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異世界に前世の記憶を!

 ある日のこと、俺は異世界に来ることになった。

 理由は単純に死んだからだ。

 と言っても、特に不満はない。

 異世界もののラノベを多く読んでいたので憧れもあったしな!


「異世界に行く前に、何か希望はありますか?」


 俺の前にいる女神さまが言った。

 この女神さまが異世界に転生させてくれるらしいのだ。


(希望かぁ・・・)


 チート能力をもらう?

 いや、それだとつまらない。

 ゲームを起動したら、いきなりレベルMAX状態ですべての攻撃を無効化して、どんな敵も一撃で倒せるようになっているようなものだ。


 ならばスマホを持っていくか?

 いや、あれはもう他の作品でやってたわ。


 となると・・・あれだな。


「前世の記憶をそのまま引き継いでください!」


 レベルは地道に上げていけばいい。

 一番困るのはお金だ。

 だが、いきなり大金をもらっても、それはやはりつまらない。

 ならば前世の記憶を引継ぎ、その中から使えそうなものを商品化したりすれば儲けることができる。


(異世界はだいたい科学力・文明力が低いのが相場だからな!)


「わかりました。では前世の記憶を残したまま転生させますね!」


 よい人生を!

 女神さまがそう行った後、俺は光に包まれた。




 ***




 目が覚めると、そこは草原だった。

 どうやら転生は成功の用だ。


 さぁ、ここから異世界ライフを堪能してやるぜ!











 ・・・・・・・・


「へぇ~、"コタツ"ねぇ。

 面白いな!」


「だろ!」


「で、どうやって作るんだ?」


「・・・え?」



 ・・・・・・・


「"アイスクリーム"?

 おいしそうね!」


「でしょ!」


「で、どうやって作るの?」


「・・・(´・ω・`)」





 ・・・・・・・

 ・・・・・

 ・・・

 ・






 う~ん・・・。


 いやぁ、、、、あれだね?



「もっと、、、勉強しておけばよかったなぁ。。。」






 "知っている"だけでは意味はない。大事なのは、"理解する"ことである。



 そんなことが頭に浮かんだ俺である。








                   完

異世界にスマホを持っていくことは、とても理に適っている。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 1話で王道、2と3話でそんなうまくいくわけねぇよ、からの4話の流れは、とても面白いと感じました。話の主観が同じかはわかりませんが、流れ的には、 その1.今までの話を活かしてうまく乗り越える…
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