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女生徒  作者: ひらけるい
20/24

二十

補習授業は私を入れて十数名の生徒が参加していました。

源城先生の授業はいつもより一つの説明に時間をかけています。

私たちに絶対理解させようとしている、とひしひし伝わってきます。

あたりまえでしょうが、少しくどい気もしました。

教室内はクーラーがきいていてなんだか眠くなってきました。

数字とアルファベットの式がぼやけます。

「綿貫さん、どうですか?」

源城先生の声が上から降ってきました。

「っ!あ、はい……」

不意を突かれて私は思わず源城先生を見上げます。

源城先生も驚いたように一瞬、目を見開いて私を見下ろしていました。

「……」

「……」

なんでしょうか、この不自然な沈黙は。

お互いなぜか目を逸らせずに固まってしまいました。


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