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女生徒  作者: ひらけるい
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二十三

私はもう一度、数学と向き合うことにしました。

補習授業もきちんと受けて、終わったら少しでも疑問に思ったことを源城先生に問いに行きます。


自宅でも小学生の算数からやり直しました。


その復習の中で、源城先生の言った通り、私は知らないことが多すぎたことが分かりました。


分かったつもりで、でも解けなくて、分かってないことが分からなくなって、知らないことになった。


勉強の合間にノートのそばに置いた源城先生のとっくに洗濯してアイロンをかけたハンカチを見ます。


解けない問題に頭が混乱しそうになる時、そのハンカチを見ると少し冷静になれるのです。


ハンカチを返せないまま、もう夏休みが終わろうとしていました。


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