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2026年 自衛軍 各戦えり  作者: ハイド氏
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転生 自衛軍?

彼は何を思うのか 転生した世界はこれまでの日本とは異なる歴史を持つ国だった。



 それは見るのもすべてが新鮮だった。現世日本(にっぽん)より転生した飯崎健斗(いいざきけんと)(25)は前世2021年3月16日から自衛隊が【自衛軍】へと昇格している2020年5月11日の自宅アパートにいた。

いつも通りテレビを付け少しボーっとしてニュースを見ながら朝食を食べていると妙なことをキャスターが口にしている。


『今日は【自衛軍特集】です。自衛隊が自衛軍に昇格したのは四年前の2016年3月27日。当時の【小木内閣】が歴史的な憲法改正を行い2015年9月13日可決。その一か月前に行われた国民投票で国民の総意によって自衛軍が誕生したわけです。とりわけ主力である陸上自衛軍は……』


この報道は衝撃的だった。


「はぁぁぁぁぁ?、自衛軍?今日ってエイプリルフールでもあるまいし」


もっと驚きなりがその【自衛軍】とやらに入隊していたことだった。転生前はJILというIT企業に勤めていたが何の因果か軍に在籍していた。


「何ぼーっとしているんですか 会社(兵舎)の中ですよ!!」


木村という女性自衛官が飯崎に話しかけてきたのだ。


「俺ってここでいいんだよな」

「何言っているんですか? 昨日頭を打ってボケちゃいましたか 角田2佐と佐伯3佐も見ておられますよ」


気が付くと陸上自衛軍の兵舎にいた。



陸上自衛軍・海上自衛軍・航空自衛軍 そして、【統合作戦群】これは三自衛軍から抽出された共同作戦部隊であり米軍の特殊作戦群(それ)とは異なり特殊任務作戦群と宇宙作戦群そしてサイバー防衛群からなり

特殊任務作戦群は米軍の特殊作戦群に似ており特殊作戦群、第一空挺団、水陸機動団からなり

宇宙作戦群は宇宙空間監視任務つまり敵対的国家の人工衛星の追跡やスペースデブリの追跡などが主な任務。近頃、宇宙船で高高度強襲する高高度降下部隊まで編制しつつある。

サイバー防衛群は名の通りサイバー空間の監視サイバー攻撃に対する監視と対処主とした部隊である。


 訓練また訓練の日々……気付けば月日は流れいつしか2026年になっていた。


所属も変わり統合作戦群に転属になり同作戦群の中核である水陸機動団に配属となっていた。


水陸機動団とは陸上自衛軍の中でも精鋭部隊の事で水陸両用作戦に特化した部隊であり水陸機動三個連隊を中核に本部中隊、偵察中隊、上陸戦闘大隊、特科中隊、施設中隊、通信中隊等の部隊を保有する猛者の集団だ。装備はAAV7を始め軽装甲機動車、高機動車、中距離多目的誘導弾、73式大型トラック、73式中型トラック、73式小型トラック、CRRC ラバーボート、120mm迫撃砲、81mm迫撃砲、60mm迫撃砲、84mm無反動砲、M240B機関銃、20式小銃、5.56mm機関銃MINIMI、そしてM24対人狙撃ライフルなど備えた有力な戦力を有する部隊だ。

有事にあっては海上はLCACやおおすみ型輸送艦や各種輸送艦にて輸送し空はC-130やC-2輸送機で輸送または強襲時MV-22オスプレイにて強襲しヘリはCH-47チヌークやUH-60JAやUH-1などを用いて上陸する。 


飯崎は偵察中隊に配属され日々激しい訓練に勤しんでいた。



 【長崎県 対馬】


現地の警戒部隊である対馬警備隊(つしまけいびたい)と共に訓練を行っていた。彼ら警備隊はいわゆる山岳歩兵であり国境警備の最前線にいる。水陸機動団(水機)と対馬警備隊は似通った性質を持つ特殊な訓練を積んでいる部隊であり例えばレンジャー資格を持っている者がほとんどである。






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