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剣ト魔法トチートノ冒険録  作者: のびよ君
剣術大会編
6/38

一話 色々あったのです


「ぜやぁぃ!」


「はああっ!」



 晴れた昼間に響く、俺とミカヤのか掛け声。現在モルドレッド先生の下で剣術の技を磨いている俺達二人である。俺達は共に12歳。職に就く15歳までモルドレッド先生の下で指導を受けて立派な剣士になるための修行中である。


 

 何故ミカヤまで修行しているかって?それは二年前、あの山賊達を撃退した後の事である。



☆☆☆☆2年前♪ッ☆☆☆☆



 まずは山賊を撃退し、俺は村のみんなから称えられて英雄気分を俺は味わった。そしてそこから数日間、村の修復が行われて(ちなみに俺がチートで壊したあたりは俺が一人で修復することになり地獄のようだった。)それがひと段落したあたり、そこが重要なのだ。色々あったのだ。


 まずはモルドレッド先生に俺のチート能力に対して色々と質問をされた。その技はなんなのか?や知ってる限りその技の性質を話してくれみたいな質問だった。


 

 もちろん答えられないものは無理ッ!と答えた。その辺をあまり深く聞いて来ないのが、モルドレッド先生の良い所だ。そして、修行中には使っちゃダメだよ?と言われて約束を交わした。先生だったらきっと良い教師になるよこの人に対してまたそんな事を思った。



 そして次にミカヤが来て、「弟子入りさせてくださいっ!」と言ったのだ。ミカヤ曰く、自分の命を張ってでも他人を守ろうとする。それはどんな事より素晴らしいと知りましたっ!だから、わたしも貴方のもとで経験を積んで、そんな立派な人間になりたいですっ!との事らしい。確かにミカヤは人質だったと言うだけあってその気持ちが強いのだろう。助けたの俺だけどね!と思いながら聞いていた。


 あとは山賊達の事だが、あれはもうちょっとマズい事になっているのだ。いや、ちょっと所ではなくかなりだ。ヤバいのだ。


 

 ☆回想終了♪ッ☆



 過去の思い出しはここまでにして俺は木曲刀を構える。弟子入り当初、俺はアニメの主人公とかが持ってるような直刃直剣ロングソード(木)を使っていたが、重くて使えたもんじゃない。俺にはムリですっ!と言った所で渡されたのがこの木曲刀だ軽く、振りやすい。更に、上手く使えばブーメランみたいに使用できるのでこの剣を使う事にしたのだ。


「はぁっ!」


 ミカヤの掛け声と共に上段振り下ろし打ちを剣を右へ避け、一度ミカヤから距離をとるためにバックステップを踏んで胴に抉り込むように腰を屈めて突進する。


「でやっ!」


 ミカヤに対しての脇腹打ちを狙い、曲刀を振るう。ミカヤは上段振り下ろし打ちをした後なので咄嗟には反応できない。一本貰った!と俺は心のなかでガッツポーズを決める。が


「セイッ!」



「あべしっ!」



 ばちーん!とミカヤの左斜め打ち上げが俺の顔面左半分に思いっきり直撃した。



「そ、そこまで」



 多少声が詰まったモルドレッド先生の声が聞こえる。するとミカヤが俺の方に近づいて来て。


「だ、大丈夫!?結構思いっきり入っちゃったけど・・・。」



「・・・だいじょ・・グフッ!」


 とりあえず強がろうと思ったが、口の中が切れてるので痛すぎてムリだった。



「ハッハッハ!シュラ坊はまだまだ甘いなぁ。曲刀は軽くて振りやすい代わりに重さが足りないんだよ。だからもうちょっと工夫して戦わないといけないな。あと、ミカヤちゃんはさすがだね扱いの難しいロングソードをすっかりと使いこなせているし、反応速度が素晴らしいね。」



「ありがとうございます!」



「さて、今日はここまでだな。また明日だ。解散!」





 さて、何をするかな。と俺は考える。ミカヤは家の手伝いらしいが、俺は今日は家の仕事が無いため、暇人!なのだ。ちなみにウチは鍛冶屋さんである。まあ、鍛冶屋さんと言っても、包丁くらいしか研ぐものは無いが、親父マイファザーは剣も遂げるらしく、モルドレット先生はたまに研いでもらったりしているらしく、大好評だ。しかし、暇なのでとりあえず、家に帰ってゴロゴロしながら何をするか考えるとしよう。


「ただいまー」


 と言って家のドアを開けて入ろうとしたとき、親父マイファザーに呼び止められた。俺に何かが届いているらしい。そして俺はそれを受け取った。封筒だ。シュラハルト様へと書いてある。



 俺は手紙の中身を見るよりも何故手紙が届いたのかが気になった。だっておかしいだろう。俺はこの世界に来てからこの村から出た事がないのだ。しかし、手紙が届いた。手紙が届くと言う事は多分この村の外から来たのであろう。しかし、村の外に知り合いなんていない。うーん・・・としばらく俺は考え込むが、悩んでいても仕方がない。開けてしまおう。と封筒をビリッと破き、中に入っていた紙を取り出す。なんだか高級そうな紙だ。


「さて、なんの手紙なんだ?」



 そう言いながら折られていた紙を広げていく。そして



「・・・なぬっ!」


  

 そこに書いてあったのはそう俺が望んでいた事。




        




        シュラハルト様  クァーリア剣術大会へのご招待




 


 

 


 

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