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散歩  作者: M10(えむてん)
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第一歩

その日、私は散歩に出かけた。

理由は現実逃避。

今の生活がとても苦しくて、逃げたくて。

とにかく遠いところまで行こうと思った。


荷物は財布とスマートフォン、音楽プレーヤーだけだ。

とりあえず家を出る。時間は夜の9時。

どこに行こうか。


とりあえず近所の本屋を目指すことにした。

本屋は夜遅くまでやっているから今の時間に行っても問題ないはずだ。

そうして歩き出した。

ほどなくして本屋に到着したが、残念ながら本屋は棚卸で閉店しており入れなかった。


本屋にも着いてしまい、次の目的地も考えてなかった。

とにかくつらい現実から逃げたい私は、今までに行ったことのないところに向かってそのまま戻りたいと思わなかった。そこで通ったことのない道に沿って歩くことにした。


音楽を聴きながら見たことのない道を歩く。

ドラマチックには程遠いがBGMもあるしちょっとした探検気分だ。

住宅地の道路を進んでいくと、何匹か猫を見かけた。

いつも猫に出会うと警戒されて逃げられてしまうから今回も逃げられると思った。

しかしながら猫は動かない。とてもおとなしく立っているその姿は私から見てとても新鮮だった。

だからと言って触ることはしない。逃げられるかもしれないし、何より私は猫アレルギーなのだから。


細い道を抜けると知っている道路に出た。

ただよく通る道路というわけではなく、よほどの用事がない限り通らない道だ。

いつも移動する時は自転車に乗っているから今日みたいにゆっくり景色が進んでいくと時間の進みも遅く感じる。

その道路をただただ歩き、終わりに見えたのは大きな川だった。

今度はこの川に沿って歩いてみるか。

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