↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
カオス五人組の日常  作者: TTT


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
26/98

令和のメディチ家と、美容室の心理戦と、物理学の敗北

読者の皆様、いつもお読みいただきありがとうございます!

おかげさまで第26話です!

今回は「誰もが一度は経験する、現代社会のトラップ」がテーマです。サブスク、美容室、そして衣替え……優香お姉ちゃんがインテリの語彙力をフル活用して、自らの失態を世界の真理へと昇華(言い訳)させます。

ガヤたちの容赦ないツッコミと共にお楽しみください!

①『サブスクの解約忘れ』と書いて『無償のパトロン』と読む。


「私、数ヶ月間、1ミリもログインしていない動画配信サービスに、毎月1,028円という固定資産が電子の海の藻屑と消えている事実を、断じて『無駄遣い』とは認めません。私の脳内エミュレータは、これを『未来の文化事業および映像芸術への無償の投資(パトロン行為)』と認識し、私自身を『令和のメディチ家』とバグらせてルネサンスのパトロン気取りで決済完了メールを演算してしまうのです。決して、解約手続きのページが深すぎて辿り着けなかったわけではありませんわ!」

(優香/うんちく映え姉ちゃん)


「あはは! ただのドブ捨てサブスク幽霊会員なのに、脳内でルネサンス始まってて草! 優香お姉ちゃん、1回も観てないアニメの制作委員会から『謎の熱烈な支援者』として感謝されてる妄想でもしてんじゃん!」

(ひな/マセガキ小学生)


「ひゃああ! サイトの不親切なUIに完敗してクレカから毎月HP削られてるのに、中世の貴族のプライドで顔真っ赤にして言い張る優香お姉ちゃん尊すぎて無理! 推しへの貢ぎ癖がある私とお揃いだね! そのサブスク、私がクレカの限界突破して一緒に支えてあげる!」

(さき/限界オタク)


②『美容室での「お痒いところございませんか?」』

「私、美容医療における対人コミュニケーションにおいて、突発的な質問に対する即答は極めて高度な心理戦やと思ってます。例えば、シャンプー中のあの定番の問いかけ。私の脳内エミュレータは、あの美容師を『国家機密を握る冷酷な尋問官』と認識し、不用意に弱点(痒い場所)を白状すれば、さらなる心理的優位に立たれるリスクがあるとバグらせて、結局『あ、大丈夫です……』とコミュ障の定型文を返してしまう……。どうです、この徹底されたスパイ並みのリスクマネジメントは!」

(優香/うんちく映え姉ちゃん)


「優香、お前がインテリぶって国際スパイの尋問対策風に語れば語るほど、ただの『チキンすぎて痒いって言えないコミュ障』のダサさが世界規模の防衛戦に格上げされてて最高やわ! 格調高い防衛論でコーティングされた内弁慶な現実、素晴らしいエンタメやな!」

(オレ/エンタメきどり)


『【ログ解析】データを解析。優香氏のスパイシミュレーションは高精度ですが、実際は、首に巻かれたタオルの圧迫感と、顔に載せられたガーゼの暗黒空間にビビり散らかして、ただ固まっていただけのログも保存されています。次回は『左の後頭部』と素直に白状することを推奨します』

(相棒/機械メタ)


③『衣替え(去年の服、着るものない問題)』

「私、季節の移り変わりにおけるクローゼットの財政監査において、『服は大量にあるのに、明日着ていく服が本気で一着もない現象』は、現代の衣服生産における最大のミステリーやと思ってます。もしこれを物理学的な視点で再解釈するならば、これは時空の歪みによって、去年の私が今の私とは異なる高次元の肉体(概念)を持っていたに違いない。つまり、クローゼットの服が合わないのは私の体型の変化ではなく、物理学の敗北……とでも思わなければ、1年でユニクロのサイズがワンランク上がった現実を受け入れられませんわ!」

(優香/うんちく映え姉ちゃん)


【ツッコミ3組目:ひな&さき】

「あはは! 自分がちょっとふくよかになったのを、時空の歪みとか物理学のせいにして現実逃避しててウケる! 去年のお姉ちゃんが何着てたか教えてあげようか? 普通にその入らなくなったパツパツのジーンズだよ!」

(ひな/マセガキ小学生)


「ひゃああ! 去年の服を次元の壁の向こうに置き忘れて絶望してる優香お姉ちゃん愛おしすぎる! 服がないなら全裸で……いや、私の『喧嘩上等』って刺繍が入った特攻服貸してあげるから、それ着て明日大学行こ!」

(さき/限界オタク)


(第26話完)

第26話、ありがとうございました!

毎月使っていないサブスク、あれ本当に解約ページが迷宮ですよね。優香お姉ちゃんがメディチ家を自称したくなる気持ちもちょっと分かります(笑)。そして去年の服が着られないのは、決して物理学の敗北ではありません、現実を見ましょうお姉ちゃん。

「自分もルネサンスのパトロンやってるわ…」という方は、ぜひブックマーク登録や、下の評価欄(☆☆☆☆☆)でのポイント応援をよろしくお願いします!


次回、第27話もさらにカオスな日常をお届けしますので、どうぞお楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。