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ロッテ高校不良浪漫奇譚  作者: 藤山悠樹
VS生徒会編
3/11

弐・物語の歯車


ロッテ高校。生徒会室。



ぎらりと目を光らせる者が、2人。

1人は高そうな椅子に座り、1人はその横に立っている。心なしか息が荒い。それとは別に、ソファーに姿勢よく座っている者が。



「はあ……」


「また、“アレ”のことでござるか?」


「ああ」




椅子に座っている者__生徒会長である花園はなぞのフルーチェ__が溜息を漏らすと、横に立っている者は悶え、代わりにソファーに座っている者__数少ないツッコミである向田むこうだシリアル__が尋ねる。



「“アレ”は早急に取り除かなければなるまい。口ではああ言っているが、裏でどんなことをしているのか……」


「書類も、どこまでが本当かわからないでござるし」


「フルーチェさん!こんな【ピー】にフルーチェさんの手を煩わせる必要なんてないって!私がころっと殺ってくるから!!」



※今、この物語の上で言ってはいけない言葉を発したため、一部隠させて頂きました。



「察すでござるよマーブル。校内で死傷者が出れば我々の責任になる」


「……ということは校外であればころっと殺っちゃっていいってこと?」



ソファーに座っている者の言葉に、横に立っている者___ヤンデレ担当である花園はなぞのマーブル___が反撃を喰らわす。思わぬ反撃を喰らったシリアルは目をパチパチと瞬かせていた。それを肯定するの意と捉えたのかみるみるうちにマーブルの顔に笑顔が広がる。



「そうだよね!じゃあ早速果たし状書いてくる!!」


「あっ、おいマーブル!」



暴走するマーブルを止めようとするシリアルを、フルーチェが片手で制する。



「準備をしろ」


「へ?」


「……いいじゃないか。決闘」



フルーチェの言葉にポカンとするシリアル。だが、流石常識人、すぐさまどこかに電話をかけはじめた。










「物語の歯車は、登場人物を乗せ、“加速”する」



「“終焉”に向かって」

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