美少女のヘルプ!
異世界と言えばあれである。
最初のイベント。
「や、やめてください!」
「グヘへ、いいから俺たちと遊ぼうぜ!」
「変なことしないからさぁ~ ww」
これだ。
美少女を助けて惚れられる。
異世界はまずこれから始まる。
てかこれが全てと言っていい。
どうせこの手の大半は作者が人生でモテたことがないから主人公を自分と重ねているだけだと思っ――っと話が脱線した。
まぁ、作者がどう思ってこのイベントを発生させているかは知らないがキャラには関係ない。
ありがたくこの機会に彼女をつくらせてもらおう。
「やめろ!」
そして俺は絡んでいた男たちを一掃した。
「「お、覚えてろよぉぉ~~」」
男たちは逃げていった。
「あ、ありがとうございます!
・・・お強いのですね//」
はい、惚れられました!
さぁ、これからが、
「あの、私――」
俺のモテキだぜ!
「――ブスリーネと申します!」
・・・
・・・
・・・
「めっちゃブスじゃねぇぇぇぇか!!!!」
完
そもそも女性が襲われていること自体そんなに出会わないし、それを助けに入れる人間は少ないし、その助けた女性が自分のタイプだったという偶然は滅多にない。
異世界は夢がいっぱいだっていう話なのさ!