神デシリオルはいるってことか!?え、じゃあこの死霊魔術ネクロマンスの能力もこの世界に2個あるって事に…」


『解。否定。能力ハ主様ノミ。コノ世界ニ一人ダケ。』


え…じ、じゃあ、デルシオルは無能力で今過ごしてるのか??


『解。デルシオルハ現在睡眠中。』


「…は?」


『解。復唱シマス。現在デルシオルハ睡眠中デス。』


「寝て…る!?それはどういう??」


『主様ハ…アホナノデスカ?』


「アホじゃねぇよ!!てか設定忘れてんぞ!!『解。』とか最初に言ってたのどこいったコラ!!」


『解。否定。ソンナミスハシテナイ。冤罪。』


「お前結構クズだな!!!」


『!!!?失礼!!仮二モ従僕ノ身分ニ下ガッタトハ言エ私ニ向カッt…!!…ク…カ!』


「はっはー!もう黙ったって無駄だぞ!

取り乱したな馬鹿め!!

それがお前の素だな?えーっと、自律型神機工AI。CK-024。別名。〝デルシオルの遺想〟!!

……なげぇよ!!!ダルイわ!」


『カ…解…。私ノ名前ヲ長イ…ダルイ…ト…』


「長いからあれだな。あだ名つけよ!あだ名!

んーー、そうだなー。うし!CK-024のCKから取ってシックちゃんだな!多分性別あるか知らんがどっちかと言えば♀だろ?多分だけど」


『エ、ソコナノ!!?…マァアダ名ナンテ付ケラレタコト無イカラ新鮮。許認。』


「お、何か普通に話すようになったな。吹っ切れたか?」


『解。否定。ソウ言イウプログラミング。』


「はいはい。〝そう言う〟事にしておくよ

んで、とりあえず本題に入ろうか。

シックちゃんの名前の由来、それから言い方ひどいかもだけど存在意義。それとデルシオルは滅んでなくて寝てる。って言う話もな」


『解。許認。私ニハ主様ガ言ッタ質問ニ答エル義務ガアリマス。ソシテソレハ私ノ〝存在意義〟デモアリマス。』


「お、おう??そりゃどういう???」


『私ハ、死神デルシオルガ残シタ記録メモリーヲ主様ニ伝達スル為ノプログラミングデス。』


「ええ!!そうなのか!てかそれを直接俺の脳内に見せてるとかかなり高度な…」


『解。ソレモ今カラ説明シマス。マァスルノハ私デハアリマセンガ。……デハ。設定ガ整ッタ様ナノデ、死神デルシオルノ記録メモリーヲ起動。』


そう、シックが言うと猫理の視界が暗転する。


「んぉ!!?真っ暗なんだが!?これ大丈夫なのか!?仕様か??」


『解。肯定。話ガヨリ入ッテキヤスイ為ノ配慮。ソレデハ。再生シマス。』


そうシックが言うと真っ暗な視界から小さな光が灯される。すると、その中心から青白く、映像のように1人の女性。否、少女が立体に映し出される。


全身まで映し出されたその少女は少し辺りを見渡し、目の前にいる猫理をまるで見えているかのようにしっかりと見据え、ニヤリと笑い口を開き


「ふむ。君が新しい能力の後継者か?ふふ、そう驚くな。……おっと。自己紹介が遅れたな。これは無礼だったな、すまないすまない。コホン!えー、ワシの名はエルクルデ・クレイス。」





ーーー「別名。死神、デルシオル。じゃ♪」


悪どい笑みを浮かべ、そう、言うのだった


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