序章 はい、死んだーっ
何しようかなーって考えてたどり着いた先がオリジナルの転生モノですね、別にオリジナルなら転生必要ねーじゃんって思うかもしれませんが、その辺はツッコまないでほしいです。特に意味もありませんが。
文章力の方はかなり未熟ですが、どんどん書いてアップさせていこうと思っています。
――― いやーっ死んだねーっ!ホントに、悲しくなんかないさ、後悔なんかしてない、してないよ我が人生に悔い無しっ!、なんてねハッハッハ、あーでも残念な事はあるかな?やっぱり男なら誰でもやりたがる死亡フラグ⇒死!ができなかった事だな。やってみたかったなー。でもアレだ、ビックリだな。学校から帰る途中に後ろから襲われてグサッ!だもの。学校で通り魔に注意!ていプリント貰ってたからちゃんと気をつけなきゃっ!と警戒して帰ったのにグサッ!だよ。笑っちゃうよね?ハッハッハッ、でも死んだはいいけど向こうはどうなってんだろ?俺の死体は発見されたかな?今は俺の死体の周りにパトカーが集まったりしてな野次馬てんこ盛りか、あー見たいなー自分が死んだら周りの人どんな反応するんだろう。まー、親とかは俺より先に死んじゃって一人暮らしなわけだから、周りの人って言ってもあんまりいないんだけどね。さて、死んで色々考えてみたはいいけど俺これからどうなっちゃうワケよ?天国行きかな、だろうな。うん。悪いことそんなにしてないもん。やったとしたら友達のコーラを全力でシェイクしてロケットばりに飛ばしたくらいだ。地獄はないよきっとな。でも飛ばされたコーラの恨みを思い知れっとか言われて「ひたすらロケットみたいに飛ぶ地獄」とかに行かされるかもなでもそれはそれで楽しそうだな。おおっ!考えたらなんか行きたくなったーっ!―――
「全く、なんと言う思考回路じゃ、それが死者の考える事か?お主のような愉快な脳みそを持ったものは決していないぞ」
自分の体も見えないような意味の分からん真っ暗な空間の中どこからともなく声が聞こえた。可愛らしい声だった。と言うか道考えても女の子の声だ。あー、冥界の神様ってヤツかと俺は適当に考えてみる。
「冥界の神様ですかぃっ!?」
とりあえず口に出してみる。思ったら、マズい事でもない限り口に出してみるそれが俺と言う人間だ。
「ぬっ!?何故分かった!?此処に来て我輩の声を聞いた者は大抵は誰だっ!と口にするぞ!?」
「大抵ってどのくらいよ?」
「うーむ・・・79.8%くらいかのう」
「微妙だな」
「微妙なのか」
「微妙だなぇ」
「そうなのか・・・・まぁそれは置いておいてだな、お主に今後の事を話したいのだが」
「おっ、それ気になってた!聞きたい聞きたいっ!」
待ってましたっ!と言わんばかりにその話題に食いつく俺。冥界の神様の顔が見えないから分からないからどうかは微妙だが。えぇっ!?とか言ってるあたり、割と引いてると思う。そんなに食いつきようがすごいのか俺は。
「多少、引いてるね?」
「ぬうっ!?何故分かった!?」
やっぱり、とりあえず口に出す俺。それにしても神様、えぇっ!?とか言っておいて何故分かった!?はおかしいぞ。
「まぁ、多少はな。引いたぞ。こんなに食いつく者などいないからな。では、本題に移るぞっ。まずは基本死んで、大した罪も無い者には転生を行ってもらう。」
「・・・テンセイって?」
別に分からないワケではない。しかし、つい聞き返してしまったパターンだ。転生ちはアレだろう。よく小説とかの二次創作で主人公死んで原作の世界へGO!みたいなアレだろう。マジであったんだ。と内心で俺は驚いている。
「転生とはだな、まぁ新しく生まれ変わる事だな。人生やり直しというやつだ。」
「ふむ、なるほどっ!で、どこに転生させてもらえるんでしょうかっ!?」
割と期待して聞く俺、別に何処でもいいができれば刺激的な所に行かせてが欲しいなーっ!と期待してる。
「うむ、オススメは剣と魔法の世界じゃなっ」
「あ、じゃあソコで」
「早いわっ!!」
なんか響き的に良かったので即答してみたらツッコミが返って来たのだった。
「まぁ、お主がソコでいいならいいだろう。で、能力はどうするんじゃ?」
「能力っ!?能力まで貰えるのかっ!?やべぇっ!テンション上がってきたっ!」
能力が貰える。と聞いた瞬間、俺はテンションがこの上無く上がった。能力と言ったらもはや男のロマンだろう。貰ったら能力だけ持ち帰って友人に見せびらかしたいくらいだ。
「うむ、で、何が良い?」
「チートでっ!」
「即答かっ!まぁ、良い。チートだな。じゃあ、適当にクジを引くとしよう」
「クジなのかっ!」
ガラに合わずツッコんでしまった。しょうがないか。能力クジ引いて決めるんだもん。と誰に語り掛けてるんだろう。と疑問になるような心の声になる。
「むっ!出たぞっ」
「おっ!なんですかぃっ!?」
「・・・・・うわぁ」
「どうしましたぃっ!!?」
「まぁ・・いいか」
「何があったんですかぃっ!?」
「では、発表するぞ!」
「わーい!」
さて、何かなー?と気持ちが高ぶるオレ。多分、人生最大のワクワクであろう。(死んでるけどね☆)
「自分から半径30cm以内が自分のゾーンになる」
「Oh・・・・」
思わず変な声が出てしまった。だってねぇ、さすがの俺でも引いたよ?半径30cmって制限されてるからいいけど、ビックリだなその能力。
「確認しますけど、それって半径30cm以内にいる相手に向かって吹っ飛べ!とか言うと吹っ飛んだりするんですよねぃ!?」
「そのようなものだがちゃんと決まった呪文があるからソレを言わないとダメだぞ。」
「呪文ってどんな?」
「我の領域に立ち入ったら〇〇・・・みたいな感じで言わないと発動しないから気を付けた方が良いぞ。」
一人称が我ってあたりが中二っぽいなー、とか思う俺に一つの考えがよぎる。剣と魔法の世界ブチ壊しやんその能力!と。超空気読めない能力じゃないですかっ!と。
「あともう一つじゃが、他の転生者と会う事があるかもしれないと思うから言っておくが、あまり現実世界の話はしない方がいいぞ」
「なんでですかぃ?」
「雰囲気壊すからに決まっているじゃろう」
「ナルホド。」
「さぁ、コレで説明は終わりじゃが、何かあるか?」
「んー、あるっちゃあるますよぃ」
「なんじゃ?言ってみると良い」
「此処がヤケに暗いせいで周りが見えないんだけど。せめて自分の姿だけは見ておきたいなっと思いましてですねぃ」
「なるほど、転生したら自分の姿は変わって元の姿は二度と拝めないワケじゃからのう。」
「そう言う事です」
「しかし、やめた方がいい。ズタズタだ。」
「ェエッ!?」
「お主は今死体のままここに来てるのじゃ。で、お主は刺されて死んだ。しかも割とグロく刺されたじゃろう。気づいてないと思うが。まぁ、お主がそこまでグロ映像を見たいならいいが」
「・・いえ、え、遠慮しときまっせぃ」
「そうか、では。新たなる世界での健闘を祈っておるぞ」
「最後に神様に一言っ」
「なんじゃ?」
「声可愛いよっ!」
なんとなく言ってみたらブッ!と何かを吹き出した神様。
「くっ!お主のせいで集中が途切れたではないかっ!」
「スイマセンねぃ」
「まぁ、良い!良いよもう!それでは言って来るといい!」
多少キャラの崩れた神様の言葉と同時に俺の視界をただただ真っ白な光が包んだ。